2026.09.30
スーパーモト2026 Rd.6 S1-PRO / Part1
■スーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモト2026 Round6奈良 S1-PROクラス Part1-30.Sep.2026-
9月19-20日、奈良県にある名阪スポーツランドでスーパーモトオールジャパン/全日本スーパーモト2026 Rd.6が開催されました。
この週末は台風25号が本州に近づいていたのですが、雨は日曜の早朝に降ったのみとなり日中は雨にあたらない2日間となりました。金木犀がかすかに香る素晴らしい初秋の週末となりました。
ここはS1-PROクラスのレースレポートとなります。
S1-PROは国内スーパーモト最高峰のクラスとなります。450ccのレース専用マシンで戦います。
■スーパーモトオールジャパンコンドーの体調不良からレースレポート全てを休んでいました。が、ようやく体調が戻ってきたので今回のRd.6からレポートを開始します。よろしくお願いします。
この奈良ラウンドは以前アップしたRd.6紹介レポでも書いた通り、ダートセクションの長いコースです。ターマックとの比率は約50:50(走行時間)となり、世界でも珍しいコースデザインとなっています。
そのダートの土質はサンド。ですが、雨が降るとネトネトにぬかるむという非常に粒の小さなサンドです。今回は台風の影響か、決勝レースの朝に雨が降り、朝一番はかなり滑りやすいコンデション。タイムアタック予選はそのコンディションで行われマディが得意なライダーが上位に入りました。でもしっかりポイントランキング上位選手がトップを占めています。つまりそういう選手でなければ今のスーパーモトの上位には入れないということなのかもしれません。
⚫︎タイムアタック予選
1・・1/小原堅斗(ポイントランキングトップ201point)
2・・06/五十住洋介(3位167point)
3・・3/沖勇也(2位187point)
4・・01/鈴木優那(5位100point)
5・・4/金子和之(4位115point)
■モトクロス形式のスタート今回のスタートはモトクロス形式で行われました。ダートセクションからのスタートで横一列のスターティングマシンを使う形式です。タイムアタックの一番タイムを出した選手からから好きなグリッドを選ぶことができます。
イン側(今回は1コーナーに向かって右)はコーナーへの距離が最短です、がコーナリングの角度がきつく旋回するためには滑りやすい路面での巧なブレーキングスキルが必要になります。
アウト側はコーナーまでの距離がやや遠くなりますが、コーナリング角度が緩やかになり速度を落とさないまま旋回に入れるというメリットがあります。
では中間はどうかというと、両方の良さはあるものの左右から挟まれトラブルに巻き込まれやすい、という欠点があります。
この1コーナーを使ったスタート(毎回レイアウトは変わります)での一般的なベストラインは「コーナーのバンクコーナーに向かって直線的に加速し、あまりブレーキをかけず速度を保ったままバンクにマシンと当て、一気に旋回する」が王道です。ただしこれを決めるには1コーナーに一番で入る必要がありますが。グリッドは最もイン側か、中間のイン側あたりがベストのようです。
しかしこれもマシンのセッティング、路面の状況、選手の状態で変わります。

▲スターテングマシン。右がスタート前、左がスタート時。進行方向は左(←)です。バーが倒れるとそれを合図にスタートします。シグナルではありません。

▲横一列にグリッドにつきます。写真の左右がスターティングマシンのカットと左右逆です、わかりにくくてすいません!
▲決勝の朝のダートセクション。早朝の雨によってサンドは多くの水を含み非常に滑りやすい状況です。しかし時間とともに乾き、レースの始まる10時頃にはかなり乾いていくのですが。
コンドー個人の話ですが、体調が戻ったとはいえまだ半分くらい。精神的な不調なので時間がかかるそうです。で、今回は写真をデザインすることができません(長時間のデスクワークを医師から禁止されました)。ということで今までとはちょっと違った角度からのレースレポートにしてみようかと考えました。篠原カメラマンの撮った選手の素顔などの会場の雰囲気をメインにお伝えしようかなと。
レース会場ってなんだか敷居が高いそうです。怖いおじさんやウンチク豊富なオタクがいっぱいいて、知識のない初心者は行ってはいけないところ・・という印象すらあるそうです。実際は選手との距離も近くホンワカです。その選手もオタクで怖いわけでなく一般の僕らと変わりのない人で、親しくもなれるし、なんなら知り合いになれちゃう、そんな場所です。

▲チャンピオンは3回。そして2026年もシリーズポイントトップの1/小原ケント選手。愛称はケント。岩手の花巻がホームです。青森ではオリジナルのスーパーモト選手権も開催中

▲現在シリーズポイント2位のトライアル出身、九州福岡がホームの3/沖ユウヤ選手。

▲現在3位の五十住ヨウスケ選手。名古屋の中部地区がホームです

▲お昼に行われるTechnix主催のコース走行会の先導を務める選手会長の吉田選手。今回先導に使う車両は写真のDR-Z4SMローダウン仕様。これなかなか低くなっていました。近日中にKRAZyで試乗インプレします。シート高があって重さもあるDR-Zには朗報です。これで女性も乗れるかも!

