■KEN BLOCK FOREVER−05.Jan.2023- 

　1月2日、ドリフト＆ラリードライバーとして世界中で有名なケン・ブロック氏が亡くなりました。スノーモービルのライディング中の事故のようです。ケン・ブロック氏のホームページ「フーニガン」で発表されました

　ケン・ブロック氏は2014年東京お台場と愛知県セントレア空港で開催されたモンスターエナジー ケンブロック エクスペリエンスで来日。そのドリフトテクニックを日本のファンに披露しました。KRAZyもその取材でケン・ブロック氏にお会いしました。
　高いスキルを持ちつつ、またファンを喜ばせることには労を惜しまないその姿はプロそのものでした。疲れていても、カメラの前では笑顔でケンのいつもの両手を広げるポーズをとってくれました。

　ケン・ブロック氏は1967年のアメリカ生まれ。子どもの頃からスノーボードやスノーモービルを乗りこなし、エクストリームスポーツ界でその名をとどろかせます。1994年にはDCシューズを設立。DCシューズはエクストリーム界だけでなく最近ではストリートでも有名となりました。

　モータースポーツ界ではラリーを中心に戦い、2007年にはWRC世界ラリー選手権に参戦。2012年にはフーニガン・レーシングを立ち上げグローバル・ラリークロス選手権に出場。2015年にはランキング2位に。WRCには2018年まで参戦しています。
 

■『ケン ブロック ジムカーナ / サンフランシスコ』

　ケン・ブロックがドリフトやラリーというジャンルを超えて有名となったのは、サンフランシスコの街中で撮影したあの『ケン ブロック ジムカーナ / サンフランシスコ』ではないでしょうか。これは世界中で話題となり、その後シリーズ化もされ、ドバイなど世界各地で撮影されました。そこで製作されたドリフトマシンも話題となりました。

　ケンは高いドライビングスキルを持ちつつ、それによってファンを喜ばせることが大好きだったように感じます。ファンを喜ばせることには労を惜しまないその姿はプロそのものでした。疲れていてもカメラの前では、ケンのいつもの両手を広げるポーズをとるその姿が記憶にあります。我々撮影クルーにもとても気を遣う細やかな面も印象に残っています。

心から哀悼の意を表します。KEN BLOCK FOREVER.

▲ケンは何気なくカメラにポースをとるのですが、ウェアのスポンサー名がちゃんと見えるようにポージングします。これはこちらとしては実にありがたいンです。撮れたけどボツ、がほぼ無いんです。細かいことなんですが、こういう点もプロだなぁと思いました。
 

photo/ShinoharaNaruyoshi&KRAZy
 

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