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2025.06.18

スーパーモト2025 R2 愛知 / S1チャレンジ S2クラス

チ2表紙

 
 
■全日本スーパーモト2025 Round2 愛知
S1チャレンジ S2 250ccクラス レースレポート
-18.Jun.2025- 

 6月14-15日、全日本スーパーモト選手権Round2愛知が美浜サーキットで開催されました。全日本クラスと同時に同時にS1チャレンジクラスも開催され、ここはそのS1チャレンジS2クラスのレースレポートになります。

 

■S1チャレンジ S2クラスとは 

⚫︎S2クラスとはレーサーマシン250ccのクラス。YZ250F、250SX、FC250などの車両が使われています。2ストの場合は125ccとなり、YZ125などです。

 

他にもの以下のようなクラスがあります。見た目は似ていますがエンジンパワーに違いがあったり一般公道用車両であったりします。

 

⚫︎S1-OPENクラス・・・排気量無制限クラス。CRF450R、701SM、XR600、YZ250などのクラス。
⚫︎S3クラス・・・一般公道走行車両の250ccクラス。WR250X(R)やCRF250Mなど。レーサーマシンの場合は2ストならば85cc、4ストは150ccとなります。
⚫︎M3クラス・・・今回は4スト125ccの車両となっています。本来のレギュレーションとはやや違っていますが、スーパーモトスポーツの普及を考え、参加者の自主規制でこの車両となっています。TTR125、CRF125F、DR-Z125など。M3クラスはS1チャレンジより簡易なライセンスのエンジョイライセンスで参加できます。
詳しくはMFJ日本モーターサイクル協会のレギュレーションをお読みください。ここではあえてわかりやすく表記しています。https://www.mfj.or.jp/local/2025-sm-local/

 
 
クラス解説図2025
 
 
■S1チャレンジ S2クラス 13:30 

 朝一番のタイムアタックの結果では、5/松本選手(1分21秒316)と78/崎山選手(1分22秒824)の戦いとなると予想されました。が、実際のレースは違いました。

 

 ホールショットを奪いそのままトップに立ちレースをリードしたのは5/松本コウヘイ選手。そして2番手には78/崎山スズヤ選手、3番手には51/那須ミナト選手、19山口ユズル選手と続きます。

 

 Lap3。3番手にまで上がってきた19/山口選手が78/崎山選手を捉え、ついに2番手に上がります。それまでトップを独走していた5/松本選手に、その19/山口選手が迫ります。

 

 レース中盤。ついに19/山口選手が5/松本選手の背後に迫ります。アタック可能な距離に詰め寄ります。が、5/松本選手もトップは渡せません。2人のバトルが始まります。

 

 その戦いは最終ラップまで続きます。そして最終コーナーをいち早く駆け上がってきたのは5/松本選手、しかし山口選手はそのすぐ背後にぴたりとつけ、ジリジリとその距離を詰めていきます。チェッカーを先に受けたのは5松本コウヘイ選手でした。19/山口ユズル選手はわずかに及びませんでした。その差は0.7秒。

 

 3位にはフラットダートの51/那須ミナト選手が入りました。

 

s2 5マツモト
▲勝利した5/松本幸平選手。タイムアタックで1番タイムを出し、決勝レースではホールショットからトップに立ちレースをリード。そのままフィニッシュしての勝利。おめでとうございます! 

s2 19ヤマグチユズル
▲その差わずか0.7秒で2位となった19/山口譲選手。タイヤが前後レインタイヤなのはダートセクションでのグリップと、土の乗ったアフファルトセクションでのグリップを考えてのことの様です。S2クラスはほぼ全員が前後レインタイヤを選択。 

s2 51ナスミナト
▲51/那須南斗選手。フラットダートの若手選手です。先ほどのタイヤの件ですが、ドライのアスファルトではあまりグリップしません。コンパウンドが柔らかすぎるなどでタイムが出ません、が、全員がレインを選んだのは、ダート、土の乗ったアスファルトなどのコンディションを考えた末、アスファルト区間の不利をさしひいてもレインを選択した様です。これが全日本の上位選手やプロクラスになるとそれぞれ違う選択が現れるはず。これも見どころとなります。ちなみに、ドライのアスファルトをレインタイヤで走るとあっという間にグリップしなくなります。また土の乗ったアスファルトをスリックタイヤで走るとどうなるか。これはホントーに滑りやすいです。コーナリングはもとよりブレーキングも難しくなります。しっかり荷重をかけないと、スパッっと滑ることが。スーパーモトで上位に入る選手はこの土の乗ったアスファルト区間でのマシンコントロールが上手いように感じます。今回も最終の左タイトコーナーがこの状態でした。コンパクトにしかし車速を落とさずに旋回することはその区間のタイムにつながりますが、ホームストレート上でのスピードの伸びに違いが生まれ(速度20キロで立ち上がるのと23キロで立ち上がるのとでは)、ストレートエンドではそのコーナー速度以上の差を生みます。 

 

■S1チャレンジ S2 リザルト 

s2結果

 
 
s2 78サキヤマスズヤ
▲4位に入った78/崎山涼也選手。朝1番のダートがマディなタイムアタックではタイムが出ていたのですが。 

s2 12クドウタカユキ
▲5位に入ったのは31/遠坂選手とのバトルを制した12/工藤貴之選手。  

s2 31エンザカユウスケ
▲一般公道用車両の250SBで6位に食い込んだ31/遠坂雄充選手。元モトライダーForceの編集者です。WR250X+高山選手のMOTO1参戦レポートはこの遠坂さんによる記事でした。 

女子3人
▲女性参加者も多いのがこのS2クラスです。上から26/工藤あずさ選手(9位)、46/寺島愛選手(15位)、33/幸田桃香選手(13位)。一人で参戦するのはちょっとなぁ、という方もチームで参加すると敷居も下がります。トランポ運転担当、メカニック担当、ご飯担当、選手担当などと担当を分けて参加するのも楽しいかもです。 

DSC04984 2
 
 
crossoverタイトル2025

 
 

■<追記>S1チャレンジクラスに参戦の皆様へ。
KRAZyで撮影したカットは無料で提供しています。土曜も含めた写真でもOKなら全員撮影していますので(1枚の可能性もありますが)欲しいという方は連絡くださ〜い。レースに出るモチベーションに繋がればと思っています。KRAZyはS1チャレンジクラス参加や観戦などを含め、このレースに関わるかたが増えることを目的に活動しています。

 

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