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2025.12.22

ハードエンデューロ2025 Part3「チャンピオンの陰に2人のヒーロー」

00表紙4

 
 

■全日本ハードエンデューロ2025 Final Round 白井 Part3
「チャンピオン大塚選手の陰に二人のヒーロー。5/西川選手と18本間選手」
-22.Dec.2025- 

ここはPart2の続きです。

 

Lap1の早々にチャンピオンを争う1/大塚選手はマシンのスロットルホルダーを破損。走行不能となってしまいます。リタイヤはノーポイントですから、その時点でチャンピオンの可能性はほぼゼロとなります。レースは3時間ですが、パーツを取りにパドックに歩いて戻るのでは間に合いません…。

 

枯葉+陽だまり風景
▲この日は関東の初冬らしい日差しがあり、比較的暖かな1日でした。森の中は美しく光っていました。 

しかし、2番手につけていた5/西川選手が自分のレースを捨て、自らのスロットルホルダーを大塚選手に提供します。
「大塚さんはチャンピオンがかかっているし、自分はリタイヤしてもいいと思った。大塚さんにチャンピオンをとってほしかった」と5/西川選手はレース後に語っています。5/西川選手は同じチームではないのですが同僚というか仲のいい友人という関係です。
なんとか修復が完了しようとした時、小さなパーツを枯葉の中に落としてしまいます。探しても探しても見つからない…。地面は落ち葉で埋め尽くされており、小さなパーツがそこに紛れ込んだようです。

 

そこにマシンを壊してリタイヤを決めた18/本間選手が現れます。1/大塚選手の後輩とも言える選手です。自分のを使ってください!と1/大塚選手に提供。もう一度付け替え、ようやく修復完了。なんとか1/大塚選手は復帰します。チャンピオンは首の皮一枚でつながりました。しかし修復作業には30分ほどかかったようです。

 

しゅうり1+5
▲スロットルホルダーを破損し走行不能となった1/大塚選手。このままではチャンピオンを逃してしまいます。しかし5/西川選手、18/本間選手らのパーツを借りてレースに復帰。チャンピオンを目指して走ります。 

5西川
▲レース仲間である1/大塚選手のチャンピオン獲得のために自分のレースを捨てパーツを提供した5/西川輝彦選手 チームミワコング。この後、大塚選手に提供したパーツをもう一度自分のマシンに取り付けレースに復帰しています。 

18ガクト
▲同じく自分のパーツを提供した18/本間岳人選手 モトショップシロタ。本間選手の他の選手の車両を助けるシーンをしばしば見ます。これは『ヘルプイーチアザー』と呼ばれ、選手間での助け合いは許されています。 

■1/大塚選手、3/大津選手のチャンピオン争い

 
レースは6/森選手、3/大津選手、108/滝口選手、2/原田選手、11/泉谷選手、1/大塚選手となります。Lap1の途中チェックポイント(中間CP)での順位とタイムは
6/森選手・・29分00秒
3/大津選手・・33分00秒
108/滝口選手・・53分59秒
2/原田選手・・55分03秒
11/泉谷選手・・56分29秒
1/大塚選手・・1時間02分35秒

この時点では大津選手の2位以上が濃厚、この順位のままであれば1pt差で大津選手の初チャンピオンとなります。

 

しかしここから大塚選手の怒涛の追い上げが始まります。

 

3大津
▲2番手につけトップを狙う3/大津崇博選手。このままいけばチャンピオンです。 

18滝口
▲Lap1中間地点で3番手につけた108/滝口輝(ヒカル)選手。赤ゼッケンの選手を追い抜いての3番手です。ハードエンデューロでは数少ないシェルコに乗っています。※赤地のゼッケンはランキング上位20名の選手に与えられた固定ゼッケンです。100番以降はそれ以下のランキングです。 

■トップは6/森選手。後方では1/大塚選手の怒涛の追い上げ

 
1周目完了時の順位と通過タイム
6/森選手・・1時間23分30秒
3/大津選手・・1時間29分30秒
2/原田選手・・1時間38分16秒
11/泉谷選手・・1時間47分23秒
1/大塚選手・・1時間47分23秒(同タイム)
108/滝口選手・・2時間00分50秒

トップは森選手、各選手10分弱の差。1/大塚選手は復帰後、激しい追い上げをみせ3位(泉谷選手と同タイムの3位)まで上がってきます。
 

2原田コータ
▲2023年チャンピオンの3/原田皓太選手はこの時点で3番手。後半に強く、徐々に順位を上げてくるのが2/原田選手の特徴です。トップとのタイム差を縮めてきていますから、優勝の可能性は充分にあります。少なくとも2番手の3/大津選手に追いつく可能性は大きいです。勝利は誰か?もありますが、チャンピオン争いにこの2/原田選手が大きく関わってきそうです。 

