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2025.06.09

スーパーモト2025 注目の選手 インタビューから

表紙修正
 
 
■今週末は全日本スーパーモトRd.2愛知/美浜サーキット
注目選手のインタビュー
-09.Jun.2025- 

 今週末の6月14-15日は全日本スーパーモトRd.2愛知/美浜サーキットが開催されます。お近くの方は観戦に行ってみませんか。
 会場は知多半島中部の美浜(ミハマ)にある美浜サーキットです。知多半島は海あそびや海の美味しいものを楽しむ観光地。美しい海と美味しいものがたくさんなのでぜひ。

 

 サーキットやレース会場はもしかしたらちょっと敷居が高いと感じるかもしれませんが、そんなことはありません。このレースは基本的には観てもらうもので、イベントですから気軽に遊びに行ってみてください。KRAZyも取材と観戦にいきますよ。

 

■注目の選手を紹介 

 レース観戦も選手を知っていると、より楽しめます。ということで今日は各クラスの注目の選手を少し紹介します。

 

■S1-PRO #1小原堅斗「バイクもいいバランスが出せたし」 

 最高峰クラスがこのS1-PROクラスです。マシンは450ccのモトクロスマシンを使います。そのS1-PROのチャンピオンがこの小原ケント選手です。岩手出身。マシンはKX450です。では先日のレースでのインタビューを紹介。

 

#1ケント顔+お客様
▲小原ケント選手。会場では選手との写真も撮れますよ(あ、レースの直前は控えてください) 

 

Rd.1千葉 #1小原堅斗 レース1/優勝 レース2/2位 総合2位

 

KRAZy:レ―ス1の優勝、おめでとうございます。
小原:この茂原で(Rd.1の行われたサーキット)ポールポジションを取ったのは初めてなんですよ。スタートからトップを走るのは初めてで「うわー、これやばいな・・・」ってちょっと思いました。日浦くん(#2日浦選手/2023年チャンピオン)のアツがすごいんですよ。でも自分も調子いいし、ターマックも負けてないし、今回はいい結果になったと思います。
一度は自分のミスで(第3ダートでリアが流れマシンが横を向いてしまう)抜かれてしまったけど、そこからプレッシャーかけて相手のミスで1位になれて、いいレースだったかなと。バイクもいいバランスが出せたし。

 

#1と#2のバトル_Hストレート

 
K:レース2はホールショットを決めるとそのままトップに立ち、後続との距離を作りレースをリードしました。
小原:あのペースで、スタートからトップを走る続けたことがなくって、ペース作りが自分の中でできなかった。あ、日浦くんに抜かれたのはホームストレートです。
レースが終わってみて気がついたのは、かなり体力を使っていたこと。レース中は自分はまだまだいけるって思ってたんですけど(レース終盤は)丁寧なコントロールができてなかったように思います・・・。今後は、20ラップをハイペースで走るとかの練習をしないと。体力をつけないとですね〜。

 

■S1-PRO #2日浦大治朗「勝ててよかったぁ〜!」 

 現在のスーパーモトの圧倒的王者とも言っていいのがこの日浦ダイジロー選手。現役のロードレース選手でもあります。毎年鈴鹿8耐(世界選手権)にも参戦し、表彰台に食い込む勢いの結果を残しています。先日の全日本ロードRd.2では3位に入賞しています。この時の腕のけがが気になりますが。日浦選手もスーパーモトRd.1でのインタビューから。

 

Rd.1 #2日浦大治朗 レース1/2位 レース2/優勝 総1合位

 
「勝ててよかったぁ〜!」
レース終了後、チームに戻ってきての最初の一言がこれコレでした。「久々に勝てた〜、嬉しいっす!」と喜びの声が続きました。ではインタビューから。

 

#2顔

 

KRAZy:レース2の勝利おめでとうございます。
日浦:去年の後半から全然勝ててなくて、今日は久々に勝ちました〜!
レース1もミスしてしまったし(トップに立ちながらもスリップダウンからの2位に)、ヒート2はスタートでミスったし(2番グリッドからスタートながらも、オープニングラップは5番手)。あの時は「もう、終わった」って思いました。
でもその後なんとか追い上げられて、トップに立ててよかったです。
そうです、ホームストレートの立ち上がりで、前に(トップに)出ました。
・・・・・すいません、このあとのインタビューの録音がされてなく・・・。すみません。

