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2025.05.28

スーパーモト2025 R1千葉/ S1 OPEN

00op表紙#10-2

 
 

■全日本スーパーモト2025 Round1千葉/S1 OPEN レースレポ-28.May.2025- 

 4月10-11日、全日本スーパーモト選手権Round1千葉が茂原ツインサーキットで開催されました。ここは全日本S1-OPENクラスのレポートになります。

 

■S1-OPENクラス 2025年 

 まず、今ラウンドのS1-OPEN参加選手の注目の選手を紹介します。

S1-OPENクラスは年間ランキングの上位3人は強制的にS1-PROに昇格します、そのため毎年ゼッケン1〜3は存在しません(ゼッケンはランキング順です)。

 

#4伊藤諒選手:昨年はチームのマシンを借りこのS1-OPENにスポット参戦でしたが、今年は250ccのS2クラスに参戦。
#5勝谷仁選手:S2クラスのスペシャリストでしたが昨年このS1-OPENクラスに移動し、ランキング5位に。
#6高部充陽選手:今回は不参加。
#7梅田祥太郎選手:TM motoの輸入元であるうえさか貿易の代表を勤めつつもレースに参戦。今年は全日本エンデューロや関東モトクロス選手権にも参戦。
#8水野彰久選手:基本的にスポット参戦が多く、開幕ラウンドは不参加
#9野田龍樹選手:ここ茂原を得意としていますが、今ラウンドは不参加。
#10岡田駿介選手:昨年はスポットでの参戦で、この茂原サーキットでは好成績(1位、2位)を残しています。今年はフル参戦?

 

 ランキング上位ではないですが他にも注目の選手がいます。それが↓

 

#12鈴木優那選手:昨年は終盤の2ラウンド4レースのみ参戦。最終ラウンドでは1位、2位を獲得しています。モトクロスIBなのでダートは得意。
#15佐々木徹選手:SUGOなどで4位に2度入っているのがこの佐々木選手。今年からマシンをKX450にチェンジ。
#41高山直人選手:S1-PROでの優勝経験もあり、S2、S1-OPENではチャンピオンも獲得。チームはGASGAS台湾+IRC/モタフレンズという海外のチーム
#42三井正勝選手:元S1-PROクラスの選手です。全日本に復帰です。本来の走りが戻れば表彰台の常連になること間違いなし。

 
※他にもここ茂原ツンサーキットを得意にする選手や、似たコースで昨年好成績を出している選手もいますが、今回は不参加なので省略しました。

 

op#10顔#10岡田駿介選手 ここ茂原を得意としており昨年は1位2位の結果を。また春に開催された賞金レースではS1-PROを抑えて優勝しています。元S2チャンピオン。優勝候補の一人です。

op#12顔#12鈴木優那選手 怪我でこの2年ほど休んでいましたが昨年末に復帰。昨年の最終戦では1位、2位の結果を出しています。モトクロス出身。優勝候補の一人です。

 

■S1-OPENクラスとは 

 マシン的には排気量無制限のクラスとなります。モトクロス用レースマシンの450ccや500ccマシン(CRF450R。またハスクバーナ701SMのような一般公道用車両の大排気量車。2ストならYZ250や300EXCなどです。

 が、現在はモトクロス用450ccマシンをベースとして作られた車両が主流となっています。 

クラス解説図2025
▲全日本はS1-PROとS1-OPEN、そしてS2クラスの3つのクラスがあります。S1-PROは頂点にあたりその下にS1-OPENとS2があります。S2は250ccクラス、S1-OPENは排気量無制限クラスになります。現在はモトクロス用レースマシン450ccを使うのが主流です。過去にはKTM690なども参加していたのですが、4スト450ccのモトクロスマシンやエンデユーロマシンが最もタイムが出しやすいという結果となりコレが主流となっています。スペック的には2ストが有利のように感じますが、レースではなかなかタイムが出ないという結果です。 

s1-op車両
▲この車両はTM motoのスーパーモト専用レーシングマシンです。ほぼそのままレースに出ることができます。一般にはモトクロス用車両をベースに足回りやサスペンション、フロントブレーキ一式などを交換し仕上げます。 

■S1-OPEN / Race1 

 PPを得たのは#12鈴木ユウナ選手、2番グリッドは#41高山ナオト選手、3番は#10岡田シュンスケ選手、フロントロー最後は#5勝谷ジン選手。

 

