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2025.05.13

電動バイク レオパード E-XE880、XE800

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■高性能電動バイク アークティック・レオパード E-XE880、そしてXE800 試乗インプレッション-13.May.2025- 

 先日、レポートしたARCTIC LEOPRD/アークティック・レオパード E-XE880とXE800ですが、今日はその続きです。

 

 一昨年から高性能電動バイクが話題となっています。まずは2023年の全日本モトクロスIA-1に参戦したホンダCR電動マシン(CR EKECTRIC PROTO)。これは4ストローク450ccのレーシングマシンと互角に戦える性能を持っていました。

 

 そして2024年春に大阪で開催された世界選手権。STARKやホンダのCR電動マシンも参戦し、2024年チャンピオンはホンダが獲得。

 

 今年の新春、ついに日本にSTARK VARG MX PLUSが国内販売となりました。KRAZyでもモタード車両として紹介しています(今週発行されるスーパーモト2025プログラムでも巻頭でレポートしています)。

 

 電動バイクの進化は激しく、まさに日々進化しているという印象。まるで80年代のバイクの進化のような感じです。半年で大きく進化したあの速度を感じます。

 

STARKはKRAZyについては長期レポートを今月から始めます(毎月の最終日の30日か31日です)。担当するのは全日本ロードやスーパーモト、また最近ではハードエンデューロでも活躍中の濱原ソードー選手です。

 

レオパード880
▲ARCTIC LEOPARD E-XE880/アークティック レオパード E-XE880. 51psというモトクロッサーなみのパワーと運動性能を持つ電動バイクが登場。この車両については新しいプロジェクトが進行中。少々お待ちくださ〜い。

 

■ARCTIC LEOPARD E-XE880 / 吉田雄一選手のインプレッション 

「51psという数値には驚きですが、いい意味で恐怖感を与えるようなものではないです。(車両の)重量感はあるもののオフロード上級者であれば、問題なく乗れると思います。ハイスペックオフロードバイクと言ったらいいんでしょうか。4スト250よりはパワーあるけど4スト450ほどではなくその中間という感じ」
 

「脚周りはモトクロス用というよりエンデューロ的かもしれません。ジャンプは飛べますが、気を使う必要はあるようです。しかししっかりしているのでジャンプ以外は大丈夫だと思います」
 

「全体としては低い速度域から(ミッションは無いので低回転イコール低速度です)豊かにトルクを発揮し、とても乗りやすいオフロードバイクです」
 

「ただ個人的には、タイヤが今回のようなハードパックにはあっていないように感じました。タイヤを替えて乗ってみたいです。それだとまた違う印象になるかもしれません。あ、モタードの足回りにしたのも乗ってみたいですね」と全日本スーパーモト・吉田プロより

 

 ちなみにこの車両では新プロジェクトが進行中。近日中にはレポートできる予定です。

 

ジャンプ 

880車格+吉田
▲吉田選手とE-XE880。吉田選手は小柄な体型ですが、車格はこんな感じ。一般的なモトクロッサーと同じです。ちなみにヘッドライトもウィンカーも付いています。中級ライダーコンドーの乗ってみての感想は「4st250モトクロッサーなみのパワーとトルクがあるように感じました。特にトルクは非常に豊かでモトクロッサー以上と感じちゃいました。また車体の重心の位置が内燃エンジンとは違い、やや高い位置にあるようにも感じました。 

マックと880_茂原
▲こちらはモタード仕様となったE-XE880。茂原ツインサーキットでテスト走行。ライダーはMotoShopTOYZ代表のマック選手(久谷さん)。 

880スパーモト車体斜め1 

<E-XE 880>
全長x全幅x全高: 2010mm823mm1350mm
ホイルベース:1480mm
最低地上高:352mm
シート高:930mm
重量:115kg
ホイールF&R:21inchix18inchi
最大出力:37kW(51馬力)
最大トルク:880Nm
最大走行距離:215km
価格:¥2,200,000(税抜)

 

■ARCTIC LEOPARD XE800 / 吉田雄一選手のインプレッション 

 このXE800にはチューブレスタイヤを入れることが可能なトライアルタイプ(タイヤもトライアルタイヤ)と、一般的なホイールのエンデューロタイプがあります。今回はトライアルタイヤ仕様でした。では吉田プロのインプレッションを。

 

レオパード880
▲ARCTIC LEOPARD XE800/アークティック レオパード E-XE800. この車両はトライアルタイヤを装備、リアホイールはチューブレス用が装備されていました。この車両の他にエンデューロタイプもあり、こちらは一般的なホイール。価格もややお手頃に。下記スペック表をご覧ください。
 

「セロー250のようなバイクという印象です。軽くコンパクトな車体は女性にも扱いやすく、どこにでも行けるオールマイティなバイクという感じです。とにかく軽いです」

 

「軽い車体とトライアル的なライディングポジションも加わってトレッキング的走行性能が高いと感じました。その一方で、速く走ろうとすればそれなりに速くも走れるというバイクです」

 

「パワーは34psという数値ですが、びっくりするほどトルクがあります。乗り手が求める速度にすぐに達する、そんな印象です。脚周りはモトクロス的というよりエンデューロ的なもの。ジャンプの着地には気を使う必要がありますが、それ以外は想像以上に走れます」

 

「全体の印象は、バランスよくすべての性能を持ったオフロードバイクという感じでした。この車両はトライアルタイヤ+チューブレス用リムですが、他にオフロードタイヤの仕様(EX800 Enduro)もあるようです。いつかこれにも乗ってみたいですね」

 
800-2 

800-3
▲KRAZyコンドーの感想:実はかなり気に入りました。軽量でやや小さな車体はコンパクトで小回りが効き自由自在に乗れる、という印象でした。ミニモトとフルサイズの中間という感じでしょうか。ホイールベースは上の880に比べ150mm短いです。シートがもう少し低ければ身長の低い方や、女性にもお勧め!160cmのくらいの方なら、175cmの方がフルサイズに乗るのと同じくらいかも。今回はタイヤがトライアル用でしたのですが、オフロードタイヤ仕様のエンデューロタイプに乗ってみたいです。

 

<XE 800>
全長x全幅x全高: 2010mm823mm1320mm
ホイルベース:1320mm
最低地上高:350mm
シート高:870mm
重量:82kg
ホイールF&R:21inchix18inchi
最大出力:27kW(37馬力)
最大トルク:800Nm
最大走行距離:220km
価格:¥1,500,000(税抜)
※エンデューロタイプは¥1,250,000(税抜)

 

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