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2020.07.02

⑦10年後のレース「MOTARD TOKYO 2030」最終回

MT2030基本は夜
 
 

■10年後の未来のレース「MOTARD TOKYO 2030」/ Part7最終回-02.Jul.2020-

 

スポンサーA)「プロなんだから、やっぱりお客様に観てもらわないことにはね」
 

選手B)「はい、僕もそう思います。アマチュアなら自分のために走るだけでよかった。
でも、走ることでお金をいただくってことは、たぶんですけど(汗)、
それがメーカーさんなどのスポンサーさんにとって役にたっているからですよね。
恵んでもらってるわけじゃなく、1000円僕らに使ったら、それが1001円になると想定して
使ってもらっているんですよね。
モノが売れるとか、多くの方に知ってもらうとか、そういう何かを
期待してくれていると思っています。
自分は全力のパフォーマンスをするだけだけど、
それを観てもらうことで何かの役に立てるのかなと思っています」

 

選手C)「レースは全力で戦います。でもそれ以外でも僕ら選手も
お客様が楽しめるような工夫は必要かなと思っています。
僕自身が、そういうなんていうか、お客様の笑顔を見るのが好きなんです、
うれしいです。サービス業に向いているような気がします。
以前、食べていけないとき、ホストやってたんですが、
わりと楽しかったンですよね(笑)」

 

全員)「へー!!笑笑」

 
 

MT2030基本は夜

 
 

■今から10年後の未来のレース「MOTARD TOKYO 2030」。

 

時は2030年初夏、今から10年後。場所はTOKYO、今日はアジアスーパーモタード選手権「MOTARD TOKYO 2030」の開幕ラウンド。レース大好き女子愛ちゃんとその仲間達、そしてライダー達の未来のお話Part7最終回です。
どうやら、スポンサーと選手達、そしてサポーターの座談会のようなものが行なわれているようです・・・。

 

スポンサーA)「アーティストも同じだよね、コンサート会場ってできれば
音響のいいところでやったほうがいいだろうけど、
お客様やファンが盛り上がれる場所ってことで、会場を決めたりしてくれてる。
いい音にこだわるだけがプロじゃないような気がするなぁ。
選手にとって危険なコースってのはよくないけど、サービスは必要だと思う」

 

サポーターD)「僕はとにかくこのレースが好きで毎回観にきます。
特定の選手のファンでありサポーターだけどMOTARD TOKYO全体も好きです。
次のタイランドで行なわれるMOTARD BANGKOK 2030のレースも応援に行くので、
MOTARDレースそのものが好きなのかもしれませんけど(苦笑。
そういう意味では、ずっと続いてほしいと思っていますので、
とにかくお金をここで使いたいです。
それがトッププロの収入になるし、また若い選手はそこを目標にがんばれるし。
他で使うくらいなら、ここで使いたいなぁと思っていますよ(笑」

 

選手B+C)「あっざーす!笑」

 
 

客_メット連合

 

MT2030基本は夜
▲2020年に起きたコロナパンデミックは、東京五輪を含むスポーツ界とエンターテイメント界に大きな打撃を与えました。観に来ていただくことができなくなり、より一層ファンやサポーターの存在が大きくなっていきます。

 

MT2030基本は夜
▲パラスポーツはなかでもその被害が大きく出ました。理由は企業からの協賛金がその活動資金のほとんどをしめており、企業の業績悪化とともにその予算は削られほぼゼロとなってしまいます。結果、パラスポーツはオリンピック・パラリンピックを開催するしない以前に崩壊します。しかし、生き残ったパラスポーツもありました。それは熱狂的なサポーターの存在したパラスポーツでした。その名前のとおりサポーターがサポートしたのです。

 

観客
▲ここで使用している写真のほとんどが吉澤博幸氏の主催したイベントからのものです。MULTIPLEXやGAMES tokyoでの写真です。吉澤という名前よりGOROさん、もしくはモトショップ五郎のゴローさんのほうが知られているかもしれません。KRAZyのコンドーもその多くを手伝いました。企画コンセプトや事前告知、当日の記録、また事後の情報発信(あのDVD制作とか)などを担当していました。当時無償でも手伝っていた理由は「観に来てくれたお客のためにあるレースがしたい」という考えに共感したからです。というか、吉澤という天才に魅せられたのかもしれません・・・

 

タカレル悪役演技

 
 

スポンサーA)「Dさんは完全なサポーターですね、ただのファンではなく。
選手やこの選手権全体をサポート、つまり支えてくれていますよね。
そういう意味ではウチも企業としてアッザース!です(全員笑)本当にうれしいです。
ここに観に来ていただいたことをもっと楽しんでいただけるように、
ウチももっとがんばらないとですね♬
Dさんのような方々が増えたことが、この選手権の成功に繋がったのかもしれませんね」

 

