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2026.04.13

スーパーモト2026 今なぜ人気?その秘密は

表紙A

 
 

■スーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモト 今なぜ人気に?その秘密あれこれ-13.Apr.2026- 

スーパーモトオールジャパンが今人気です。レースに参加する選手やチームがふえ、観戦のお客様も増えています。

 

スーパーモトによるチャンピオンシップ、それがスーパーモトオールジャパン。正しく全日本スーパーモト選手権。MFJの管理下のもと、全国各地で開催されています。年間8ラウンド、各ラウンドで2レース開催されますから、年間16レースで戦います。

 

■スーパーモトってナニ?モタードと違うの? 

スーパーモトとは、かつてスーパーモタードと呼ばれ、Dトラッカー、DR-Z400SM、XR400モタード、WR250Xなど数多くの車両が発売された新しいジャンルです。特徴はオフロードバイク+オンロードバイクという点です。オフロードバイクの車体にオンロードバイクの足周りを組み合わせています。

 

デスモ450sm車体左右
▲これはDUCATIのモトクロスマシンにロードレース用のサスペンションとホイール、そしてブレーキシステムを組み込んだスーパーモトレース用マシンです。Round2千葉でデビュー予定のマシンです(ライダーは広瀬彰信、Bram Racing)。

ジャンプケント
▲スーパーモトはレースがきっかけで生まれたジャンル。オンロードとダートのセクションが用意されるコースで戦います。ロードレースのスピードとモトクロスの激しい走りを見ることができるのが最大の魅力です。

サアイ顔
▲コーナーでは四輪のドリフトのような走り(スライド)を見ることができます。他の二輪レースにはない豪快な走りです。

公園車体左からc
▲こちらは一般公道用のスーパーモトです。DR-Z4 SM 

■ターマック80%+ダート20%、ときには50%+50% 

コースはターマックセクション(アスファルトセクション)とダートセクションによって構成されています。多くの場合がターマックが70-80%、残りがダートとなっています。
そのダートセクションにはジャンプやバンクコーナーがありモトクロス的な走りを見ることができます。しかし奈良ラウンドはその比率が大きく変わり、ターマック50%ダート50%となっています。

 

ターマックとダートでは必要なライディングスキルがまったく違うため、セクションによって得意不得意が出ます。ロードレース出身か(ターマックが得意)、モトクロス出身か(ダートが得意)で違いが出ます。場合によっては、ターマックではロード出身のA選手がトップに立ち、ダートではモトクロス出身の選手Zがトップに立つ、ラップごとにこれが繰り返されるという白熱の展開もしばしば発生します。つまり抜きつ抜かれつのデッドバトルがしばしば発生するということに。
(昨年、一昨年の愛知/美浜ラウンドではチャンピオンをかけたホームストレートエンドでのブレーキングバトル、また最終コーナー立ち上がりでのドッグバトルと大逆転が展開されました。今思い出しても緊張します)

 

サアイ+ヤッシ
▲ジャンプセクションでのドッグファイト。 

2022_福島エビス_コース図
▲青の部分がダートセクション、赤がターマック。2023年福島ラウンドのコース図から 

■会場/サーキット 

カートレースなどの行われるミニサーキットで開催されることが多く、そこにダートを加えたものとなっています。サーキットがコンパクトなため、レース全体を見ることができ、レース展開がわかりやすい点も魅力となっています。

 

Gツーリング吉澤みんなと
▲コースは比較的小さなところでも開催でき、お客様との距離が近いのも特徴です。写真は東京お台場/MULTIPLEX

Super Moto Japan -5922_3800px
▲かつてはお台場でナイトレースも行われていました。こちらもお台場です/GAMES tokyo 

■スライド 

車体の特徴から、コーナーでは四輪のドリフトのようなリアタイヤを外側に流すライディング、スライド走法を見ることができます。今ではmoto-gpでもこの走りが使われるようになっています。タイヤのスキル音も含めこれも魅力の一つかもしれません。

 

