2025.10.27
スーパーモト2025 Rd.6 奈良/S1-PRO「負けられない、勝たなければならない、R6」part2
■オールジャパンスーパーモト2025 Round6 奈良/名阪S1 PRO
「チャンピオン争いは終盤。もう負けられない日浦、勝たなければならない小原」part2-26.Oct.2025-
10月11-12日、名阪スポーツランドでオールジャパンスーパーモト2025 Round6 奈良/名阪が開催されました。ここは最高峰クラスS1-PROのレポートPart2です。
Part1は25日にアップされています。

▲レースのプレスの方です。朝からお疲れ様です。プレス、中でもカメラマンさんって意外と大変なんですよ、とにかく休む時間がないんです。マーシャルの方もスタッフの方も同じなんですけどね。※あ、自分は写真撮影はサブで、正しくはカメラマンではなくライターに近いです。

▲S1-OPENでチャンピオン争いを繰り広げていた10/岡田選手のCRF450R。ライダーである岡田選手の怪我によるリタイヤで走る場を失います。詳しくはR6 S1-OPENのレースレポを
■S1-PRO Race2 / 曇り / 15:50
レース1は1/小原選手が勝利し、チャンピオンは1/小原選手の手に近づきました。一方、そのチャンピオンを争っている2/日浦選手は2位。二人のポイント差は5point広がり16pointに。2/日浦選手はなんとしてでもレース2に勝たなければならなくなりました。
スターティングマシンが倒れ一斉にスタート。ホールショットを奪ったのは2/日浦、それに続いたのは18/沖、#5金子、10/長谷川。1コーナーからのシケインを抜けた段階で早くも2/日浦が一歩リード。この時点で2番手18/沖との差が生まれています。一方、1/小原は軽い接触もあって集団に巻き込まれてします。
Lap2。トップは2/日浦、そして18/沖、5/金子、10/長谷川、22/川留、7/佐々木、1/小原の順。1/小原は7番手です。
しかし中位に沈んだ1/小原は巧みな走りでパッシングを重ね、順位を上げて行きます。が、トップ2/日浦とはかなりの距離ができてしまっています。このままではR5までに築いたポイント差が水の泡に。

▲トップの日浦を追いかけ猛烈な追い上げを見せる1/小原選手。
Lap5。依然としてトップは2/日浦、やや離れて18/沖、その背後に2番手を狙う5/金子。1/小原はここまでに5位に上がります。
Lap7。トップは2/日浦のまま。1/小原は10/長谷川を抜いて3位まで上がります。トップ2/日浦の背後につくにはあともう一人。
残すはあと2ラップ。1/小原は18/沖をとらえ2番手まであがります。勝つためにはあとは2/日浦選手一人、しかし残り周回は1ラップ…。2/日浦は快調にトップを独走。
最終Lap。トップは2/日浦、やや距離があって1/小原。アタックができる距離ではありません。2/日浦のミスがない限り捉えることのできない距離となっています。が、小原は最後まできらめません。一方2/日浦も抑えていたペースを再びアップ。
チェッカーは2/日浦に振られました。レース2に勝ったのは2/日浦ダイジロウ選手でした。2位には猛烈な追い上げを見せた1/小原ケント選手が入り、3位にはルーキー18/沖ユウヤ選手が入ります。

▲2/日浦大治朗選手はロードレースの現役選手ですが(JSB1000にも参戦中)ダートも苦にしません。レース2に勝利し、1/小原選手とのポイント差を11に縮めます。

▲3位に入ったのは18/沖勇也選手。開幕ラウンドを欠場しながらも163ポイントでランキングは3位。

▲4位に入った金子和之選手。序盤は3番手につけており2番手沖選手をプッシュしていたのですが、中盤に順位を落とします。が諦めずに4位にまで上がります。5/金子選手は決して若くはない選手ですが、常に上位に食い込むその走りは中年の星とファンも多いです。

▲5位となったのは10/長谷川修大選手。10/長谷川シュウダイ選手もロードレースの現役選手です。

▲6位に入ったのは22/川留健一選手。台湾では大人気の選手、スポットでの参戦ですが6位に。

R6の結果を反映したポイント表。チャンピオン争いは1/小原選手と2/日浦選手に絞られました。その差は11ポイント。1位は25point、2位は20、3位は16、4位は13、5位は11、6位は10、5位以下は1ポイントの差で9、8、となっていきます。2/日浦選手はもう勝つ以外ありません。仮りにレース1で2/日浦選手が勝利し、1/小原選手が4位となった場合は、1ポイント差で日浦選手が逆転します。小原選手は2レースとも2位以上に入ればチャンピオン決定です。
■チャンピオンの可能性
二人の差は11ポイント。大きくもあり、実はそうでもないといえます。
そのポイントですが1位は25point獲得、2位は20、3位は16、4位は13、5位は11、6位は10、5位以下は1ポイントの差で9、8、となっていきます。
2/日浦選手はもう勝つ以外ありません。仮りにレース1で2/日浦選手が勝利し、1/小原選手が4位となった場合は、1ポイント差で日浦選手が逆転します。小原選手は2レースともに2位以上に入ればいいともいえます。勝つ必要はありません。
日浦 1位/1位 →246+25+25=296
小原 2位/2位 →257+20+20=297
という状況です。つまり日浦選手は勝つしかありません。小原選手は2位2位でチャンピオン獲得です。
が、アスリートって2位でいいとわかっていても攻めてしまいます。何が起きるかわかりません。昨年もそうでした。
これは痺れます。昨年の大逆転レースもマンガのようでしたが、今年も面白そうです。昨年は最終コーナーでその奇跡が起きました。ダートセクションがどうなるかにもよりますが、今年もそこで何かが起きるかもしれません。
■最終ラウンドは11月9日、愛知の美浜サーキット
最終ラウンドは11月9日(日)、愛知の知多半島にある美浜サーキットで開催されます(8日はプラクティス走行)。
美浜サーキットは電車でも行けますが(最寄り駅は名鉄知多新線野間駅)、クルマやバイクがおすすめです。この知多半島は中部地区の観光地。美味しいものもたくさんありますし、温泉もあります。海も綺麗ですよ。実はサイクリングにも打って付け。いつかチャリツーリングしたいと考えています。
https://smj.uzushio-racing.com/?page_id=4873
あ、可能ならKRAZyに新しくやってきたDR-Z4SM(ホワイト)も持っていきます。
全日本SUPERMOTO 20周年記念Tシャツも販売できたらいいなぁと。販売できない場合はプレゼントに!
この週末に行われた全日本ロードレース。最高峰のJSB1000では日浦ダイジロウ選手はレース1は3位、レース2は6位に入りました。このレースの上位選手の多くが全日本スーパーモト(MOTO1含む)に参戦していた選手です。浦本選手(2位2位)、野左根選手(5位3位)、阿部ケイト選手(7位4位)です。JSB1000で昨年チャンピオンを獲得した岡本裕生選手も全日本スーパーモトに参戦していました。
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