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MOTO1 R6

moto1 pro class
地元で絶対に勝ちたい#3Ikki
チャンピオンをかけて残りの全勝をねらう#4Jaws
開幕から5連勝、ここでチャンピオンを決めたい#2Yassy。

3人が3人ともここSugoで勝たなければならない理由がありました。
#3Ikkiはこの地元Sugoが得意。このところ調子は上向き、ここは絶対に勝ちたい。(SRF SPORT & Highside Junkies)
#4Jawsはチャンピオンをめざし残りラウンド全勝を狙う。(ジョーズレーシング ヤマハ レアルエキップ)
開幕から5連勝の#2Yassy、ここで4位以内に入ればチャンピオン決定*。(Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports)
※シリーズチャンピオンは全8戦中6戦のポイント数で争われるため、ここで勝てば6勝となりチャンピオン決定。


moto1pro

PPからHSを決め、トップに立ったのは#4Jawsヤマハ。オープニングラップから一気に後続を引き離す走り。このまま今期初勝利か。。。(ジョーズレーシングヤマハ レアルエキップ)


波乱は予選レースから始まりました。

予選ヒート、Pole Positionの#2Yassyがスタートミスで出遅れ。それを挽回しようとし4コーナーでスリップダウン。最後尾に落ち、結果は8位。決勝グリッドは8番グリッドからのスタート。
PPを獲ったのはYAMAHAに乗る#4Jawsです。ここSugoはコース幅が狭くパッシングポイントが少ないため、勝つためにはPPの獲得がマル必。この時点で、『#4Jaws今期初勝利!?』『Yassyの連勝はさすがに無理だろう?』というのがおおかたの予想。

決勝レースまでのこういう状況を知っていると、レースはがぜん面白くなるです。こういう当日速報をKRAZyで出せたらいいな〜とは思っているんだけど。。。
どなたか高速プリンター貸してくれませんか、現地で。ってかKRAZyWebに情報をアップし、アクセスしてもらえばいいのかな。こういうの苦手なんだよな。。。


moto1pro

予選ヒート、4コーナーでスリップダウンの#2Yassy。スタートミスでの出遅れを挽回しようとするあまり?結局予選ヒートは8位で終え、決勝グリッッドは3列目スタート。
「さすがにこれで開幕から続いた連勝はもうダメだろう。4位入賞以上ならチャンピオンだけど、それも難しくなった」というのが予選終了後の多くの予想。(Agip Husqvarna RACING WORLD with CPsports)


moto1pro

Rd.3、Rd.4、とトップを獲る#3Ikki。あと一歩で勝てないがこのところ調子はいい。 って、やはり観せてくれました。残り3Lapで勝負に出ます。そこからドラマが始まりました。(SRF SPORT & Highside Junkies)


moto1pro

決勝8番グリッドからのスタートとなった#2Yassy。スタート前、胸に手をあてる。


決勝レース。
Hole Shotを決めたのは#4Jaws、オープニングLapからスパート、2番手以降を突き放します。
それを追うのは地元仙台の#3Ikki。#3IkkiはRd3、Rd4とトップを奪う走りを見せています。惜しくもギリギリのところで勝ててないけど、いつ勝ってもおかしくない。(競り合いに勝てない理由は「押しのけても勝つんだ!」っていうワガママさが足りない?)
そのなか、後方からゴボウ抜きでトップに迫ってくるのは#2Yassy。
さっきも書いたんですけどこのSugoは本当にパッシングラインがありません。その中でのゴボウ抜きですからスゴイ。(もしこの時の映像があったらYassyラインディングの秘密がわかると思います。どなたか持っていませんか〜)

レース中盤、バックマーカーなどでトップ#4Jawsと#3Ikkiの差が縮まります。


moto1pro

#7リュータと#2Yassyのバトル。#2Yassyはゴボウ抜きのオーバーテイクで順位を上げるが、最も手こずらせたのがmoto1proクラス最若手の#7リュータ選手+YZ450F2010型。(チームレアルエキップ)


moto1pro

第1ダート入り口手前の4コーナーで、#3Ikkiが#4Jawsのインを差す。#4Jawsははじき出されるような形でコースアウト。すぐにコースに戻るが#3Ikkiとの差は大きくなっていた。。。


