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2025.05.05

スーパーモト2025 来週5月11日開幕!/Round1千葉

表紙告知

 
 

■全日本スーパーモト選手権2025が来週開幕します。会場は千葉モバラツインサーキット-05.May.2025- 

全日本スーパーモト選手権2025が来週開幕します。会場は千葉の茂原(モバラ)にあるモバラツインサーキット。

このモバラツインサーキットは高速道茂原ICからも近くアクセスも良いのが助かります。そうです、ドリフトやカートでも有名なサーキットです。詳しくはこちら
   ↓   ↓   ↓   ↓
https://smj.uzushio-racing.com/?page_id=4844

 

客

 
■全日本スーパーモト選手権 Round1 千葉大会 
・日時:5月11日(sun)
・会場:モバラツインサーキット
・開催クラス:全日本はS1-PRO、S1-OPEN、S2。S1チャレンジクラスはS1-OPEN、S2、S3、M3。

 

■海外から参戦の選手も。ジョシュア・マクレーン選手 
オーストラリアから参戦するのはジョシュア・マクレーン選手。シーズンを通して参戦の予定だとか。チームはCP sports、マシンはHonda CRF450R。オーストラリア代表にも選ばれたことがある有力選手です。

 

ジョシュア
▲オーストラリアから参戦のJosua McLean選手。ジョシュア・マクレーン?マクリーン?メールで一昨年から「日本のレースに出たいんだ」とやり取りしてて、今年ようやく参戦が実現。マクレーンと発音?マクリーン?てか、かなり陽気な選手のようです、メールではわからなかったけど。

 

■サーキットを走ってみませんか? 

レースのお昼休みにそのサーキットを体験走行できると言うサービスがあります。ナンバー付きのモタードバイクが参加可能です。詳しくは↓

 

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■JSM / 全日本スーパーモト選手権 

全日本スーパーモト選手権のルールやレース進行などを解説します。これを知っているとレース観戦が100倍面白くなります。

 

■クラス/全日本クラス 

S1-PRO class・・全日本スーパーモト選手権の最高峰クラスがこれ。マシンは450ccレース用モトクロス車両を使用。
S1-OPEN class・・排気量無制限クラス。250cc以上の排気量無制限のクラス。このクラスで年間ランキング3位以内に入るとS1-PROに自動昇格となります。
S2 class・・250ccのレース用モトクロス車両のクラス。2ストロークの場合は125cc。軽量でパワーの少ないマシンを使うため、常に持てるパワーを使い切って走ります。非常にテクニカルなクラスでもあります。ここで年間ランキング3位までに入るとS1-PROに昇格する権利を得ることができます(昇格は自由)。

 

 この3クラスが全日本選手権のクラスとなります。これは日本を代表する最高位のレースとなり、全国各地で大会が開催されます(今年は7回)。全日本選手権の下にはS1チャレンジクラスがあり、ここで好成績を残すとAライセンスを取得できこの全日本に参戦できます。

 

クラス解説図2025

 
 

■クラス/S1チャレンジクラス 

S1チャレンジクラス・・MFJのライセンスを取得すれば誰でも参加できるクラス。車両別にS1-OPEN、S2、S3がある。S1-OPEN、S2は全日本と同じ車両となります。

S1チャレンジ S3クラス・・ナンバーの取得できる公道走行可能車両4ストローク250ccのクラス。WR250XやCRF250Mなど。レース車両の場合は2ストークなら85cc、4ストロークの場合は150ccがこのクラスとなる。
S1チャレンジ M3・・当日のみのライセンスを取得するだけで参加可能なクラス。車両はS3に準じ、CRF125FやTT-R125なども参戦可能。

 

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▲S1チャレンジS3クラス 写真のマシンはWR250X。他にはCRF250M、モトクロスマシンの場合ならCRF150RやYZ85など。

 

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▲S1チャレンジM3クラス 写真のマシンはCRF125F、ライダーは女性です。最も参加しやすいクラスで、当日のみのMFJライセンスで参加できます。これは実際に参加して楽しむクラスです。開幕ラウンドはKRAZyの車両のみ参加です(すいません、自分は取材で無理でした)。車両はTT-R125です。CRF125FやTT-R125がメインとなっています。

 

■コース 

アスファルトセクションとダートセクションの2つの路面が容易されています。ロードレースのスピードとモトクロスのアグレッシブな走りを観ることができます。
アスファルトとダートの比率は80%対20%程度の場合が多くなっています。開幕ラウンドとなるモバラはややダートが少なめになっています。アスファルトセクションがテクニカルでアスファルトが得意な選手がやや有利と言われています。

 