▲何かと色々と話題提供のケンチャンこと23/川留ケンイチ選手(右)と杉山レン選手(左)。23/川留選手は今回もなんかあったみたいです。杉山選手はお父様が元スーパーモトの選手です。親子2代で!

▲名門CPスポーツのパドック。左は監督の小布施さん、中央は昨年からスーパーモトに復帰した04/伊藤リョウ選手(以前は城取リョウ)右は10/増田ヒロシ選手。2005年のスーパーモト開幕の年から続けるただ一人の選手です。
■決勝レース当日のレーススケジュール決勝レースの日曜はこのようなスケジュールで進行します。どのラウンドもほぼこれに似たスケジュールです
1)予選タイムアタック形式
2)全日本S2クラス レース1
3)全日本S1-PROクラス レース1
4)全日本S1-OPENクラス レース1
⚫︎昼休み
テクニクス主催の無料コース走行会(熊本ラウンド以外)
5)S1チャレンジS3クラス
6)S1チャレンジS2クラス
7)S1チャレンジM3クラス
8)全日本S2クラス レース2
9)S1チャレンジS1-OPENクラス
10)全日本S1-OPENクラス レース2
11)全日本S1-PROクラス レース2
⚫︎表彰式
前日の土曜日はプラクティス&マシンのセットアップ走行が行われます。
走行は15時頃には終了し、車検となります。選手は比較的余裕があるので、この土曜日の方が選手とのお話はできます。観戦も可能です。

▲サスのセットアップを行う鈴木ユウナ選手。走ってはセット、これを繰り返しサスのセットを決めていきます。

▲チャンピオン1/小原選手。周りにいるのはテクニクスと地元岩手の選手。チームは岩手花巻をベースとしています。

▲今回はコースの半分がダートということもあって、いつものスリックタイヤではグリップを得られません。ということでレインタイヤを選択。そこに追加で溝をくわえているところ。レースは選手一人で戦っているのではなくチームで戦っています。

▲モトクロス出身の9/馬場選手。今回はダートが長いので実力発揮?

▲オーストラリアから参戦のジャック(右)と監督&マネージャーのアンディ(左)。アンディさんがジャックの参戦を実現させています。アンディさんは元MOTO1(全日本スーパーモタード選手権)の選手です。あ、顔から外国の方のように思われますが日本人(笑。

▲名古屋の有名チームファントムレーシングでM3クラスを盛り上げる2人。左は水野選手、右が73秋田選手。M3クラスは本当に面白いですよー!4スト125クラスですから気軽るに参戦できるのですが、やってみるとこれが奥が深いんです。

▲プラクティス走行ではスターティングマシンを使ってのスタートも行われました。まるで決勝レースかのようなシーンが何度も!

▲プラクティス走行は各選手にとってはテストなので色々な走行を試すことがあります。思い切った走行ラインやスライドなど。写真を撮るなら土曜がおすすめです!7/呉選手の1コーナースライド。呉選手は今ダートバイクプラス大阪店に勤めていますから、いつでも会うことができます。ストモタカスタムについても色々教えてくれますよー

▲決勝レース1に向かう9/呉本トモヤ選手。ダートを得意にしている呉本選手、今ラウンドは上位を狙います。そのためにはスタートを決めトップグループで1コナーを抜けたいところ。

▲慎重にグリッドを選びます。ゼッケン4はランキング5位の金子カズユキ選手。9は馬場ユースケ選手。マシンの間は非常に狭いです。スーパーモトはタイヤがオンロードを使うためダートではあまりグリップしません。そのため車体が大きく暴れることがあります。同時に各選手は1コーナーの特定の箇所に向かうので、より一層接触が起きやすい。これをいかに避けるかもポイントになります・・・
Rd.6は後半戦最初のレース。ダートが得意な選手はここでポイントを稼ぎたい。ターマックが得意な選手は次の熊本ラウンド(※)での上位を狙い、ここは無理せず上位に入ることを目指します。
チャンピオンの可能性の高いのは1/小原選手(岩手・201point)、3/沖選手(福岡・187)、06/五十住選手(愛知・167)の三人。優勝25point、2位20point、3位16point、4位13、5位11・・・2レース共に優勝できれば50、2位2位では40point、大きく違いが出ます。追う3/沖選手、06/五十住選手はなんとしても勝ちたいところ・・・
11時30分、いよいよレース1がスタートします。
続きはPart2で。
※熊本ラウンドは高速コース、ロードを得意とする選手にやや分があると言われています。今ラウンドはなんと逆回り!!
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