 オープニングラップのトップに立ったのは3番グリっドからスタートした#10岡田シュンスケ選手、そして#12鈴木ユウナ選手、#41高山ナオト選手、#16川﨑ユウダイ選手と続きます。

 

 レースは#10岡田選手がハイペースでレース引っ張り、それに#12鈴木が喰らい付き、その2人をベテラン#41高山選手が追いかけ、4位以下は#16川崎選手、#5勝谷選手、#19吉田選手、#22久谷選手、#42三井選手による熾烈な接近戦となります。

 #10岡田選手はレースが進むに連れ後続の2人を徐々に引き離していき、単独トップに。

 

 最終ラップ トップは#10岡田シュンスケ。#12鈴木ユウナとの差が大きく開いたまま。最終コーナーをトップで立ち上がりチェッカーを受けます。S1-OPENを制したのは#10岡田シュンスケ選手でした。
 

 2位には#12鈴木ユウナ選手、
 3位には#41高山ナオト選手が入りました。
 5人による4位争いは#5勝谷ジン選手が制します。

 

op#10
▲勝利した#10岡田シュンスケ選手。速さもありますが強さも身につけたように感じます。以前S2クラスに参戦しておりチャンピオン争いまでしていますが、その時とは全く違うライディングのように感じました。 

op#12-2
▲2位に入ったのは鈴木ユウナ選手。スーパーモトでは女性クラスが存在しません。男女混合となっています。 

op#41-1
▲3位には#41高山ナオト選手が入りました。 

■Race1 Result

r1_op_race1結果

 

op#5-1
▲4位を得たのは#5勝谷ジン選手。ハードな混戦からの4位です。 

op#19吉田1
▲19吉田タカユキ選手が5位に。#16川崎選手との接近戦を制しての5位獲得。しかし予想とはかけ離れました。吉田選手すみません! 

op#12-2
▲6位には#16川崎ユーダイ選手が入りました。終盤まで5番手だったのですが 

花

 

■S1-OPEN / Race2 

 トップに立ったのは#12鈴木ユウナ選手。追う#10岡田シュンスケ選手。Race2は逆の展開となります。
 

 しかしそれも束の間、、、アスファルトセクションでは速さが際立つ#10岡田が前に出ます。#10岡田、#12鈴木の順に。
 
 この2人をやや距離があって追うのは#5勝谷ジン、#19吉田タカユキ、#15佐々木トオルの3人、接近戦が続きます。
 
 レース中盤 #12鈴木が仕掛けます。第3ダートで#10岡田との距離を詰め最終コーナーのインに入ります・・・
 が、#10岡田は抑えます。トップは#10岡田のまま。
 
 終盤 バックマーカーが現れ始めます。トップ集団はこれをうまくかわしていかないければなりません。特にダートセクションはコース幅が狭いことと、トップグループと周回遅れの選手では大きなタイム差がありますので命取りとなります。
 
 そして最終ラップ。その最終コーナーに#10岡田、#12鈴木の2人が入っていきます。最終コーナーは自分のところから一時的に見えなくなります。
 
 最初に現れたのは#10岡田選手でした。勝ったのは#10岡田シュンスケ選手、2位に入ったのは#12鈴木ユウナ選手
 

 3位に入ったのは#15佐々木トオル選手でした。終盤に3位争いを制し3位獲得。

 

op#10-2
▲開幕ラウンドで2勝をあげた#10岡田シュンスケ選手。総合も1位。 

op#12-1
▲2位は#2鈴木ユウナ選手。総合も2位に。今ラウンドはS2とのダブルエントリーです。 

op#15-1
▲3位に入ったのは#15佐々木トオル選手。今年はフル参戦?

 
■Race2 Result

r1_op_race2結果

 

4位は勝谷ジン選手が入り、総合では3位に。
5位は吉田タカユキ選手が入りました。
6位に食い込んだのは#16川崎ユーダイ選手。

 

 S1-OPENは誰が勝ってもおかしくない状況。S1-OPENはスポット参戦が多いのですが、この状況だとフル参戦が増えるかもしれません。戦国時代です。

 

青そら

 
 

タイトル

 

次はS2クラスになります。
S2クラスは元チャンピオンの佐々木選手が今後スポットで参戦するかもしれません、これはかなり面白いクラスになりそうです。

 
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