表紙告知
▲ダートとロードの2つのセクションを走るため、サスはその中間の仕様となっています。ロード的にはやや柔らかく、ダート的にはやや硬いという仕様。それをなんとかライダーが上手くコントロールしながら走ることもあって、マシンが暴れやすいと言う特徴があります。それをあえて使うコーナリングが↑写真のスライド。リアタイヤをドリフトさせながら向きを変えて行きます。スキル音とタイヤの焦げる匂いが会場に広がることも。今回の開幕のコースでは、1コーナーの侵入でこのスライドを使う選手を見ることができます。

ジャンプケント

ヒウラ2

 

■レース進行 
まずタイムアタック予選(朝一番に行われます)を行い、その結果で決勝グリッドを決めます。その決勝レースは午前と午後の2回おこなわれる2レース制となっています。

 

■マシン 

スーパーモトのマシンは、オフロード用車両に(主にモトクロスマシン)ロードレースのタイヤとブレーキシステムを組み込んだ仕様になっていマス。ダートではフープスやジャンプなどがあるため、それに適したオフロード用車両をベースとし、アスファルトではロード用タイヤ(スリックタイヤ)の方がタイムが出ることから、ロード用ホイールとブレーキシステムを組み合わせてします。サスペンションはオフロード仕様をややロード系に寄せた中間的な仕様となっています。簡単に言うとオフロードとオンロードの合体した車両となっています。

 

スーパーモトマシン

 

■フラッグ 

レースで馴染みがないのがこのフラッグではないでしょうか。レース中にコースサイドにいるスタッフの方が黄色いフラッグや時には赤いフラッグを振ったりしています。このフラッグの意味について説明します。

 
コーススタッフはコースマーシャルと呼ばれ、レース中選手になんらかのメッセージを伝えています。イエローやレッドのフラッグを振ったりしていますが、それには意味があります。そのフラッグを簡単に説明します。
・イエローフラッグ静止提示/その先のコースマーシャルがイエローフラッグを振っていることを示す(簡単に言うと、その先で何かが起きていることを予告)。
・イエローフラッグ振動提示/その先に転倒している選手または車両があることを示しています。速度を減速、停止準備、追い越し禁止、ジャンプセクションでは減速しジャンプを飛ばずに通過。指示に従わない場合はペナルティが与えられます。
・レッドフラッグ/このフラッグはレース中断を意味する。後続に注意し大幅に速度を落とし走行し、パッシングは禁止。コースマーシャルの指示に従ってスタートゲートに戻り一度コースから出ます。大きなクラッシュで救急が必要な場合などのこのレッドフラッグが振られます。その後再びレースが行われますが、ある程度終了していた場合はその時点の順位が結果となります。
・ジャンプスタートボード/スタートでフライングをした選手は競技結果に20秒加算。これもレース中にボードで選手に伝えられます。
・ブルーフラッグ/後方より速い車両が接近し、パッシングされる状態にあることを選手に伝えるフラッグ。これが出されないコースもあります。
※ジャンプスタート:スタートシグナルの前にスタートすること。車両が動かずとも、選手の身体がわずかに動いた場合もジャンプスタートとされます。自分も1度あります(苦笑。

 

■ポイント 

順位によって与えられるポイントが変わります。年間を通して獲得した総合ポイントで年間チャンピオンやランキングが決定します。現在のポイントシステムは「上位ほど二次曲線的に大きなポイントが得られる」という考えがベースとなっています。「今の4位のままでいいや」とレース中に選手が考えてしまうと、レースの展開に変化が起きなくなり展開がなくなるため、上位に入るほど獲得ポイントにサフが出るように改善されました。
「獲得ポイント差が1ポイントなら、無理をして3位をねらうよりこのまま4位で終えよう」と選手も考えてします(やっぱ無理するのは怖いんです、怪我のリスクもありますし)。
1位と2位の差は5ポイント、2位と3位の差は4ポイント、3位と4位の差は3ポイント、5位と6位の差は1ポイントとなり、6位以下は1ポイントの差となっています。1位と3位では9ポイントの差になり、是が非でも勝ちにいく走りが必要となるわけです。スポーツではあるが、エンターテイメントの側面も考慮されています。
1位/25point 2位/20 3位/16 4位/13 5位/11 6位/10 7位/9 8位/8 9位/7 10位/6 11位/5 12位/4 13位/3 14位/2 15位/1

 

タイヤアップ
 

■ミニ知識 
・スリックタイヤとレインタイヤ
タイヤにはアスファルトセクションがドライ時に使うスリックタイヤと、水がある際に使うレインタイヤがある。スリックタイヤは溝のほとんどないドタイヤで、ドライの路面で高いグリップ力を発揮する。が、タイヤの温度が低いとその性能を発揮しない。指定された温度に温める必要があり、タイヤウォーマーを使ってタイヤを温める。
レインタイヤは細かく深く溝が切ってあり、路面とタイヤ間の水をこの溝から排除するよう設計されている(基本的にはこのレインタイヤも温めないと性能を発揮しない)。ちなみに、ドライ路面をこのレインタイヤで走ってもタイムは出ない。「今は路面が濡れているがレース中に路面が乾いてくるかかも」、「いまはドライだが、レース中に雨が降るかもしれない」という場合はタイヤの選択が難しくなる。天候の変化が大きい場合は、レインかスリックか?どちらのタイヤでスタートするのか?を観察するとレースがより一層面白くなる。

