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2023.11.20

サイクリング ア ゴーゴー vol.17「渥美のドン・キホーテとロケハンスキー」

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■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.17
「荒れ狂う波にもまれて今すぐ風になりました。そんな渥美のドン・キホーテ」
-20.Nov.2023- 

 毎月20日は相良さんことMr.チャガラさんのロード自転車の連載レポの日です。Mr.チャガラさんは自分の会社員時代の同僚です(Mr.チャガラさんはデザイン界の巨匠大貫卓也さんと仕事されていました)。今は独立し自転車ロードレース界でスポンサーシップ・エージェントの仕事をされており、最近自分でもロードレーサーを購入しロード自転車ライフを楽しんでいます。

 

 そんなこんなで気がつけば秋も本番、空は一層青く、しかしサンマは高いままです。そんな秋本番となった11月のレポートです♫ つーか、この連載、最近人気のレポートになりつつありますです。

 

▪️荒れ狂う波にもまれて今すぐ風になりました。そんな渥美のドン・キホーテ

 

 ついこの前まで11月だというのに暑さが残っていた太平洋岸ですが、ここのところめっきり寒くなりサイクルレースのシーズンもそろそろ終盤となってきました。風まかせのサイクリングポイント探しは、今回は本当に風まかせという具合で初心者にありがたい場所に出会いました。SDG‘s時代で脱炭素社会といわれている今日この頃、風力発電の風車はその環境にやさしいアイコンとしてよく目にしますね。環境志向のMr.チャガラもそんな風力発電が立ち並ぶ風景をドライブ中に目にすると、とりあえずそこ目がけて進んでいきます。これぞロケハンスキー。この人何を言っているかわからないという人のために解説すると、ロケハンスキーは、テーマにあった撮影場所を探す「ロケーションハンティング」を縮めたロケハンと「好き」を合わせて、ロシア風な人の名前にした造語です。ロケ・ハンスキーというフルネーム応用も可能。使用頻度が高いと、「あ、あいつはハンスキーだから」という風にさらに略されます。今回は風車が立ち並ぶ風の強いエリアからのレポートよりスタート。

 

■日本が世界に誇るプレミアムな自動車がつくられる場所がここにある

 

 愛知県渥美半島田原市の風力発電がたくさん立ち並ぶこのエリアは、週末だったこの日はクルマもほぼなく、海沿いということで道もほぼフラットな初心者には負荷の少ないありがたい環境。前に坂を上り切れず押してあがり途中で挫折したことがトラウマになっています。しかし、ここではフラットな快適ライドだけでなく、たくさんの風力発電を目にしたり、三河湾の潮風を受けて塩味を感じつつさっぱりした塩らーめんを思ったりすることもできます。レクサスやランドクルーザーを生産するトヨタ自動車田原工場はまさにここのエリアにあります。

 
 

2風力

▲風車は写真では止まっているように見えますが、一定の速度で回り続けています。前のアスファルトは歩道ではなく広めの車道ですが、景色が大きすぎて写真ではその雰囲気を伝えにくいです。あ、自転車を前におけばよかったのか。

 

■まじかで風車を感じろ、そいつは魔法で巨人を風車に変えてしまったのだ

 

 みんなもよくいくドン・キホーテ。その店名の由来はスペインの文豪セルバンテスの名著に由来しています。主人公のドン・キホーテは既成の常識や権威に屈しない行動理想主義者です。その中のエピソードに野原に並ぶ風車を発見して巨人だと思いこみ、騎士ドン・キホーテは積極果敢に馬に乗って槍とともに風車に突撃し、槍は砕け野原をゴロゴロくだるという顛末があります。考えてみれば、Mr.チャガラもドン・キホーテみたいなところがあるなあと、これはポジティブというよりは反省点として戒めています。
 ドン・キホーテついでのお話ですが、Mr.チャガラがドン・キホーテ創業者の方の講演をかつて聞いたときに、「最初の店の泥棒市場(店名)で閉店間際に商品を店内に取り込んでごちゃごちゃしているところにお客さんが入ってきて、みんな楽しそうに商品を眺めて買っていった」という話をして、圧縮陳列のヒントとなるきっかけのエピソードを紹介していました。その時、なぜか西荻窪駅から歩いてふらっと泥棒市場に閉店間際に立ち寄ったのは中学生ぐらいのMr.チャガラと数人のOLの人でした。店主の人が面白そうに私たちを観察していたことを覚えています。信じるか信じないかは、あなた次第。

 
 

3緑が浜緑地

▲田原市の緑が浜2号緑地というエリアです。駐車場もあるのでここまでクルマでいって、バイクにのるというパーク&ライドができます。風車の真下まで行けるのでその巨大さに圧倒されると同時に、ハネの風切音の迫力も体感できます。

 

4風が強い

▲風力発電がある場所は風が強い、当たり前の話ですね。スピリチャル界では「風の時代」に入ったといっているので、風と暮らすことを考えるのも明日へのヒントかな。おっと、このメッセージはミスリードにつながる。

 

5ふぐと熊

▲三河湾はお魚さんがいっぱい。フグもたくさん日本の名産地に送られてそこで加工されてそこの産地に戸籍を変えて売られているらしい。これは法律で認められた運用方法。ここもご多分に漏れず熊が出没しています。犬ではないよね?

