2025.12.16
ハードエンデューロ2025最終ラウンド part1 「優勝は森選手」
■全日本ハードエンデューロ2025 Final Round 白井
レースレポPart1「YZの逆襲、優勝は森耕輔」-16.Dec.2025-
全日本ハードエンデューロ(※)最終ラウンドが11月30日(日)に開催されました。優勝したのは6/森耕輔選手。マシンはYZ250X。多くの選手が2スト300ccを選ぶ中、250ccマシンでの優勝でした。
※全日本ハードエンデューロとはCROSSMISSINの開催するハード系エンデューロの国内最高峰選手権です。今年は全国で6ラウンドが開催されました。
森コースケ選手といえば「いつも冷静でダンディ」という印象があります。何があっても穏やかで落ち着いており、ハードなレースを戦うアスリートとはかけ離れたイメージです。
その森選手は毎ラウンド詳細なレースレポートを届けてくれるのですが、レースの戦い様が実によくわかる内容。
今回はその詳細なレースレポートを紹介させていただきます(わかりやすくするため、一部加筆しています)。
では早速。
■全日本ハードエンデューロ2025最終ラウンド白井。6/森耕輔
全日本ハードエンデューロ選手権第6戦(最終戦)白井に参戦しました。
茨城県にある関東ハードエンデューロのメッカであるオフロードパーツ白井で行われ、土曜日にはXクラスおよびXXクラスのレースが、日曜日にインターナショナルクラスの予選と決勝が行われました。
私はエントリーが早かったようで、1番目からのスタートでした。確実なクリアラップが取れるのが良いですよね。
コース前半は水が少し流れている小石が多い沢で徐々に斜度がキツくなり石も大きくなっていきます。後半は水が流れていないガレ道。最後に大きい石が入り組んでいて真っ直ぐ走れません。
スタートから順調に転倒なくスムーズに走れ、石を越えた後に数回エンストしたものの予選は1位。4分17秒。 2位の1/大塚選手とは21秒差をつけることができました。

▲タイムアタック形式の予選をトップタイムで通過。決勝は1番目スタートを得ます。

▲タイムアタック形式の予選のコースの序盤。最初は石も小さいのですが・・・

▲その石は徐々に大きくなっていき行く手をさえぎります。最後はひと抱え以上の大きさとなり角度も急になっていきます。写真は土曜に行われたX&XXクラスの様子。渋滞が発生。

これが決勝のコースマップ。タイムアタックは左下の第1エリアから第2ロータリーに向かう沢のコース。石の広がる林道のようなコースです。がその石は徐々に大きくなり、最後はひと抱え以上の大きさとなり厳しい登りとなっていきます。自分の場合は1時間以上かかりますが、トップ選手は4分ほどで通過していきます。
■決勝
決勝は予選の結果順で1人づつのスタート。各スタートは20秒の間隔を空けます。
焦る気持ちを抑えて冷静に速いペースを保ちながら進めていきます。
#3セクション:スパルタンロックは切り出した石が積み上げられた登り。
ここで2位の1/大塚選手に追い付かれますが慎重に前に進めます。(昨年は捲れて腰を強打し2021年には背骨を折ったセクションです。)
この先にあった新設セクションのヒルクライムを2回失敗し、1/大塚選手 5/西川選手に先行されます。
そのヒルクライムを登り切り先にあった下りセクションで二人が止まってました。1/大塚選手がスロットルを壊してしまい5/西川選手が修理のサポートをしてました。少し様子を見ていたら3/大津選手に追い付かれます。1/大塚選手は怪我をしていなかったようなのでレースを再開させてもらい3/大津選手とともに二人で先へ行かせてもらいました。
後方に3/大津Rの気配を感じながら焦らず進めていき、CP1は29分でトップで通過。2位の3/大津選手とは4分差。