 

日浦選手はロードレース系でありながらダートセクションも速く、弱点のない選手です。通称は「日浦くん」または「ダイジロー」。鈴鹿をベースに活動。マシンはCRF450R。スーパーモトのホームコースはRd.2の会場になる美浜サーキットです。

 

他にも注目の選手が数多くいます。会場では配布されるSUPERMOTO 2025という観戦ガイドにも選手が紹介されています。参考にしてみてください。

 

#2ダイジ2カットヨコ繰り返
▲鈴鹿をベースに活動し、スーパーモトのホームコースはRd.2の会場になる美浜サーキットです。先日のJSB100での怪我が気になりますが

 
 
クラス解説図2025
 
 
■S1-OPEN #10岡田駿介「ピンピン狙ってました!」 

S1-OPENのポイントランキングトップはこの岡田シュンスケ選手です。埼玉県さいたま市にあるバイクショップ「サイクルロード・イトー」に勤務。Rd.1ではレース1レース2ともに勝利しました。ではインタビューから。

 

op#10顔

 

Rd.1 S1-OPEN #1#10岡田駿介 レース1/1位、レース2/1位、総合1位

 
KRAZy:レース1レース2ともに勝利しました。おめでとうございます!
岡田:レース1はスタートが決まってホールショットが取れたので、序盤のLap1Lap2で後ろとの差を作り、そのまま逃げ切ろうと考えていました。サインボードには1秒、2秒と出ていたので、それをキープしながら走ってました。
オフシーズンはダートしか走れなかったのですけど、だからか去年よりは安心して攻めれたかな。
ヒート2はスタートでミスしてユウナちゃんにトップを取られたんですけど、慌てず後ろにくっついてその走りを見て、抜くところを探しました。結局、ヘリポートで前に出ることができました。
その後はレース1のように突き放したかったですが、なかなか離せなくって(苦笑。
サインボードでも真後ろにいるってわかってて。「うわ〜」ってなってました(笑。
一度、最終コーナーの侵入でユウナちゃんが横に見えて(インをさされ、横に並んだ)でもアウトからアクセルを開けてなんとか抑えました。最終コーナーは自分的には得意だと思っていたので「ココで抜かれたら気持ち的にムリだ」っていう思いもあって、ここは頑張りました。
去年は1勝だけだったので今年はピンピン狙っていました。
はい美浜(Rd.2)はエントリーしました、でも H S R(Rd.3)はまだわからないです。仕事の都合がつけば出たいです。はい、全戦参戦できるかはまだわかりません。

 
op#10b
▲ピンピンを決めた岡田シュンスケ選手。埼玉のバイクシショップ「サイクルロード・イトー」にいけば岡田選手に会えます。
 

■S1-OPEN #12鈴木優那「ヨンゴーは乗れてたと思う」 

そうです、女性の選手です。鈴木ユウナ選手はS1-OPENとS2クラスのにダブルエントリーし、S1-OPENではレース1レース2ともに2位に入り総合でも2位に。レース2は最後までトップ争いを繰り広げ注目を集めます。

 

op#12顔

 

Rd.1 S1-OPEN #12鈴木優那 レース1/2位、レース2/2位、総合2位

 

KRAZy:今回はS2とS1-OPENのダブルエントリーでしたけどどうでしたか。
鈴木:ヨンゴー(S1-OPEN)は乗れてたように思うんですよ。ヒート1は岡田選手に全然かなわなかったけど、ヒート2はターマックもついて行けたし。それに一度させたし。
でも、ニーゴー(250の略.S2クラスのマシン)が全然乗れなかったなぁ。ヨンゴー乗りをそのままニーゴーでもやっちゃって。ハードブレーキすぎたり、また速度を落としすぎたり、パワーのおいしいところをうまく使えなかったりとうまく乗れなかったです。そもそもトップ3の3人が速かったってのあるけど、ニーゴーは全然うまく乗れなかったなぁ。
K:Rd.2もS2とS1-OPENのダブルエントリー?
鈴木:どうしよっかなぁ、片方にしようかなぁ。2つ出るとなかなか集中できないですね〜。