サポーターD)「街中で開催するとかナイトレースがあるとか、土曜に開催とか
また、レース以外にも楽しめるものが用意されているとか
観にくる僕らのニーズをちゃんと捕まえていると思うんです。
だからと言って、ホスピタリティを上げすぎてしまうのも
じつはよく無いンじゃないかと思っています。
やっぱ観る側にも危険はあるし、レースそのものも危険だし。
MLBのあのファールのよく飛んで来て危険だけど選手を近くから見れる席、
あれと同じだと思うんです。
野外フェスって、雨や台風などのトラブルやキャンプの大変さも含めての
音の体験なんだと思うんです。ただ受け取るだけじゃなくって
参加してるから面白いし、記憶に残る。
楽しめることは大切だけど、ボクらお客もあんまり甘えたらよくない(苦笑。
そもそもホスピタリティがいくらよくても、
本筋の中身がよくなければ行きたくはならないです。
トイレがいくらきれいでもつまらないライブには行かないですもん(笑」

 

選手B)「Dさんのお話を主催者さんが聞いたら喜びますね!
というか、自分もがんばらないと!!」

 
 

タカテル縦
▲このナイトレース、実は費用が2倍くらいに跳ね上がります。理由は照明機材です。コース奥(特に1コーナー周辺)は照明が足りないため、ブレーキングポイントがわかりづらかったそう・・・。コーナーそのものも見えませんし。でも、選手達は「とにかく観に来ていただいたお客様にモタードという新しいモトスポーツを楽しんでもらいたい」という一心で、戦い迫力のあるレースを展開しました。この日のレースは大きなジャンプセクションもつくったこともあって、赤字でした。

 

タケシホイルスピン縦
▲そんな暗いコースであっても、選手達は「とにかく観に来ていただいたお客様にモタードという新しいモトスポーツを楽しんでもらいたい」という一心で、戦い迫力のあるレースを展開しました。この日のレースは大きなジャンプセクションもつくったこともあって赤字でした。でもあのジャンプは必要だったと思います。赤字になり大変なことになったのですが、モタードの魅力は知ってもらえたように感じました。このカット↑、タイヤを空転させて白煙を上げています。レース後の盛り上がったお客様のテンションをもっと盛り上げようとしているんです。でも実はコレ、タイヤがダメになっちゃうのでものすごくもったいないんです(苦笑。この井原選手のこのタイヤはほぼ新品だったので、かなりもったいない。でも、お客様に喜んでいただけるなら!っていうサービス精神でした。この当時のモタードの選手は、自分の結果も当然気にしていましたが、モタードスポーツという新しいジャンルをとにかく知ってもらおう、すごいものと理解してもらおうとしていたような気がします。

 

MT2030基本は夜

 
 

■スーパーモトアジア選手権「MOTARD TOKYO 2030」

 

愛です!ようやく、あたしのところに話がもどってきたね♡

 

そう♬ むかしむかしの話はちょっと聞いたことがある…。
10年前、コロナパンデミックとかいろいろあって、
プロスポーツ全体が大きな影響を受け、収入が半減したって。
これもきっかけで、レースも変わったらしいよね。
今はファンやサポーターのために開催されてる。
誰のもの?って聞かれたら、選手のものじゃなく、ファンやサポーターのものだよね。

 

むかしは全日本だったらしいけど、今はもっと多くの方を対象にするために
アジア全体の選手権になってる。今では何億人というファンやサポーターが
このスーパーアモトアジア選手権にはいるよ♬

 

サーキットより街中でやるレースは面白いし、よりスピード感もある。
観に行くのも簡単だし。
モタードは他のレースに比べて狭いところでも開催できるから、
こーゆーのが可能なんだって。
だよね、スーパークロスは土がいっぱい必要だし
ロードレースはもっと広く無いとスポードだせないし
トライアルは狭くてもできるけど、5万とか10万人に観てもらおうとすると
遠くなっちゃって見えにくいし…

 

土曜の午後からやって、土曜の夜に終われば帰るのも簡単。
それに最後がナイトレースってのも盛り上がるしね。
やっぱかっこいいよ。
 
 

■ナイトレース250は

 

やった、#3コージくんが勝った♬
レース2も#3コージくんが逆転で勝ったー、イェーーーーイ!

 

ナイトレースのレース2はアタシが応援する#3コージくんが勝った。
マジでうれしい♡
今年はチャンピオンをとれるかもしれない!
そしたら来年は450に上がれるらしい。
チームが450のシートをひとつ用意してくれるらしい♡
すごい!