残り3Lapで大逆転。しかしラストLapで今度は、

残り3Lap、4コーナーの進入で#3Ikkiが#4Jawsのインを差す。マシンか身体が接触?#4Jawsははじかれコースアウト。すぐにコースに戻りますが、代わってトップに立った#3Ikkiとの差はすでに大きい。とその直後、#4Jawsがダートでスリップダウン。
なんとそこを#2Yassyがするりとパス。残り3Lapで大きく順位が入れ替わります。
#4Jaws、#3Ikki、少し離れて#2Yassyの順が、#3Ikki、#2Yassy、#4Jawsに。


moto1pro

#3Ikkiがトップ、それを追う#2Yassy。


moto1pro

そしてラストLap。トップは仙台地元の#3Ikki。その#3Ikkiの背後に#2Yassyが迫ります。まるで磁石で引き寄せらるように張り付きます。
第3ダートのフープス入り口、それまで誰よりも速かったこのフープスで#3Ikkiが失速。
その隙を狙って#2Yassyはフル加速、Ikkiの横に並ぶ。
ダート出口は左コーナー、#2Yassyはそのイン側(つまり左側)、#3Ikkiはアウト側(右側)。。。
横に並んだ時点ですでに#2Yassyはブレーキングが間に合わない。
イン側のヤッシはコーナー進入で減速しきれず、横にならんだ#3イッキを押し出すように直進。#3Ikkiはそれにふさがれるカタチで転倒。
ラストラップの最後の最後で再びトップが入れ替わります。#2Yassyが奇跡を起こしてしまいました。


moto1pro

トップでゴールしたのは#2Yassy、2位#3Jaws、3位はKTM#8池田(Orange Club うず潮レーシング福山)、#3Ikki は8位となりました。

このときの“#2Yassiが#3Ikkiを押し出し転倒させたようなカタチでの追い越し”が『危険走行にあたるのでは?』ということでその場でMFJ協議、結果は『問題無し』。
ここで2010年のmoto1 pro classのチャンピオンはYassyこと松本康選手に決まりました。
ハスクバーナも初タイトル獲得です。おめでとうございます!


moto1pro

2位表彰台の#4Jaws。


<追記>
現場のレース関係者の多くは、最初から“問題無い”と感じていたようです。が、そういうこととは関係なく、今回の#3Ikkiとのバトルはハスクとヤッシの人気を自ら下げたのではと感じました。一般のお客様ほど「そこまでやるか」的な雰囲気が生まれていたのは事実です。。。
でも、でも、それが今のレースです。勝者のみが注目を浴びます。だから選手もチームもガムシャラに勝ちに行く。。。
KRAZyはこういうのが悲しいです。レースをつまらなくしているように感じるからです。
勝者だけがエライんでしょうか。今回は8位となってしまった#3Ikki選手こそ讃えられるべきだと思うのです。。
勝ったプレイヤーだけが注目されるンじゃなく、カッコイイ負けこそ一番讃えられるのがステキだなぁと思っています。
そのためにも、KRAZyも勝った以外の選手やパフォーマンスに注目しなきゃですね。

とにかく、いろんなことがあった moto1 pro class でした。


moto1 pro class
1位 / #2Yassy松本康 / Husqvarna SM450RR / Agip Husqvarna RACING WPRLD with CPsports
2位 / #4 Jaws増田智義 / Yamaha YZ450F / ジョーズレーシング ヤマハレアル
3位 / #8 池田孝宏 / KTM450SMR / Oranje Club うず潮レーシング福山
4位 / #7 金児リュータ / Yamaha YZ450F / チームレアルエキップ
5位 / #18 小林好美 / Honda CRF 450R / TE sports
6位 / #101/ 佐々木貴志 / Yamaha YZ450F / DIABLO with Wadataku


moto2


moto2

今期3勝目をあげライバル#12ケンタローとの差を広げる。チャンピオンに一歩近づいた#2マー山下選手(アルタイヤハスクバーナレーシング)


moto2 class
#8森本がホールショット。そして勝ったのは#2マー山下。

moto2は#2マー山下が勝利(アルタイヤハスクバーナレーシング)。これで初タイトルに王手です。

Hole Shotを奪いトップにたったのは、四国から彼女(?)と2人3脚でフル参戦中の
#8森本圭選手(所属チーム無し)でした。その#8森本を#2マーが追うという展開。


moto2

ホールショットを奪いトップにたつ#8森本圭選手。中盤#2マーにパスされるも2位ゲットです。(所属チーム無し)