スライド横から
▲スライドのワンシーン。ブーツから火花が出ているのは、ブーツがすりへるのをガードする金属がついているため 

0J9A0673
▲▼スライドにも個性があり、選手によって様々です。

スライドマコト 

■海外からの参戦と女性選手 

今年もオーストラリアからの参戦選手がいます。ゼッケンは20、ジョシュア・マクリーン選手です。愛称はジョシュ。今年は開幕ラウンドで2勝をあげています。2025年チャンピオンの1/小原ケント選手との戦いも必見です。

 

また、スーパーモトは女性クラスはないのですが、体力差があまりないためもあって女性選手が男性と互角に、もしくはそれ以上で戦っています。
最高峰クラスのS1-PROには3/鈴木ユウナ選手が参戦(開幕では3位入賞!)また、S1チャレンジクラスにはモトクロスレディースクラス元チャンピオンの78/久保マナ選手も参戦しています。

 

このように男女の区別なく戦うのも魅力かもしれません。

 

01ユウナ2026
▲▼03/鈴木優那選手。開幕ラウンドではいきなり3位に食い込む大健闘。年内にこの最高峰クラスでの1勝も夢ではないと思います。01ユウナ顔26

チs276久保
▲▼S1チャレンジのS2クラスに参戦した全日本モトクロスレディースクラス元チャンピオンの久保まな選手。他にも多くの女性選手が参戦しています。DSC09459 2 2

 

▪️モトクロス出身かロードレース出身か、またはストリート出身か 

先にも書きましたが、ターマックが得意な選手とダートが得意な選手に分かれます。言い換えるとロードレース出身かモトクロスやエンデューロ出身かです。このほかにストリート出身やトライアル出身、フラットダート出身、また生粋のスーパーモト選手もいます。
 

各選手はそれぞれに得意セクションが違っていることで、バトルが発生します。ダート全般やジャンプが得意な選手はそこで勝負に出ますし、ターマックが得意ならそこで勝負します。他のジャンルにはない見どころです。

 
S1-PROでいうなら1/小原dr選手はモトクロス出身でダートセクションが得意。2/日浦選手や4/金子選手はターマック、3/沖選手は両方と行ってもいいかもしれません。

 
2ダイジロウ
▲雨のレースは観戦にとっては厳しいですが、激しい戦いや思わぬレースを見ることができます。伝説となるようなレースは意外と雨のレースが多いように思います 

▪️間近からの観戦ができ、選手とも距離が近い 

コースがコンパクトなこともあって間近化からの観戦ができるのも人気の理由かもしれません。MOTO GPなどの場合は近くても50m以上は離れています。選手の息遣いやその目までは見えません。が、スーパーモトでは感じることができるくらいの距離から観戦ができます。花火をナマで見ると音を体で感じますよね、あれに近いのかもしれません。観るというより体験するというか。
 
 

観戦の皆さん写真

お客様インド系?

美浜サーキット2025

ケントとファン
選手も身近かで話しかけやすいですし、楽しい空気が会場にあることが最大の魅力かもしれません 

▪️一番の魅力は、レースというよりイベントな点かもしれません 

他のMFJのレースに比べ、いい意味でレースっぽさがなく、どちらかというとイベントに近いことも人気の理由かもしれません。レースに詳しくないかた、つまりどんな方でも観戦に行ってみたくなるようです。

 

▪️参加しやすいクラス、エンジョイレース!なクラスのM3 

観戦以外にも人気のわけがあります。それはM3クラスの新設です。
M3クラスは4スト125ccの車両で楽しむクラス(klx140RLもOK)。速度も低く、また車両も安価なため気軽に参加できるクラスです。順位はつきますが、あくまでもエンジョイレース!が目的。ライセンスはエンジョイライセンスでOKです。詳しくはMFJのHPをご覧ください。
https://www.mfj.or.jp/local/2026-sm-local/

 
MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)のHPトップはこちら↓
https://www.mfj.or.jp
 

7-m3▲S1チャレンジM3クラス。車両は4スト125ccを使います。↑はCRF125F、ホイールはそのままでタイヤのみロードタイヤに。今年からKLX140RLも参加OKになりました 

▪️本コースを無料で体験走行できるイベントも人気 

日曜のお昼休みには、自走されてきたモタードバイクで本コース(一部)を無料で走行もできます。テクニクスさんの企画する人気イベントです。コースはラウンド毎に変わりますが、基本的には誰でも走れるコースを設定し、吉田選手会長の先導のもと走行します。

