2026.04.14
スーパーモト2026とは? 解説&ルール そしてミニ知識
■スーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモト選手権を観に行こう!
JSMとは?の解説、およびルール。そしてミニ知識-13.Apr.2026-
全日本スーパーモト選手権のルールなどをここでは解説します。これを知っているとレース観戦が100倍楽しめます。昨年まで発行配布していたプログラムの代わりになるものです。
※テキストはラウンド毎などで更新されます。
スーパーモトオールジャパンが今人気です。レースに参加する選手やチームがふえ、観戦のお客様も増えています。
スーパーモトによるチャンピオンシップ、それがスーパーモトオールジャパン。正しく全日本スーパーモト選手権。MFJの管理下のもと、全国各地で開催されています。年間8ラウンド、各ラウンドで2レース開催されますから、年間16レースで戦います。
>▪️01 CLASS/クラス
⚫︎S1 PRO class・・全日本スーパーモト選手権の最高峰クラス。マシンは450ccレース専用マシンを使用。多くがレース用モトクロスマシンをベースに作られています。2ストの場合は250ccとなります。KX450、CRF450R、YZ450F、SMK450ESなどです。
⚫︎S1 OPEN class・・排気量無制限クラス。250cc以上の排気量無制限のクラスです。CRF450Rはもちろん、701SM、FE501などもこのクラスになります。年間ランキング3位以内に入るとS1-PROに昇格する権利を得ます。
⚫︎S2 class・・250ccのレース専用マシンを使います。2ストロークの場合は125ccとなります。CRF250R、YZ250F、YZ125などです。年間ランキング3位以内に入るとS1-PROに自動昇格します。
以上のオールジャパン(全日本選手権)はAライセンスが必要です。このAライセンスはS1チャレンジクラスで好成績を残すと取得できます。このオールジャパンは日本を代表する最高位のレースであり、全国各地で大会が開催されます。
⚫︎S1チャレンジクラス・・オールジャパンの下に位置しMFJのライセンスを取得すれば参加できるクラス。S1-OPEN、S2、S3などがあります。
⚫︎S1-OPEN、S2はオールジャパンと同じマシンとなります。
⚫︎S3・・ナンバーの取得できる公道走行可能な4ストローク250ccのクラス。WR250XやCRF250M、XR250など。レース車両の場合は2ストークなら85cc、4ストロークの場合は150cc。YZ85、CRF150Rなどです。
⚫︎M3・・4スト125ccクラス。ホイールはスタンダードのままでOKです、17インチ化する必要はありません。エンジョイライセンスで参加可能なクラス。入門クラスでありエンジョイが目的のクラスです。対象車両はTTR125、CRF125Fなど。2026年よりKawasaki KLX140RLも参加できます。
※ここでの車両のレギュレーションについては簡略化して記しています。あくまでも観戦のための情報です。参加される方はMFJのレギュレーションをご確認ください。
▲S1-PROクラスのマシン例。モトクロスレース用マシンをベースに作られたスーパーモトレース用マシン。ベースはDUCATI DESMO450 MX。この車両は国内で1台のみ。今回のRd.2千葉でデビューします。
▲こちらはスーパ-モト専用マシン。イタリアのTM Motoのマシンです。
▲S1チャレンジM3クラス。車両は4スト125ccを使います。↑はCRF125F、ホイールはそのままでタイヤのみロードタイヤに。
▪️02 COURSE/コース
スーパーモトの特徴はこのコース設定にあります。ターマック(アスファルト)セクションとダートセクションがあり、ダートにはジャンプやバンクコーナーが用意されます。つまりモトクロスのようなセクションです。ロードレースのスピードとモトクロスのジャンプなどの激しい走りをみることができます。
ターマックとダートセクションの比率は、ダートが全体の15%から20%で残りがターマックという場合が多いです。が奈良ラウンド(名阪)のように50%50&というコースもあります。

▲青の部分がダートセクション、赤がターマック。2023年福島ラウンドのコース図から
▪️03 RACE/レース進行
まず朝いちばんにタイムアタック予選を行い、その結果でレース1のスターティンググリッドを決めます。レースは午前と午後の2回おこなわれます。
レースではスタートの前にコースを確認する意味でまずゆっくりと1周します。これをサイティングラップと呼びます。
※一般に「レース」という言葉は「決勝レース」のことを指します。
▪️04 MACHINE/スーパーモトマシン
スーパーモトではオフロード用車両にロードレースのタイヤとブレーキシステムを組みあわせた車体が使われます。ダートではジャンプなどがあるためオフロード用車両が有利で、ターマックではロード用タイヤの方がタイムが出ることから、このようなオフロードとオンロードを合体させた車両を使うように進化しました。北米ではフラットダート用車両を使うチームもありました。