 

タイヤ解説
▲AとBがレインタイヤ、路面がウェット時に使うタイヤです。細かくミゾか切ってあります。このミゾでタイヤと路面の間に水を排出しタイヤを路面に密着させます。Cはタイヤを温めているところ。タイヤウォーマーと言う電気毛布のようなものでタイヤを適正の温度まで温め、グリップ性能を引き出します。

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▲これはスリックタイヤにミゾを加えたタイヤ。サンドなどではスリックタイヤはグリップしづらいためミゾを増やしています。この加えるミゾのデザインは選手やチームによって変わります。

 

・ダートセクションとタイヤ
奈良大会の開催される名阪スポーツランドはダートとアスファルトの比率が約50%50%。走行時間でいうならダートの方が長くなります。つまりダートのタイムをいかに削るか?が勝負の分かれ目に。一般にスリックタイヤはダートではグリップしにくいと言われています。溝のあるレインタイヤの方がグリップする傾向にあるため、ダートの比率が高い場合は晴れていても多くの選手がレインタイヤを選択します。選手によってはスリックに多くの溝を加え、レインタイヤとの中間のタイヤを用意することも。

 

バトル
▲写真はS1-OPENクラス。ゼッケンブレートが黒いのがこのクラスで、排気量無制限のクラスになります。赤いゼッケンはS1-PRO(最高峰クラス)、黄色いゼッケンはS2クラス(レーサーマシン250ccクラス)です。

 

・ゼッケン
車両に入っているゼッケンは前年度のランキングを意味します。#1はそのクラスのチャンピオン。ゼッケンの背景の色はその車両のクラスを表しています。赤はS1 PRO、黒はS1 OPEN(全日本もチャレンジクラスも同じ)、黄色はS2(全日本もチャレンジクラスも同じ)、白はS3を意味する。

 

ボード

 

・モトクロス出身かロードレース出身か、またはストリート出身か。
ロードレース出身の選手はアスファルトセクションが得意、モトクロス出身の選手は当然ダートが得意だ。自分の得意なセクションを中心にレース運びの戦略をたてる。つまり選手によって戦い方が変わる。これも一つの見どころだ。S1-PROでいうなら#1小原選手はモトクロス出身のためダートセクションが速く、#2日浦選手はアスファルトセクションが速いです。アスファルトセクションで難しいのは複合コーナーです。開幕のモバラツインサーキットの場合は最終コーナーが非常に難しいと言われています(自分はここが苦手でした)。奥に行くほどRがキツくなっていること、イン側が壁で先が見えないことが大きな理由です。ここから脱出する速度はその先のロングストレートに影響が出ますから非常に重要なコーナーとなります。ここはロードレース系選手が非常に速いです。出来るだけコンパクトに曲がり早めに向き変えを終了させ、早くアクセルを開けることが求められます。

 

・スーパーモトとスーパーモタード
このジャンルには2つの名前があります。スーパーモトとスーパーモタードです。スーパーモト(SUPER MOTO)は英語で、スーパーモタード(SUPER MOTARD)は仏語です。この全日本スーパーモタード選手権を作った吉澤氏(モトショップ五郎代表)は仏語のスーパーモタードという言葉を選び、雑誌もそれにならったため当初はモタードと呼ばれました。なので当時の車両名にもモタードの言葉が使われれました。その後、選手権の名前がスーパーモト選手権に変わり、2つの言葉が普及するように。今は「スーパーモト」は一般にレースを意味し、「モタード」はストリートを意味していることが多いようです。

 

プログラム2025
▲右が表紙で、左が裏表紙。A4サイズのフルカラーです。 

■観戦ガイド&レースプログラム 

今年も観戦ガイド&プログラムとなるものを会場で無料配布します。ここには各クラスのトップ選手の紹介やルールなどが載っていますのでこれを見ながら楽しんでください。

 

■全日本スーパーモトは20周年 

全日本スーパーモト選手権はMOTO1時代を含め、今年で20周年です。SMJではその20周年記念Tシャツを準備しているそうです。開幕には間に合わないようですが、Round2には用意できるようです。乞うご期待!

 

昔はスーパーモタード
▲MOTO1の前身となったマルチプレックスinお台場。日本のスーパーモトスポーツはいくつかのキッカケで生まれ定着して行きますが、ここから始まったと言っても過言ではありません。

 
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