2024.05.16
なぜJECは人気があるんだろ。Part2
◾️なぜJECは人気があるんだろ / Part2
「ペプシマンとJEC」
ペプシマンのグッズ作業が停滞していました。海外のスタッフがニュアンスを理解できず希望のカタチにならない。何度やりなおしてもダメ…。どんより空気が漂ってるなか、自分は別な仕事中。ペプシマンじゃなくよかった、Sの仕事でよかった、と一人感じていました。こっちも大変なんですけどね。もう20年くらい前です。
ペプシマン、例えばグッズ。ちょっとマヌケなペプシマンのあの小さな人形。これがなかなかうまくいかない。ただ困ってるだけだったり、怪我してるだけだったり。あのマヌケさがなかなか表現できない。
そんなビミョーなミュアンスは捨てて、わかりやすいポーズにすれば簡単に解決。なんだけど、そこにはこだわりがあるのでそうはいきません。
「わかりやすさはさは大切だけど、わかりにくさはもっとダイジなんだよ。深さに繋がるから」って、総責任者でもあるアートディレクターのO先輩。
「カンタンはいいことではあるけどか浅くなっちゃう。理解されにくても、深さがあるとハマるんじゃないかな」とも。Sの仕事もこの0先輩の仕事だったんですが、この後同じような修羅場がやってきました(笑。
◾️走る以外のスキルもテストされるJEC
JECではマシンを選手自ら整備するシーンを見ることができます。2日間開催の場合はDAY1の夕方、そしてDAY2の朝にも見ることができます。
マシンの整備は選手のみしかできないとルールで決められているからです(※)。
またその時間も制限されています。何をまず行うのか?つまり何をやらないか?また、どういう順番で行うのか?なども自ら決める必要があります。
北海道日高ラウンドなどの場合は公道も走行しますから、ウィンカーなどの保安部品もしっかり車体についていなければなりません。テストやルート(※2)もタフなコースデザインになっていることも多く、車両が壊れる確率も高いです。
◾️多くのスキル、多くのルール。それが深さにつながりハマる理由かも
JECでは選手に求められるスキルがいくつもあります。
結果的にルールも複雑になります。「簡単にやってみる」ことがなかなか難しい競技です。だからこそ、一度ハマるとその面白さのトリコになってしまうようです。
自分は選手だった頃、クロカン系にしか出ていないのでJECには出たことはありません。が、観る側(正しくは取材だけど、半分は観戦を楽しんでいます)としても楽しめます。
Part3に続きます。
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