▲オフロードレース用車体にロードレース用タイヤとブレーキシステムを入れた車体を使います。このマシンは現在のチャンピオン小原選手が2024年にチャンピオンを獲得した際のマシンです。
▪️05 FLAG/旗
コースサイドにいるのはコースマーシャルと呼ばれるコース管理者です。その手にはイエローやレッドの旗を持ち、それぞれに意味があり、選手はその指示に従う義務があります。
イエローフラッグ静止・・この先のフラッグポストでイエローフラッグが振られていることを示す。
イエローフラッグ振動・・この先に転倒またはクラッシュがあることを示す。速度を減速、停止準備、追い越し禁止、ジャンプセクションでは減速して通過。指示に従わない場合はペナルティが与えられる。
レッドフラッグ・・このフラッグが触れたらその時点でレースは中断。速度を落とし走行しパッシングは禁止。コースマーシャルの指示に従いコースから出る。大きなクラッシュで救急が必要な場合などのこのレッドフラッグが振られる。レースが途中であれば再度レースが行われることもある。ある程度終了していた場合はその時点の順位が結果となる。
ジャンプスタートボード・・サインボードに指示された選手はジャンプスタート(フライング)と判断され競技結果に20秒加算される。
ブルーフラッグ・・振られた選手は後方より速い車両が接近しパッシングされる状態にあることを意味する。あくまでもサービスフラッグ。
※ジャンプスタートとは?・・スターティングシグナルが消えることがスタートの指示となる。その消える前にスタートすること。また車両が動かずとも、選手の身体がわずかに動くこともジャンプスタートとされる。
▪️06 START/スタート、およびスターティンググリッド
スタート順は朝一番で行われるタイムアタック予選で決められる。トップタイムを出した選手はポールポジションという最前列の1番グリッドを得ることができる、2番タイム、3番タイムとその純に並ぶ。スタート前に全選手が1周しコースを確認してからスタートとなる。
▪️07 POINT/ポイント
順位によって獲得ポイントが決まっています。獲得したポイント合計で年間のチャンピオンやランキングが決定します。今のポイントシステムは「勝つと、もしくは上位ほど大きなポイントが得られる」という考えがベースとなっています。
1位/25point 2位/20point 3位/16pt 4位/13pt 5位/11pt 6位/10pt 7位/9 8位/8 9位/7 10位/6 11位/5 12位/4 13位/3 14位/2 15位/1
▪️08 選手紹介
オールジャパンの各クラスの昨年のランキング上位と注目の選手を紹介しています。
⚫︎S1 PRO class / オールジャパン
http://www.krazy-web.com/custom/スーパーモト2026選手紹介-s1-pro-2026/
⚫︎S1 OPEN class / オールジャパン
http://www.krazy-web.com/custom/スーパーモト2026選手紹介-s1-open-clacc-2026/
⚫︎S2class / オールジャパン
http://www.krazy-web.com/custom/スーパーモト2026選手紹介-s2-2026/
▪️09 開催スケジュール
Round1 3月21-22日 愛知/美浜サーキット
Round2 4月18-19日 千葉/茂原ツインサーキット
Round3 5月16-17日 奈良/名阪スポーツランド
Round4 6月13-14日 熊本/HSR九州
Round5 7月04-05日 兵庫/神戸スポーツサーキット
Round6 9月19-20日 奈良/名阪スポーツランド
Round7 10月03-04日 熊本/HSR九州
Round8 11月14-15日 愛知/美浜サーキット
※Round5の開催日が変更になりました。

▲女性選手も多く参戦しています。Round1愛知S1チャレンジS2クラス

▲Rd.1愛知では全日本エンデューロチャンピオン馬場亮太選手が参戦。ジャンルを超えて参戦する選手も。
▪️10 大会詳細
各ラウンドの詳細はこちらのサイトをご覧ください。サーキット情報、入場料、参加選手などもわかります↓。
https://smj.uzushio-racing.com
スーパーモトオールジャパンのレース結果、ランキングなどがわかります。こちらは参加者のためのサイトになっており、観戦の皆様にはわかりにくいかもしれませんが情報そのものは非常に質が高いです↓。
https://www.mfj.or.jp/national/2026-sm-all-japan/
スーパーモトS1チャレンジのレース結果、ランキングなどがわかります↓。
https://www.mfj.or.jp/local/2026-sm-local/