#2マー山下と優勝争いを続けてきた#12大西ケンタロー(98%RACING & SRF SPORT)は前Hiroshimaラウンドの怪我も完治、しかしSugoが苦手なのか#2マー選手を追うことができず6番手。
レース中盤、ついに#2マー山下が#8森本をかわしTOPに。そのライバル#12大西ケンタローは3番手まで上がる。
終盤、Sugoが地元の#9大場和樹(MAG & TOWNS)が6番手から追い上げ、#12大西ケンタローをとらえ3番手まで上がります。そして#8森本を追ますがその差は縮まりません。
「小さなコーナーの続くコースが自分の高知のホームコース、このSugoは似ていて走りやすいです」とレース前#8森本選手が話してくれたとおり、速いペースを守りロードレース経験の長い#9大場を近づけません。
Topでチェッカーを受けたのは#2山下“マー”政弘、今期3勝目。
2位は#8森本圭選手。前回3位に続いての表彰台。
3位には地元#9大場和樹選手が入り、#12大西ケンタローは4位。


moto2

#12大西ケンタロー選手
このような小さなコーナーのつづくレイアウトが苦手?追い上げるが#2マーを脅かすにはいたらず4位。(98%RACING & SRF SPORT)


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#9大場和樹選手
後半追い上げ3位に食い込む(MAG&TOWNS)


moto2

レースは見るのも楽しいですが、参加するのも楽しいです。チームに入ってみませんか。
きっと近くにレースをやっているお店がきっとあると思います。ちょっと勇気をだして仲間に入ってみませんか。
モタードスポーツは生まれたばかりのモータースポーツ、だから、しきたりや伝統が無くカジュアルで誰でも迎え入れてくれますよ。その証拠に、KRAZyも仲間に入れてもらえましたもん。


moto2


moto2 class
1位 / #2 山下マー政弘 / Husqvarna SM250R / アルタイヤ ハスクバーナレーシング
2位 / #8 森本圭 / YamahaYZ250F /
3位 / #9大場和樹/ Yamaha YZ250F / MAG&TOWNS
4位 / #12大西ケンタロー/ Suzuki RM-Z250 / 98%Racing & SRF SPORT
5位 / #24 久保晶 / YamahaYZ250F / スレィプニルモータースポーツ
6位 / #16 杉山準 / YamahaYZ250F / RPベアー&藤田ワークス


moto2


moto1 open


moto1 open class
#1坂牧勝利。新人#56川崎が3位に

Hole Shotから追われることのない速さで#1坂牧タカオ(BEAST EYE RACING Club Moto Roman)が3連勝を達成です。こちらもチャンピオンに王手。


moto1 open

#1坂牧タカオ選手。圧倒的速さで今ラウンドも優勝。(BEAST EYE RACING Club Motoroman)


moto1 open

2位は#3ベンバサット・ミッキー選手。かつてのムチャな走りはありません。ムカ〜シムカシ一緒に走っていた頃とは見違える洗練された走りです。(MOTO禅×Psports)


2位は前戦につづき#3ベンバサット・ミッキー(CP sports ×MOTO 禅)。怪我も完治した#3ミッキー選手はRタイヤで旋回するライディングフォームがopenクラスで目立っていました。
3位に食い込んだのは新人#56川崎隆大(川崎商店+MS五郎RACING)。
#56川崎選手はバイクに乗ってまだ3年弱(!)という期待の新人です。All Stars初参戦の今年ですが初戦に続き2回目の3位です。


moto1 open

All Stars1年目の新人#56川崎タカヒロ選手。落ち着いた走りで3位表彰台です。開幕戦につづき2回目の表彰台。スゲ〜!(川崎商店+MS五郎レーシング)


moto1 open

#32天野拳選手は高校生。豪快なライディングで見せてくれます。(MOTO WEST 日本航空高校)

4位に入った#45松本和資選手も若手代表。このSugoは得意、もうひとつ上にいけたら。(アルタイヤハスクバーナレーシング)


moto1 open

5位の#46増田ヒロシ選手。ハスクに乗りかえ一気に躍進のライダーです。
カーボンブラックボディのハスクバーナがカッケ〜っス。(RPベアー & DRIP Racing Products)


moto1 open class
1位 / #1 坂牧隆夫 / Honda CRF450R / BEAST EYE RACING Club MotoRoman
2位 / #3 ベンバサット・ミッキー / Honda CRF450R / CP sports × MOTO禅
3位 / #56 川崎隆大 / Yamaha YZ450F / 川崎商店+MS五郎RACING
4位 / #45 松本和資 / Husqvarna SM450R / アルタイヤハスクバーナレーシング
5位 / #46 増田浩志 / Husqvarna SM450R / RPベアー&DRIP Racing Products
6位 / #15 吉川和由 / Honda CRF450R / B&C AMSOIL

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