 

テクニクスス体験走行

 

▪️クラス 

クラスは大きく2つに分かれています。
⚫︎日本を代表するクラス・・・オールジャパン/全日本クラス
⚫︎ライセンスを取得すれば参加可能なクラス・・・S1チャレンジクラス

 

クラス解説図2026

 

また車両の違いでいくつかのクラスに分かれます。

 

⚫︎オールジャパン/全日本クラス
S1-PRO class
最高峰クラス。マシンはレーサーの450ccを使用。

S1-OPEN class
S1-PROの下に位置し、マシンは排気量無制限になります。年間を通してここで好成績を残すと最高峰のS1-PROに昇格できます。

S2 class
S1-OPENと同列に位置し、マシンはレーサー250ccを使用。S1-OPEN同様に、好成績を残すと最高峰のS1-PROに昇格できます。

 

⚫︎S1チャレンジ
S1-OPEN class
マシンは排気量無制限になります。ここで好成績を残すとオールジャパンに昇格できます。

S2 class
マシンはレーサー250ccを使用。S1-OPEN同様に、好成績を残すとオールジャパンに昇格できます。

S3 class
マシンは一般公道用車両を使用。WR250X、CRF250Lなど。レーサーの場合はCRF150Rなど

M3 class
エンジョイレースなクラス。4スト125cc相当の車両となります。CRF125F、TTR125LW、KLX140RLなど。M3のみエンジョイライセンスで参加できます。

 

トリッカー駿介
▲写真はトリッカーにロードタイヤを履かせただけのマシン。S1チャレンジS3クラス。S1チャレンジクラスはオールジャパンの下に位置し、ランセンスを取得すれば参戦できます 

▪️ではなぜ今再び人気? 

実はこれがよくわからないンです…。
⚫︎レースに関係していたり参加しているショップやファクトリーの地道な努力(参加選手を増やしたり、観戦のお客様を増やす)、
⚫︎各チームや選手個人の努力(同上)
⚫︎観戦にいらっしゃるお客様もただ観にきているだけじゃなく、積極的に楽しもうという工夫とSNSによる活動
などが複合的に絡み合って今の人気に繋がっているのかもしれません。

 

KRAZyでは広告の企画を大なうと同時に(これが本業です)、商品企画も行っています。商品企画とはその時代における商品の価値を見極めることから始まるのですが、ここでは新しい変化があります。
「与えられた喜びや快楽」から「自ら努力して得る喜び」への変化です。北欧ではもう30年以上前からこのような動きがあったのですが、今日本でもこのような変化が見えはじめています。
有名レストランで提供される料理も美味しいのですが、自ら野菜を育て狩猟し(または狩猟した肉を使って)それを自ら料理して味わうというようなことです。もっと身近なことでいうと、用意されたエンターテイメントをただ受動するのではなく、自ら主催側に立ちそれを楽しむということです。DLに行くのではなく、村や町のお祭りの開催を手伝い当日も楽しむというようなことです。

 

少しでも良くしていこうと考え、当事者の選手やチーム、バイクショップやファクトリーの自主的な動きが今につながったのかもしれません。Round1のエンデューロ選手の参加も某チームの自主的な活動と協力から実現しました。

 

photo/ShinoharaNaruyoshi、SasakiTetsuo、KRAZy 

KRAZy/近藤正之・・2005年全日本スーパーモタード選手権通称MOTO1の名前で始まった日本のモタードレース。KRAZy近藤は選手として全日本moto2(250ccクラス)に参戦。同時にこの年MOTO1 BOOK 2005も発行。06年からは主催の裏方として参加し、MOTO1のプロモーションとイメージ作り(ブランディング)を目的としたMOTO1 Free Paperを発行。07年にはMOTO1 Free Paperを進化させたKRAZy Free Paperを発行。

 

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KRAZy/クレイジーはKRAZy DESIGNが運営発信しています。KRAZy DESIGNでは広告企画と制作、および商品企画開発などを行っています http://www.krazy-web.com/custom/krazy_kondodesign-2/
質問・ご意見などはこちらアドレスへ → kondo@krazy-web.com
KRAZy発行責任者:近藤正之/KRAZy DESIGN

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