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2026.07.02

スーパーモトを見に行こう!Rd.5神戸/スーパーモトオールジャパンの解説 その1

表紙スタート名阪2
 
 

■スーパーモトオールジャパンを観に行きませんか。
観戦に役だつ解説 その1
-01.Jul.2026- 

発行責任者のコンドーの体調不良は回復にあります。が、このレポートを全改変するまでには至っておりません。Rd.3以降大きく内容は変わっていませんがRd.5神戸ラウンド向けにアップします。 

スーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモト選手権JSMがこのところ人気です。今週末の7月4-5日はRound4が兵庫の神戸スポーツサーキットで開催されます。

ここではそのスーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモト選手権JSMについて簡単に解説します。

 

▪️00 スーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモトとは 

スーパーモトチャンピオンシップ、それがスーパーモトオールジャパンです。正しくは全日本スーパーモト選手権となります。

このスーパーモトオールジャパンはMFJの管理下のもと全国各地で開催され、年間8ラウンド行われ、各ラウンド2レースが開催されています。7月のRound5は神戸市の神戸スポーツサーキットです。非常にテクニカルなアスファルトセクションにやや長めのダートセクションが用意されます↓
https://smj.uzushio-racing.com/?page_id=5140

 

▪️01 そもそもスーパーモトってナニ?モタードとは違うの? 

スーパーモトは英語でスーパーモタードはフランス語です。2000年代スーパーモタードと呼ばれ、Dトラッカー、DR-Z400SM、WR250Xなど数多くの車両が発売されブームを引き起こしました。特徴はオフロードバイクの車体にオンロードバイクの足周りを組み合わせた点。ストリートで乗りやすく、カジュアルファッションに似合うことも特徴の一つのようです。現在ではレースではスーパーモト、ストリートではモタードと使い分けられているようです。

 

モタードバイクKrazyWR▲モタードブームをより加速させたWR250X。この車両はKRAZyの社用車です(女性でも楽しめるモタードがコンセプトでカスタムしたWR。シート高を大きくさげ、レバー類も女性の手でも使いやすいように工夫しました)。

スパーモトマシン_ケントkx▲これはレーシングモタード。Kawasaki KX450をベースに作られたチャンピオンマシン。

 

▪️02 スーパーモトの魅力はナニ? 

スーパーモトとはターマックセクションにダートセクションを加えたコースで戦う二輪レースの名称です。つまりロードレースとモトクロスをミックスしたレースで、ロードレースのスピードとモトクロスのダイナミックな走りを見ることができます。

 
この2つの路面は性格が大きく違い、それぞれに対して最適解を持つ1台のマシンを作ることは難しいと言われています。サスペンションでいえば、ターマックセクションではあまりサスが動かない仕様が求められますが、ダートセクションではジャンプや滑りやすい路面もあり、しなやかに動くサスが必要となります。現在ではこの中間の仕様のサスにするしかなく不足する性能はライダーが補っています。その結果、暴れるマシンを(滑るマシンを)ライダーがなんとか制御すると言うダイナミックな走りが生まれます。
 
※ターマックセクションとはアスファルトセクションのこと 

スライド05マコト▲これがスライドと呼ばれるコーナーでリアタイヤを外側に滑らせる走りです。四輪ラリーで見るドリフトと同じ走法です。スーパーモトならではのシーンのひとつです。

op39-rbダート▲ダートはジャンプ、フープスなど路面の荒れたコースとなっておりモトクロスのような走りを見ることができます。

沖18-1▲ロードレースのスピードとモトクロスの豪快な走りがミックスされたクロスオーバーなレースがスーパーモトです。 

▪️03 どんなクラスがある? 

⚫︎S1 PRO class・・最高峰クラスとなりマシンは450ccレース専用マシンを使用。多くがレース用モトクロスマシンをベースに作られています(2ストの場合は250cc)。KX450、CRF450R、YZ450F、SMK450ESなどです。

⚫︎S1 OPEN class・・排気量無制限で250cc以上の排気量無制限のクラスです。CRF450Rはもちろん、701SM、FE501などもこのクラスになります。年間ランキング3位以内に入るとS1-PROに自動昇格します。

⚫︎S2 class・・250ccのレース専用マシンを使います(2ストロークの場合は125cc)。CRF250R、YZ250F、YZ125などです。年間ランキング3位以内に入るとS1-PROに昇格する権利を得ます。

 

以上のオールジャパン(全日本選手権)はAライセンスが必要。このAライセンスはS1チャレンジクラス(地方選手権にあたる)で好成績を残すと取得できます。このオールジャパンは、日本を代表するレースであり、全国各地で大会が開催されます。 

クラス解説図2026 

ゼッケンの色▲ゼッケンの地色でクラスがわかります。レッドは最高峰のS1 PRO、ブラックは排気量無制限のS1 OPEN、イエローは250ccのS2。 

上記のオールジャパン(全日本選手権)の下にS1チャレンジクラスという地方選手権にあたるようなクラスが存在します。MFJのライセンスを取得すれば誰でも参加できるクラスになり、マシンの違いでS1-OPEN、S2、S3などのクラスがあります。

 
◾️S1 チャレンジクラスは以下のクラスに分かれています。

⚫︎S1-OPEN、S2はそれぞれオールジャパンと同じマシンとなります。

⚫︎S3・・ナンバーの取得できる公道走行可能な4ストローク250ccのクラス。WR250XやCRF250Mなど。レース車両の場合は2ストークなら85cc、4ストロークの場合は150ccです。

