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JEC、Japan Enduro Championshipって知ってますか? MFJ全日本エンデューロ選手権のことです。
このKRAZyではあまりなじみがないかもしれませんが、MOTO1以上に人気のあるエンデユーロ競技なんです。
そのJECに、MOTO1の#2ヤッシーこと松本康選手(Agip Husqvarna with CORSA SPORT CHAO)が挑戦しました。トップクラスのアスリートほど自分のジャンルにこだわる必要があったりするけど、このヤッシー選手のスタンスは自由でOPENだな〜と思いました。
場所は九州熊本の山都、5月15日〜16日の2日間。JEC のRd.2です。


今回のコースです。蛍光グリーンの新緑でいっぱいの山都の山のなかを走ります。


オンタイム制のエンデューロに初参戦ということで、ライダーズミーティングの後にも色々と質問するヤッシー。
相手の田中太一もトライアルライダーという肩書きを越えて参戦するライダー。


JECとは(HPから抜粋) 『エンデューロは、モーターサイクルの性能と選手の技量を試す目的で、あらゆる地形を含んだ長距離のコースを走破すると同時に、整備の技術も試される競技システムとなっています。競技は2日間に渡って行われ、シリーズ3大会(6ラウンド)の合計成績により、全日本ランキングが決定されます。
JECでは、社会環境への適合、自然環境へのインパクトを最小限とするため、排気音量の規制、不必要に路面損傷させないタイヤの使用義務付け(エコロジータイヤ規制)を行うなどの環境対策を実施するほか、「緑の募金」への協力なども行い、モーターサイクルスポーツ愛好家としての社会貢献を推進しています。』
少し補足説明です。 JECはオンタイム制っていうやり方で行われます。コース内のチェックポイントを何時に通過するかが決められているというやり方。コースは自然の地形を利用します。マシン整備はライダー自身が行い、その時間も制限される。速く走らせるという点においての概念が少し大きいんですね。
なので上の写真のように、ハンドルバーパッドに通過時間のメモが貼られていたり、時計があったりするわけです。


#55がYassy、マシンはHusqvarna TE250 2010型。
エンデューロシャーシに軽量化された新型エンジンを搭載したマシンです。
九州屈指の大自然である阿蘇は新緑の季節。絶好のロケーションの中にハスクバーナの赤が映えます。


軽快に飛ばしていく#55Yassy。


元全日本MXのIAを走っていた#9太田真成選手(Team RABBIT with ACERBIS.com)。
テスト区間での瞬発力、そしてルートでの安定感を兼ね備えたライダーで、
今後のエンデューロシーンを引っ張っていく存在です。新型HUSABERG FE450で今大会総合3位。


川は底に石がゴロゴロ転がっていて、ほとんどのライダーは走るというより押す。


観る方にとっては気持ちが良い気候だったけど「押し」がはいるライダーにとっては熱さとの戦いでもあったようで。
そんなときには川に飛び込んでクールダウン。


レーディースライダーの斉藤マナ選手(MOND Moto/ロッカーズ)。
身軽なライディングでいつもは颯爽と走ります。 が、山都のガレた川には大苦戦。ヘトヘトです。


#6石井正美選手+HusqvarnaTC250(マッドオフbeers/レアルエキップ)。
5〜6年前になりますが、コースで教えていただいたことがあるんです。あの時は本当に勉強になりました。
間近でトップライダーの走りを見ることができました。「アクセルの開け方が乱暴だよ」と言われたっけ。


実はココ、かなりの急斜面。立っていることもむずかしいほど。


最大の見せ場、そして難関でもあるエクスストリームテスト。
丸太を積み上げた障害物が連続し、通過するだけでもかなり難しいセクションです。
タイムアタックですが焦りは禁物、正確なライディングが求められます。


第一戦SUGO大会に引き続き山都にも参戦のAD/Tacこと#26和泉拓選手(ストレンジモーターサイクル)。
最近のエンデューロではジャンプや一本橋など過激なセクションが多いので、#26和泉選手にとっては好条件!?
YZ250で今大会総合6位。(和泉選手は結果も大切にしていますが、走り方も大切にしいています。例えば地面に対してダメージの少ないトライアルタイヤの使用など。これにはグリップが向上するというメリットもあるそうです)


エクストリームセクションで最も魅せる走りをしたのは、やっぱ#53田中太一選手でしょ!(Yassyと同じIBクラス)
スムーズな丸太の処理、そして大胆なエアターン!
速さだけじゃなく、みんなを楽しませてくれるエンターテイナーです。


仲間からの応援があるから長く苦しいレースでも頑張れる。 エクスストリームテストで苦しむライダーには暖かい声援が送られる……というかネタにされて喜ばれる(笑)


エンデューロではマシンの整備もライダーの仕事。疲れた体にムチ打って次の日に備えて、前後タイヤ交換、エアクリ交換、その他修理&整備などを15分間で終わらせなければなりません。
ダートバイクを走らせるための総合力がライダーに求められるわけです。


思いどおりの走りができなくて苦笑いのYassy。


モタードの古くからの友人和泉拓選手(後ろ姿。MOTO1では#69)を見つけなごむ瞬間。
「でもさ、ヤッシはなんだかんだ言ってもMXのIAじゃん。ウチら何でもないよ(笑)」
と仙台からやってきた和泉選手。「え〜〜〜、だって〜」とヤッシ。
あ、ごめんなさい。この会話、KRAZyの勝手な想像。でもほとんど当たってると思う(笑)


その日のリザルトを確認してアーダコーダ言うのも楽しい時間。
ですが……ヤッシー険しい表情です。ムムムーン…。
隣りで指さしているのが和泉拓選手。


こうして一日目終了。






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