 

6カカシ

 
 

■シュールなスポット発見

 

 サイクリングを安全に楽しんだ後、市内でも軽く走ろうと移動すると何やら道端でお茶をしておる人たちがいるではないですか。通り過ぎてしまったけれど、見過ごすことはできずに戻って記念撮影をしました。コロナ対策もしっかりして風が強い中、和やかに談笑しています。見つめられています。気がついていると思いますが、この人たちマネキンです。そして交通安全のあるいは工事現場の反射板付き安全ベストをしています。何かの啓蒙活動でしょうか、あるいは畑にクルマが飛び込んでこないような対策なのでしょうか。不思議さと同時にここの人の創造力、創意工夫の精神を感じることができます。Mr.チャガラ、こういうの好きです。

 
 

7カカシ色々

▲コップの中には透明な水が7分入っていました。毎日取り換えているのかもしれません。こどもはキョンシーのようにも見えますが、お母さんのジャンボ鎌のようなものも不気味です。土地を守っているようにも見えます。

 

■市内も少し自転車で流してみます。ここは三河田原駅前界隈

 
 愛知県渥美半島の田原市の中心と言えばとりあえず豊橋鉄道渥美線の三河田原駅ではないでしょうか。今回も予備知識なくここまでたどり着いています。毎年9月には田原祭りという山車まつりがおこなわれ、同時に最終日夕方に手筒・大筒花火があげられる伝統的な行事がおこなわれています。田原城もかつてはあって歴史ある町であることを初めて訪れて感じます。

 
 

8サイクルトレイン

▲三河田原駅前。ここにお祭りのときは山車が並ぶらしい。そしてサイクルトレインぢゃ。これはきっと自転車をたたまずに乗れるサービスがあるということだな。ホームページもあったので、案内案内。
https://www.toyotetsu.com/atsumisen/cycletrain.html

 

9交通安全と料金

▲田原市内では交通安全の旗が四辻に立っています。横断歩道で人や自転車が立っていればクルマはスローダウン&ストップする大変交通マナーの良いエリアです。それにしても駅前で月額2000円は安い。原宿の2時間分の料金ぢゃな。

 

■この日はサイクリング以外のミッションもあったのだ

 

 最近は日本の伝統、愛知県の伝統ものへの関心がマイブームのMr.チャガラです。そんな時、知り合いより愛知の山車施設巡りツアーというのが「あいち山車まつり日本一協議会」で主催しているという話を聞いて参加してみたのぢゃ。この日は田原まつり会館と田原市博物館のふたつを訪ねるツアーで、結果すべて初めて実際に見ること聞くこと体験することばかりで、学びの多い午後でした。

 
 

10山車

▲実際のお祭りで使われている山車が田原まつり会館で見られます。スタッフの方の説明を聞きながら、踏み込んだことのない世界に引き込まれていきます。

 

11だしと祭り

▲本当に山車の世界に引きずり込まれました。手筒・大筒花火も実際に使われているもの。あ、「あいち山車まつりフォト1,000枚プロジェクト」のポスターも貼られています。

 

12凧

▲田原まつり会館では、もうひとつの祭り、田原凧まつりの様々な凧が展示紹介されています。凧を作られる方は地元の方で凧作りを本職としていませんが受け継がれた制作の技法を守りつつあらたな創作表現に取り組んでいます。ドラゴンズが生んだ名ピッチャー坂東さんの消息が少し前にネットでも書かれていましたが、気になります。

 

13博物館とお城

▲田原市博物館はもと田原城のあったところに建てられています。この日は特別展で「ドナルド・キーンと渡辺華山」をやっていました。ふたりのことをほとんど知らなかったのだけれど、知れば知るほど深い!知的興奮冷めやらぬ1日でございます。

 

■田原市をあとにして高速に乗る前に豊橋でEVの名所にドロップ・イン

 

Mr.チャガラの半生を振り返るとドン・キホーテほどではないですが夢を追いかけさまざまな出会いのあったような気がします。長年勤めていた会社を辞めた時、「おら、EVさつくるだ!」と言って、一時期は自動車整備工場を経営していた時代もありました。最初にEVにチャレンジしようと思った時に先行して頑張っていた人たちが愛知県豊橋市にいて、改造電気自動車に乗って東京から名古屋に行く旅の途中で立ち寄ったことがあります。今は店舗も新しくされてカスタムな自動車をつくったり、テスラのドレスアップ改造をしていたりと、頼んで安心まかせて安心の会社です。アポなしで忙しいところ寄らせていただきましたのでちょっとだけご紹介。今回も最後までありがとうございました。

 
 

14クルマ屋

▲DESIMA JAPANは「RATEL」というオリジナルカーをはじめ、EV、ハイブリッドカーも得意とする会社。もちろん通常の車検や整備もまかせて安心。近所にあったらお願いしたい自動車整備工場です。https://www.desima.jp/

 
 

感想などあればぜひメールください。メールアドレスは以下に。Mr.チャガラさんにお伝えしま〜す。KRAZyコンドー

 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之/KONDO design

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