⚫︎M3・・4スト125ccクラス。ホイールはスタンダードのままでOK、17インチ化する必要はありません。エンジョイライセンスで参加でき参加して楽しむクラスです。対象車両はTTR125、CRF125Fなど。2026年よりKawasaki KLX140RLも参加できるようになりました。ちょっと有利ですが。
 
※ここでの車両のレギュレーションについては簡略化して記しています。あくまでも観戦のための情報です。参加される方はMFJのレギュレーションをご確認ください。 

m3クラス▲S1チャレンジのM3クラス。4ストローク125ccがメインのクラス。参加して楽しむクラスとなっています。ノーマルホイールのままでもOK、タイヤ選択も自由です。今年からKLX140RLも参加できるようになりました。勝ち負けはつきますが、スーパーモトスポーツを楽しむクラスです。 

▪️04 コースにはダートの部分もあるってこと? 

スーパーモトの特徴はこのコースにあります。ターマックセクションとダートセクションがあり、ダートにはジャンプやバンクコーナーが用意されます。つまりモトクロスのような走りを見ることができます。
ターマックとダートセクションの比率は、ダートが全体の15%から20%で残りがターマックという場合が多いです。が今回の奈良ラウンド(名阪)のように50%50&というコースは世界でも非常に珍しいタイプです。
 

2022_福島エビス_コース図
▲青の部分がダートセクション、赤がターマック。2023年福島ラウンドのコース図から

ジャンプヒネリ7呉▲ロードレースでは見ることのできない非常にアクティブなライディングをまじかで見ることができます。 

▪️05 レース進行 

レースは午前と午後の2回おこなわれます(S1チャレンジは1レース)。
まず朝いちばんにタイムアタック予選を行い、その結果でレース1のスターティンググリッドを決めます。スタートの前には、コースを確認する意味でまずゆっくりと1周します。これをサイティングラップと呼びます。
 

▪️06 スーパーモトマシン 

スーパーモトではオフロード用車両にロードレースのタイヤとブレーキシステムを組みあわせた車体が使われます。ダートではジャンプなどがあるためオフロード用車両が有利で、ターマックではロード用タイヤの方がタイムが出ることから、このようなオフロードとオンロードを合体させた車両を使うように進化しました。北米ではフラットダート用車両を使うチームもありました。

 

デスモ450sm車体左右▲国内で1台のみのスーパーモトマシン。ベースはDUCATI DESMO450 MXです。S1-PROクラスにスポットで参戦中。250cc並の軽い車体に450ccのパワーが特徴です。JMXにも参戦の予定があるという噂も。

スパーモトマシン_中国製マシンkove▲↑こちらもちょっと珍しいスーパーモトマシンです。中国ブランドのKOVE(コーベ)の250ccモトクロスマシンをベースにしています。 

▪️07 フラッグ  

コースサイドにいるのはコースマーシャルと呼ばれるコース管理者です。その手にはイエローやレッドの旗を持ち、それぞれに意味があり、選手はその指示に従う義務があります。

 

⚫︎イエローフラッグ静止・・この先のフラッグポストでイエローフラッグが振られていることを示す。
⚫︎イエローフラッグ振動・・この先に転倒またはクラッシュがあることを示す。速度を減速、停止準備、追い越し禁止、ジャンプセクションでは減速して通過。指示に従わない場合はペナルティが与えられる。
⚫︎レッドフラッグ・・このフラッグが触れたらその時点でレースは中断。速度を落とし走行しパッシングは禁止。コースマーシャルの指示に従いコースから出る。大きなクラッシュで救急が必要な場合などのこのレッドフラッグが振られる。レースが途中であれば再度レースが行われることもある。ある程度終了していた場合はその時点の順位が結果となる。
⚫︎ジャンプスタートボード・・サインボードに指示された選手はジャンプスタート(フライング)と判断され競技結果に20秒加算される。
⚫︎ブルーフラッグ・・振られた選手は後方より速い車両が接近しパッシングされる状態にあることを意味する。あくまでもサービスフラッグ。
 
※ジャンプスタートとは・・・スターティングシグナルが消えることがスタートの指示となる。がその前にスタートすること。また車両が動かずとも、選手の身体がわずかに動くこともジャンプスタートとされる。 

その2につづく。その2では選手紹介もあります。7月2日アップ予定です。

 

photo/ShinoharaNaruyoshi、SasakiTetsuo、and KRAZy 

KRAZy/近藤正之・・2005年に全日本スーパーモタード選手権、通称MOTO1の名前でスタートしたのが日本のスーパーモタードの始まりです。KRAZy近藤は選手として全日本moto2(250ccクラス)に参戦。同時にこの年MOTO1 BOOK 2005も編集制作発行。06年からは主催の裏方として参加し、MOTO1のプロモーションとブランディングを目的としたMOTO1 Free Paperを発行。07年にはKRAZy Free PaperとKRAZy Web Magazineに進化。

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KRAZy/クレイジーはKRAZy DESIGNが運営発信しています。KRAZy DESIGNでは広告企画と制作、および商品企画開発などを行っています http://www.krazy-web.com/custom/krazy_kondodesign-2/
質問・ご意見などはこちらアドレスへ → kondo@krazy-web.com
KRAZy発行責任者:近藤正之/KRAZy DESIGN

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