▲ルールではないのですが、スーパーモトではこのようなライディングを見ることもあります。四輪のドリフトのようにリアタイヤを滑らせる走法です。スライドと呼ばれています。この車両で速く走らせるために生まれた走法です
▪️ミニ知識
⚫︎スリックタイヤとレインタイヤ
タイヤにはスリックタイヤと、レインタイヤがあります。スリックタイヤは溝のほとんどないタイヤで、乾いた路面で高いグリップ力を発揮します。が、タイヤの温度が低いとその性能を発揮しません。指定された温度に温める必要があります。パドックでタイヤにかけているのがタイヤウォーマーと呼ばれるもので、電熱線でタイヤを温める機能があります。
レインタイヤは細かく深く溝が切ってあり、路面に溜まった水をこの溝から排除する機能を持ちます。タイヤのゴムはスリックよりも柔らかく、低い温度でもグリップする仕様となっています。が基本的にはこれも温めないと性能を発揮しません。乾いたアスファルト路面をこのレインタイヤで走ると、柔らかすぎてしまいタイムが上がりません。雨の後で路面が乾いてきた、もしくは、レース中に雨が降るかもしれない、という場合はタイヤの選択が難しくなります。レインかスリックか?どちらのタイヤでスタートするのか、を観ているとレースがより一層面白くなります。
⚫︎ダートセクションが長い場合のタイヤチョイス
奈良ラウンドの名阪スポーツランドではダートとアスファルトの比率が約50%50%。走行時間でいうならダートの方が長くなります。つまりダートのタイムをいかに削るか?が勝負の分かれ目に。一般にスリックタイヤはダートでグリップしにくいと言われています。溝のあるレインタイヤの方がグリップする傾向にあるため、晴れていても多くの選手がレインタイヤで戦います。選手によっては溝を加えることもあります。
⚫︎スターティングデバイス
スタート前に、フロントサスペンションを縮めて何かフックを引っ掛けるような作業を選手が行っていることがあります。これはフロントサスペンションを縮めたままスタートするため。急激な加速時にフトントタイヤが浮くと加速が鈍るのですが、そのフロントタイヤが浮にくくするためのものです。1コーナーに入る際のブレーキング時にサスペンションが縮む際にこれは外れスタンダードな状態に戻ります。
⚫︎ゼッケン
車両に入っているゼッケンは前年度のランキングを意味します。ゼッケン1はそのクラスのチャンピオンです。
ゼッケン数字の背景の色はその車両のクラスを表しています。赤はS1-PRO、黒はS1-OPEN(全日本もチャレンジクラスも同じ)、黄色はS2(全日本もチャレンジクラスも同じ)、白はS3を意味します。
⚫︎大きな数字のゼッケン
ゼッケンの大きな選手は前年度のランキングが低い場合もあるのですが、その年からそのクラスに参戦した場合も。ルーキーやクラス変更した場合も大きな数字となります。この大きな数字をつけた選手は注目です。台風の目となる可能性があるから。
⚫︎01や02などの0のついたゼッケン
S1-PROクラスで、今年そのクラスに昇格したばかりの選手であることを示します。
⚫︎モトクロス出身かロードレース出身か、またはストリート出身か
選手はターマックが得意なタイプとダートが得意なタイプに分かれます。ダート全般やジャンプが得意な選手はそこで勝負に出ます、ターマックが得意ならそこで勝負します。他のジャンルにはない見どころです。S1-PROでいうなら1/小原dr選手はモトクロス出身でダートセクションが得意。2/日浦選手や4/金子選手はターマック、3/沖選手は両方と行ってもいいかもしれません。
⚫︎スーパーモトとスーパーモタード
このジャンルは2つの名前があります。スーパーモトとスーパーモタードです。スーパーモト(SUPER MOTO)は英語、スーパーモタード(SUPER MOTARD)は仏語です。この全日本スーパーモタード選手権を作った吉澤氏が仏語のスーパーモタードという言葉を選び、雑誌もそれにならい、新車の名前にもモタードの言葉が使われました。その後選手権の名前がスーパーモト選手権に変わり、2つの言葉が使われるようになりました。「スーパーモト」は一般にレースを意味し、「モタード」はストリートを意味していることが多いように感じます。

▲このスーパーモトオールジャパンではエンジョイが目的のS1チャレンジM3クラス。マシンは4スト125cc相当となり、参加しやすいクラスも用意されています。
photo/ShinoharaNaruyoshi、SasakiTetsuo、KRAZy
KRAZy/近藤正之・・2005年全日本スーパーモタード選手権通称MOTO1の名前で始まった日本のモタードレース。KRAZy近藤は選手として全日本moto2(250ccクラス)に参戦。同時にこの年MOTO1 BOOK 2005も発行。06年からは主催の裏方として参加し、MOTO1のプロモーションとイメージ作り(ブランディング)を目的としたMOTO1 Free Paperを発行。07年にはMOTO1 Free Paperを進化させたKRAZy Free Paperを発行。
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KRAZy/クレイジーはKRAZy DESIGNが運営発信しています。KRAZy DESIGNでは広告企画と制作、および商品企画開発などを行っています http://www.krazy-web.com/custom/krazy_kondodesign-2/
質問・ご意見などはこちらアドレスへ → kondo@krazy-web.com
KRAZy発行責任者:近藤正之/KRAZy DESIGN
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