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2025.05.16

スーパーモト2025 R1 千葉 / S1チャレンジS3クラス

チ3表紙#26
 
 
■全日本スーパーモト2025 Round1千葉 S1チャレンジS3クラス レースレポート-16.May.2025- 
 4月10-11日、全日本スーパーモト選手権Round1千葉が茂原ツインサーキットで開催されました。
 
 全日本と同時に、地方戦にあたるS1チャレンジクラスも開催。今日はそのS1チャレンジクラスのS3クラスレポートになります。

 
KRAZyでは全日本選手権も重要ですが、S1チャレンジクラスもより重要と考え、SNSでもあまり報告されないS1チャレンジクラスから先にレポートしています。

 

■スーパーモト、スーパーモタード 
 アスファルトだけでなくダートセクションやジャンプなどのあるコースで戦われるモトスポーツがスーパーモト。モーパーモタードという言葉もありますが、これはフランス語が元で、スーパーモトは英語圏の名称。意味は同じです。アスファルトやモトクロスなどオールラウンドなスキルが必要になることからスーパーなモトという意味でこの名称になったようです。
 
 

#2-2

▲▼スーパーモトとはオールラウンドな速さを競うモトスポーツです。車で例えるならF1とラリーをミックスしたようなレース、バイクならロードレースとモトクロスをミックスしたような。なので、コースはアスファルト部分とダート(土)の部分があり、どちらも速く走ることができる選手が勝ちとなります。実はかつて自分もこのスポーツにハマっていました。サンデーライダーでもそこそこの成績を出せたのは、アスファルトとダートがどちらも速かったわけではなく、どちらもそこそこ走れたから。そこそこでもそれなりに結果が出ます。参加性の高いモトスポーツの筆頭ではないかと感じています(M3クラスは圧倒的に敷居が低いです)。日本でこのスポーツの全日本格式レースが始まって今年で20年。長かったような短かったような。でも、今も参加性が高いモトスポーツです。KRAZy的には、FMXと同様にモトスポーツ初心者が観戦しやすいスポーツの筆頭かなと思っています。写真はどちらも2024年から1-1※写真はどちらも2024年全日本S1-PROクラスから。今年のゼッケンとは違います。

 

■クラス解説

 

 S1チャレンジクラスはMFJ(※)のライセンスを取得すれば誰でも参加できるクラスです(S1チャレンジの上に全日本クラスが存在します。このS1チャレンジで上位の成績を残すと、全日本で走るライセンスを取得できます)

 

・S1-OPEN
排気量無制限クラス。450cc、600cc、800ccでも参加できます。車両例:YZ450F、XR650、690SMR、701SMなど。2ストの場合はYZ250、250SXなど。現在はモトクロスマシンの450ccをベースにする車両がメインになっています。

 

・S2
レース用車両の250ccクラス。車両例:CRF250R、YZ250F、FC250などのモトクロス用やエンデューロ用レースマシンの250ccになります。2ストの場合はYZ125、125SXなど(2ストは125cc)。

 

・S3
一般公道用車両の250ccクラス。レース用マシンも4ストなら150cc、2ストなら85ccがこのクラスになります。車両例:WR250X、CRF250LやM、CRF150R、YZ85など。

 

・M3
今回は4ストローク125ccのミニモトのクラスとして開催されました。車両例:CRF125F、TTR125LW、CRF100、DR-Z125など。KLX110はホイールが小さいためこのクラスには該当しません。が、参加はできるようです。ただしリザルトには残りません。

 

MFJ:一般財団法人モーターサイクルスポーツ協会の略。日本の二輪スポーツを統括する組織の一つ。種目としてはロードレース、モトクロス、エンデューロ、スノーモービル、そしてこのスーパーモトレースなどがあり、このスポーツを行う選手のために存在し、世界と繋がりのある団体です。プロモーターや主催組織ではありません。https://www.mfj.or.jp 

m3#2カトウ
M3クラス/CRF100 

チ3#26倉田3
S3クラス/WR250X

 

tm sm専用

S1-OPEN/tm SMK450. tm motoにはスーパーモト専用車両があり、日本国内でも購入できます。買ってそのままサーキットを走行できます。スーパーモトのレースマシンは、基本的にはモトクロスマシンなどをベースに各選手、各チームでオリジナルで製作しています。