▲Lap1の最初の難所#3セクション:スパルタンロックにトップで入ってくる6/森コウスケ選手。

▲スパルタンロックをトップで抜けてく6/森選手。がその背後には1/大塚選手が。
#9セク:サカノボラズは落ち葉が多く土はパサパサでジグザクに登るヒルクライム。試走されていないので登れそうなラインを見極めて進めます。
時間が掛かりましたがミスなく登り、その先にあったヒルでは1度失敗し2回目で登頂。(2周目はこの坂で苦戦)
ここを通過してから3/大津選手の気配を感じなくなりました。
第3エリアにあったヒルを失敗してしまい大転倒。幸いバイクは無事で下が、私は左肘を打撲しそれがレース後半に影響していきます。
右のラインに切り替えて登り切り先に進みます。
その先には新設セクションのパナ〇ニックヒルは反り立った長いヒルクライム。しかも助走部分に1段段差があり緊張感漂うヒル。
セオリー通り助走を取れるだけギリギリまで下がり段差でジャンプしないように加速。若干回転を高めにキープして走り1回で登頂することが出来ました。
第三エリアを抜けて最終セクまでの下りの尾根道はとても長く、毎年首が痛くなります。
最終セクと1セクをミスなく通過して、LAP1は1時間23分で1位通過。2位とは6分差。
■Lap2
2周目は#1セクと#2セクの間に新しいセクションが2ヵ所追加される設定になっていました。
1つ目のヒルは轍が数本あるセクションで1度失敗しましたが、2回目で登頂。
2つ目の長いヒルクライムは登頂ギリギリで止まってしまいましたが、押し上げることが出来て何とか1回で登頂しました。
1周目に苦戦した#3セクはラインができていてすんなりと通過。
#4セクのヒルは助走部が砂でフカフカになっていてパワーを食われ失敗。となりのラインに変えてクリア。
その後の#7セクの下りでフロントタイヤが滑り大転倒。この辺りから疲労による操作ミスが増え始めます。
その先にあったCP2を2時間9分で通過。2位につける3/大津選手とは差は14分に広げました。

▲Lap2から加わるヒルクライムセクションにトライする6/森選手。
1周目にラインが無かった#9セクはキレイにラインが出来ていて、ここもラインに載せてすんなり通過。
しかしその先にあったヒルではラインが出来上がっていたのですがパサパサの土で簡単に登りません。
エンジン回転を高めにして土を巻き上げながら登っていたところ、リアタイヤが何かに食いつきまくれ上がってしまいました。
いつもならクラッチレバーを握って回避できるのですが、疲労と転倒時の打撲が影響し左手が上手く使えませんでした。
まくれたバイクは立木にからまってしまい抜け出すのに時間が掛かかってしまいます。
そこからはミスしないように少しペースを落とし、確実にセクションを走破する走りに変更。
LAP2は2時間52分。
3時間レースでしたのでここでゴールとなり1位でフィニッシュすることができました。
■レースを終えて
前戦での改善点(車両姿勢見直し・バッテリー変更)を織り込み、トラブルなく走り切れたこと、予選を1位になることで決勝を1番目にスタートし、自分のペースで走れたことが結果に繋がったと思います。
反省点として一つ目のヒルを1回で登れなかったこと(新しいサスセッティングになれていない)、転倒が多いこと(判断ミス)、レース後半の疲労感(体力不足・楽に乗れる車両作り)などあります。
これらをシーズンオフに改善し、26年の開幕戦にベストな状態で臨めるよう励んでいきます。
本年も応援ありがとうございました。来期も引き続き応援宜しくお願い致します。
わかりやすくするため、一部加筆しています。by KRAZyコンドー

■インタビュー
数年ぶりの1番でとても嬉しいです。
予選も1位、決勝も1位でしたし嬉しいです。
スケルyトンロックはトップで抜けれたのですが、その先に用意されたヒルクライムに失敗し、大塚さんと西川さんに負けてしまいます。が、下りで大塚さんがアクセルホルダーを壊してしまったようで、そこで再び前に出ました。
最初は大津くんが後ろにいる感じで、ずーっと一緒でした。
開いたのは、Lap2から新しく加わったヒルクライムのところだったように思います。
タフなレースでした。今も腕がツっています(笑。
Lap2からは(転倒で痛めた)腰も痛くなってきて、(長い下りで)首も疲れてきてなかなか大変でした。
先頭を走っていたのでラインを自ら作っていく必要があってそれで体力使ったのかな。後半は疲労でミスッってひどい転び方をしてしまいました。その際マシンを木に引っ掛けてしまい引っ張り出すのに時間をかけてしました。
その頃から腕もツリ始めてきて、落ちないようにと慎重に走るように心がけました。
勝因ですか・・・?
スパルタンロックを先に抜けれたのが良かったのかも。前に誰もいないのは気持ちよかったですね。
勝てて本当に嬉しいです。
本年も応援ありがとうござました。来期もひき続き応援よろしくお願いいたします!
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