 

今年は次のタイラウンドの「MOTARD BANGKOK」も応援にいっちゃおうかなぁ♬
会社休めるかなぁ。
リモートで仕事しちゃって、こっそり1日だけ行っちゃおうかなぁー♡

 

「愛ちゃーん♬ 勝ったよー!!!
やったよーーー、マジでスゲーーうれしい♬
コースサイドで応援してくれてたのも見えたよ。
1コーナーで抜いたの見てくれてた?」

 

「うお!コージくん!!おめでとー、なんでここにいるの?
すごいね、すごいよ、マジで。
マジでかっこよかった♡ おめでとうー!!!」

 

「ありがとー愛ちゃん。いつもありがとう!
  ・・・あ、表彰だ、あっち行かなきゃ!!ゴメン」

 

すごい!
ホントに勝っちゃった。レース1も逆転で勝ったし、レース2も勝っちゃった。
なんかすごいなぁ。
あああ、表彰台でプレスやサポーターにもみくちゃにされてる。
開幕で日本人が勝ったんだもんね、そりゃ盛り上がるよねー。
かっこいいなぁコージくん。

 

あ、花火だ…!ものすごい音。
もうすぐ450の最終レースが始まる…。
来年はあそこをコージ君が走るのかな。

 

※登場人物はすべて仮名です。

 

・ ・ ・ ・ ・ END ・ ・ ・ ・ ・

 

※Part1は5月21日2020年に、Part2は5月24日、Part3は5月29日、Part4は6月4日、Part5は6月8日、Part6は6月19日にアップされています

http://www.krazy-web.com/custom/レース開幕!「motard-tokyo-2030」/

http://www.krazy-web.com/custom/レース開幕!「motard-tokyo-2030」-part2/

http://www.krazy-web.com/custom/いよいよ-レース開幕!「motard-tokyo-2030」-part3/

http://www.krazy-web.com/custom/いよいよ-レース開幕!「motard-tokyo-2030」-part4/

http://www.krazy-web.com/custom/企業がレースに求めたこと「motard-tokyo-2030」-part5/

http://www.krazy-web.com/custom/プロライダーとなったアツシ選手「motard-tokyo-2030」-part6/

※過去のレポートを探す際は、トップページの右上にあるSEARCHにキーワードを入力すると候補がいくつか出てきます。

 

■最後に

 

この連載について多くのメールをいただきました。
「すごく共感する」「続きを期待します」という内容も多かったのですが、おしかりの内容のメールもありました。それには返事をさせていただきました。

 

この未来のオハナシは、以前吉澤博幸氏※とアジアに日本のモタード文化を輸出しようとしていたとき考えたアイディアをそのまま盛り込みました。当時の日本のMOTO1やその周囲にある経験(お店のノウハウやオリジナルパーツ)をアジアの方々に買ってもらおうと考えたんです。日本のみのマーケットでは小さすぎてまかなえないことが明確になってきたからでした。

 

※吉澤博幸氏:モトショップ五郎代表。キムタクでブームとなったTWカスタムを創り、OVERALL/オーバーオールやMULTIPLEX/マルチプレックスにGAMES tokyo/ゲームストウキョーを生み出し、全日本スーパーモタード/MOTO1を日本に創ったのがこの吉澤氏。一般にはゴローさんと呼ばれていました。当時日本のモタード文化を輸出するために、まずは僕らや日本の選手がむこうに出向いてレースに出ることから始め、マレーシア、タイ、台湾で走ってもらいました。最終的には「このすばらしい選手のいる日本に来て、スーパーモタードを体験したり(スクールなど)、レースに参加したり、パーツを見たり買ったり、できればレースを観に来ませんか?」という常識を創ることでした。

 
 

プリント
▲吉澤博幸氏

 

Gツーリング吉澤みんなと
▲吉澤氏がお台場で開催していたマルチプレックス内でのモタードレースのワンシーン。迫力あるレースであり、楽しめるイベントにもなっている、がこのマルチプレックスのコンセプトでした。メインストレートではほんとうに手をのばせばライダーに手が届くほどの距離で観戦ができました。選手は今のGARAGE OPBの大森代表です。

 
 

まずはアジアでスーパーモタードレースを開催することから始めました。当然日本の選手にも走ってもらいます。輸出が目的ですから。ポイントは「観に来たお客様のためのレースを行なう」でした。また、各国のスター選手を生むことも大切と考えていました。

 

が、最終的にはスポンサーが「日本のモタード文化の輸出より、アジアでのモタードレース開催による利益」を選んだため、自分は抜けます。

 

これが最終的にアジアスーパーモト選手権開催につながり、そこに#101/佐々木タカシ選手(ササヤン)や#300/高山ナオト選手、#84/松本ヤスシ選手(ヤッシー)らが参戦することにつながっていきます。今は競艇で活躍している金児リュータ選手はアジア選手権には参戦していませんが、マレーシア国内レースに出てもらったことがありました。た

 
 

Gツーリング吉澤みんなと
▲サマーソニックの会場内でモタードレースMOTO1のプロモーションのために走ったことも。選手へのギャラは出せなかったので(交通費も)チケットで…

 

GAMES打ち合せ吉澤

 
 

アジアへの輸出の際に考えたアイディアは、いつか実現したいと考えています。が、今の自分にそれを実現する能力は無いように思います…。ならば他のカタチでと考え、今回の連載をやってみました。
あ、あきらめたわけじゃないです…ちょっとづつだけど実現にむかっています。

 

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!

 
 
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