 
チs2#33幸田
S2/tm SMK250. tm motoにはスーパーモト用250ccのマシンもあります。 

DSC07145 2
▲土曜のプラクティス(練習走行)は雨で路面はウェット、しかしレース日の日曜は晴れ!爽やかな気候で観戦にはもってこいの天候となりました。

 
 
クラス解説図2025
▲MFJ全日本スーパーモト選手権のクラス(階級のようなもの)の解説図。詳しくは15日のレポートをご覧ください。→http://www.krazy-web.com/custom/スーパーモト2025r1千葉m3s2/

 
 
■S3クラス レースレポート 

 オープニングラップのトップに立ったのはWR250スペシャリストの#26/倉田敦選手、続いて#27/玉田敬済選手、#7/高野善行選手の順。
 
 序盤、2番手#27/玉田選手がトップの#26倉田選手をプッシュするシーンもありましたが、徐々に#26/倉田選手は引き離していきます。<追記&修正>すいません!間違えていました。Lap2のインフィールドのヘリポート先で玉田選手が一度トップに立っていたようです。以下#26/倉田選手から「ちょうど近藤さんから見えない位置だと思います。2周目の第2ダート手前、タイヤで作られてる特設セクションです。1つ目のタイヤのところにうまーくねじ込まれて超綺麗に抜かれました…プレッシャーが強く、ひたすら抑えて走るレースだったので辛かったですね」とのこと。その後倉田選手は再びトップを奪い返します。

 

 Lap5 2番手でトップを追っていた#27/玉田選手がインフィールドのヘリポートコーナーでスリップダウン。素早いリスタートでレースに復帰し順位に変化はなかったもののトップ#26/倉田選手とは大きな距離が。スピリントレースでこの差を詰めるのは難しい距離が生まれます。
 
 トップ#26/倉田アツシ選手は単独走行状態に。#27/玉田選手は諦めずに倉田を追います、が、最初にチェッカーを受けたのは倉田アツシ選手。S3クラス勝利です。
 
 2位には最後まで諦めずにトップを追った#27/玉田タカズミ選手が。
 3位は#23宮田ヒカル選手が入りました。

 

チ3#26倉田
▲勝ったのは#26/倉田敦選手でした。※倉田選手は全日本のライセンス保持者なので、ポイントを得ることはできません。 

チ3#27玉田
▲2位に入ったのは#27/玉田敬済選手 

チ3#23宮田
▲3位は#23/宮田輝選手 

■S1チャレンジS3クラス リザルト 

チs3結果

 
チ3#72梅崎なな
▲女性選手も活躍しています。#72は梅崎奈々選手。昨年はtmでの参戦でしたが今年はマシンをCRF150Rにチェンジ。 

チ3#55さゆり
▲少年のような見た目ですがこちらも女性選手。#55/大越沙百合(オオコシサユリ)選手。 

チs3#84池上
▲レース中のベストラップを叩き出したのは#84/池上健太選手。マシンはWR250R。実は勝った#26倉田選手より1秒ほど速いタイムを出しています。 

 

チ3#20子鹿

 

マシン達

 

■<追記>S1チャレンジクラスに参戦の皆様へ。
 S1チャレンジでKRAZyの撮影したカットは無料で提供させていただいています。土曜も含めてもOKなら全員撮影していますので(1枚の可能性もありますが)欲しいという方は連絡ください。
KRAZyはS1チャレンジクラスを応援しています。

 

 S1-OPENクラス レースレポートは次回になります。全日本はその後になります。少々お待ちください。

 
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