2025.05.23
スーパーモト2025 R1千葉/ S1 PRO part1
■全日本スーパーモト2025 Round1千葉/S1 PRO レースレポ Part1-23.May.2025-
4月10-11日、全日本スーパーモト選手権Round1千葉が茂原ツインサーキットで開催されました。
全日本スーパーモトは現在大きな盛り上がりを見せています。特にS1チャレンジクラスという地方戦にあたるクラスの参加者が増加傾向にあります。
また選手の若返りも進んでおり、最高峰クラスのS1-PROにも10代や20代前半の選手が増え次のチャンピオンを狙っています。
そして今年は海外から参戦の選手も。当初はオーストラリアから2名の参戦の予定がありました。今回の開幕ラウンドではその中の1選手が参戦。国際的な色合いも出てきました。
■S1-PROクラス 2025年シーズン
2025年シーズンが始まるにあたって、現在のS1-PROクラスの注目すべき選手を紹介したいと思います。
とはいえ、他にも注目すべき選手はいます。がこの選手を知っていると他の選手も覚えやすくなる、そんな選手を選ばせていただきました。
■チャンピオンはモトクロス出身の小原ケント選手。
ゼッケン1をつけるのは小原堅斗選手、東北岩手の選手です。チャンピオンは2022年に続き2度目。モトクロス出身の32歳。
当然ですがダートセクションが得意、しかし近年はアスファルト区間での速さにも磨きがかかってており、ロードレース現役の日浦選手と互角の走りを見せています。
マシンはS1-PROではただひとりのKawasaki KX450。この開幕ラウンドでも優勝候補の筆頭です。当然2025年の全日本はこの小原選手を中心に展開していくと予想されます。
名前の表記ですが、漢字が4つ続くと読みづらいらしいので、名前はあえてカタカナ表記にさせていただきます。
▲スーパーモト観戦ガイドのSUPERMOTO 2025の巻頭には小原選手のインタビュー記事があります。それもぜひ。この観戦ガイドは全日本スーパーモトに参戦しているショップや配布に協力いただいているお店やサーキットで手に入ります。年間に2冊発行しています。
■8耐では5位の日浦ダイジロー選手。
ロードレースの現役選手でもある日浦大治朗選手。鈴鹿8時間耐久ロードレース(世界選手権)では2023年は5位、24年6位に入るという世界的な選手です。今週末SUGOで開催されるJSB1000にも参戦です。
アスファルトセクションの速さはいうまでもなく、ダートセクションの速さもずば抜けており弱点のない選手で、19年20年21年23年と4度チャンピオンを獲得。
年齢は30歳、鈴鹿を拠点とし、ホームコースはRound2愛知の美浜サーキット。
チャンピオン小原選手(カワサキ)とこの日浦選手(ホンダ)の両者が1年交代でチャンピオンとなっており、近年はこの2人の戦いに。
チャンピオン / 2024年小原ケント(カワサキ)、2023年日浦ダイジロー(ホンダ)、2022年小原(ハスクバーナ)、2021年日浦(ホンダ)、2020年日浦(ホンダ)
▲今週末スポーツランドSUGOで開催されるJSB1000にゼッケン14で参戦します。またスーパーモト2025観戦ガイドの巻頭にはこの日浦選手のインタビュー記事も。その素顔が垣間見えます。
■ゼッケン3は若手No.1の川島ソウタ選手。
モトクロス出身、東京在住、21歳の川島颯太選手。T.E.SPORT所属しマシンはホンダ。当然ながらダートセクションが得意で、コースが荒れるほど強さを見せます。
ダートセクションは土質と天候によって、コースに深い轍ができます。これ、実は見た目以上にテクニックを必要とします。またブレーキングポイントや加速ポイントに深いギャップが発生することも。このように荒れれば荒れるほど、強さを見せます。
また最近では少なくなったスライドを多用するのもこの#3/川島選手の特徴です。
▲昨年は勝利がなかったのですが、一昨年のS1-PRO昇格ルーキーの年には1勝をあげています。
■ゼッケン4は急成長の佐藤ミズキ選手。
急成長を見せ大注目の選手がこの佐藤瑞城選手。昨年はランキング4位に入り今年ゼッケン4をつけます。マシンはホンダ、チームはKcross Racing。新潟在住の北陸&日本海側の選手です。
昨年は2位3位とルーキーながらいきなりの表彰台、今年は表彰台の中央に立つ可能性も。今年からツナギが赤に近いオレンジに。
▲今年はS1-PRO2年目でゼッケンは4。大注目の選手です。写真はこの開幕でのもの。赤いマシンにオレンジのツナギが目立ちます。
■オーストラリアから参戦、ジョシュア・マクレーン選手。
Joshua MacLean/ジョシュア・マクレーン選手。AMAスーパーモトでは2位、オーストラリア国内250ccでチャンピオン、450では2位。また国別対抗世界選手権スーパーモトオブネイションズのオーストラリア代表にもなったことのある、オーストラリアのトップライダーです。
マシンはホンダ、チームは長野のCP sportsに所属。
今回の参戦にはIdemitsu Honda Tochigi PG Racingの勝谷選手が手続きに協力、マシンや移動車両などはCPsportsの小布施監督が手配し参戦が実現したようです。
一昨年の初冬、自分のFACE BOOKに「日本のスーパーモトに出たいけどホンダのチームを紹介してくれないか」とこのマクレーン選手からメッセンジャーにコメントが。ホンダのチームを紹介と言われても何もできないのでチームを紹介しただけでした。今年、参戦できてホントによかったです。
▲走行写真はネイションズ(国別対抗の世界レース)でのもの。FACE BOOKもやっているみたいなので友達申請してみてくださ〜い。あ、陽気でとても気さくな方です。今年はフル参戦を希望しているそう。なのでスポンサー募集中です!「オーストラリアでの知名度を上げたい」とか「これからオーストラリアを市場に考えている」という企業やメーカーの皆様いかがでしょうか。・・・KRAZyでもちょっと考えようかなぁ。
S1-PROは日本のスーパーモトの最高峰クラス。今日から数回に分けて開幕ラウンドのレースレポートをアップします。
▲クラスはこのように分かれています。S1-PROは最高峰クラスです。マシンは450ccレース専用車両を使います。主にモトクロスマシンをベースにスーパーモト専用車両に仕上げられています。4ストの車両がメインですが、2ストの場合は250ccに制限されます(4スト450ccと同等のパワーを発揮するのが250ccと考えられているため)。
▲スーパーモトのマシンはモトクロス車両をベースに、サスペンション、ホイール&タイヤ、ブレーキ一式をロードタイプに変更し作られます。サスペンションはある程度のストロークを確保しつつロード的性格も入れた中間的な仕様。ダートセクションでは大きなジャンプがデザインされることもあり(R2+7愛知、R3熊本、R4+6奈良など)、サスペンションは長いストロークが必要になります。ダートがフラットトラック的なものであれば長いストロークは必要ない場合も。
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