 

op#12-2
▲昨年は途中からの参戦でありながらS2クラスでランキング3位を獲得。最高峰クラスに昇格する権利があったのですが、あえて昇格せず。鈴木選手は女性初のチャンピオン獲得の可能性もあり注目の選手です。

 

■S2 #17原島剛「前に出たモン勝ち感と考えてたから、」 

以前は最高峰S1-PROでも活躍した原島ツヨシ選手。チームハラツヨの代表でもあり、最近はS2クラスなどのスポットでのみ参戦しています。あ、Rd.2は参戦しないようですが。

 

ハラツヨ顔

 

Rd.1 S2 #17原島剛 レース1/1位、レース2/2位、総合1位

 

KRAZy:S2スペシャリストが全日本に帰ってきましたね。レース1は独走で勝利、そして総合でも優勝、おめでとうございます。
原島:前に出たもん勝ちと考えてたから早い段階で前に出ようと考えてました。ヘリポートの侵入でインがウテると(させると)感じたから、そこで一気にマコト(#20新井選手)を抜きました。
K:そこでさすためには、その前が大切だと以前言ってましたよね。アプローチが大切だと。
原島:そうすね。そのポイントまでのアプローチが大切で、例えばマシンもそう動くように作っていきます。そのアプローチで一番加速するようにファイナルのセットを合わせていく。結局「つながり」なので、それをどううまく作るか、リズムをどう作るかですね。それを考えてマシンも作っていき、レースでもそれをうまく使うようにします。
K:つまり気力とか頑張りで抜くわけじゃないんですね。
原島:違います(笑。それも必要かもですけど。あ、パワーでもないです。ニーゴーはパワー差もないですから。イメージした走りのためのサスの使い方、コーナリング、それができるように仕上げたサスや車体が大切です。
ちなみに今乗ってる2022年型CRF250Rはフレームが弱いです。イメージした走りをするとフレームがしなるのでその対策として特定の箇所のボルトを規定値よりやや高く締めたりなどもしています。
K:パワーとか頑張りじゃないんですね。
原島:そうですね(笑。

 
s2#17-1
▲聞けば色々と教えてくれる原島選手。マシンのことライディングのこと、いろいろ教えてくれます。愛称はハラツヨ。

 

■S2 #20新井誠 「スライドといえばマコト選手」 

すいません!新井選手のインタビューをもらいそこねました・・・汗。なので、新井選手をわかりやすく紹介します。以前は一緒に走ったこともあり、あの頃はまだ自分の方が速かった。新井選手はまだ小学生でしたが。

 

s2#20-1

 

Rd.1 S2 #20新井誠 レース1/3位、レース2/優勝、総合2位

 

以前S1-PROクラスで活躍し、#2といえば新井マコト選手というほどに毎年チャンピオン争いを繰り広げてきました。その新井選手の走りの特徴は、豪快なスライドです。
初めてスーパーモトを観戦に来られた方もあのスライドを見るとファンになってしまう、その深くバンクさせながらの豪快なスライドは必見です。

 

色々な事情からレース活動を休止していましたが、今年2025年からレースに復帰。クラスは250ccのS2クラスです。Rd.1では450ccを超えるタイムを連発する走りをみせ、レース2で早くも勝利。

 

初期のスーパーモトを支えたYASSY選手と同じチームであり、後輩にあたります。スライドもどこかYASSY選手に似ているようにも見えます。
 

マコト過去のライディング#4
▲以前のS1-PROクラスで活躍していた頃の新井選手。スーパーモトで育った選手です。その走りは天才的で、意外なところでパッシングします。

 

このS2クラスには#19伊藤リョウ選手も参戦。同じく元S1-PROで活躍していました。最高位はランキング3位です。こちらも注目です。

 

s2#19-hs1
▲#19の伊藤諒選手、以前は城取の名前で活躍していました。伊藤選手もスライドを多用します。新井選手とは同じチームに所属し、年齢も近いため仲はいいです。

 

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