1大塚顔2
▲レースは3時間、残りはあと1時間15分。この時点で11/泉谷選手と同順3位。1/大塚選手はこの3位でフィニッッシュできればチャンピオン獲得となります。4位でもライバル3/大津選手が2位でフィニッシュなら大塚選手のチャンピオン、3/大津選手が優勝すれば大津選手のチャンピオンです。前にいるのは後半に強い2/原田選手、緊張感のある展開となります。 

■Lap2、トップは6/森、2番手3/大津、3番手には1/大塚

 

依然トップは6/森選手、2番手は3/大津選手です。3/大津選手がチャンピオンを取るにはトップに立つ必要があります。が、徐々に6/森選手との差は開いていきます。Lap2の中間チェックポイントではその差は14分ほどに。

 

一方1/大塚選手は徐々に前との差をつめ、Lap2の中間チェックポイントでは単独3番手に上がります。2番手3/大津選手との差を6分にまでつめます。

 

Lap2中間チェックポイントの順位と通過タイム
6/森選手・・2時間09分00秒
3/大津選手・・2時間23分13秒
1/大塚選手・・2時間29分19秒
2/原田選手・・2時間46分08秒

レース時間は3時間、残り時間が少なくなってきています。

 

11イスタニ
▲久々の参戦となった11/泉谷之則(イズタニユキノリ)選手。今年はトライアルスキルを身につけるためトライアル選手権に出ていたようです。今回は序盤に4位につけ上位狙います。 

スパルタンロック3
▲コースの序盤にあるスパルタンロック。ひと抱え以上もある大きな石が広がるエリア。そしてかなりの登りです。各選手は前にいる選手を避け、それぞれのラインを見つけマシンを進めていきます。なのでマシンの向きはバラバラ。上の写真のゼッケン16は岩鬼久重選手。 

レースシズル2
▲コースは各所に難所と呼ばれるセクションが用意されています。↑のようなロックセクション、急斜面を横切るようなトラバースセクション、または角度のあるヒルクライムなどなど。ヒルクライムはかなりの角度で、撮影のためにコースサイドに立つことも難しく自分は何度も滑落しました。一番上は101/BaturNadamud選手、2番目は105/荒木隆介選手、下は103/遠藤猛史選手。 

■レースに勝ったのは6/森選手
 
Lap2の周回チェックポイントの順位とタイムです。
6/森選手・・2時間52分15秒
3/大津選手・・2時間54分30秒

レースは3時間なので、この時点でレースは終了※
 

優勝は6/森コウスケ選手。2位は3/大津選手となります。3位には大塚選手が入りました。
2025年のチャンピオンは大塚選手となりました。

 
※チェックポイント通過時点のタイムが順位となります。 

6森2カット
▲最終ラウンドに勝ったのは6/森耕輔選手。レポートはこちらhttp://www.krazy-web.com/custom/ハードエンデューロ2025最終ラウンド-優勝は森選手/ 

表彰rd6

 

■Round6レース結果

 
優勝 6/森耕輔
2位 3/大津崇博
3位 1/大塚正恒
4位 3/原田皓太
5位 11/泉谷之則
6位 108/滝口輝

 

R6レース結果上位
▲Round6 最終ラウンドの結果 上位12位まで ※DNFはDo Not Finish つまりリタイヤの略。DNSはDo Not Start 参戦せずの略です 

■2025チャンピオンは大塚選手

 

2025年チャンピオン 大塚正恒 215point
2位 大津崇博 210pt
3位 原田皓太 194pt
4位 森耕輔 187pt
5位 西川輝彦 164pt
6位 木村つかさ 154pt
7位 荒木隆介 110pt
8位 和泉拓 109pt
9位 吉良祐哉 108pt
10位 大神智樹 107pt

 

ランキング1大塚
▲2025年シリーズチャンピオンとなった大塚マサツネ選手。2026年もゼッケンは1。今では少数派となった250ccYZ250Xで戦う群馬県の選手です。ベテランですが、躍動感のある走りが魅せます。 

ランキング2大津
▲ランキング2位となったのは大津タカヒロ選手。マシンはベータ、愛知県から参戦。若さあふれる勢いのあるライディングが特徴。今年は2回の優勝を飾っています。 

ランキング3原田
▲3位は原田コウタ選手。KTMに乗り岡山県が地元。マシンを丁寧に前に前にと運ぶライディングが特徴でレース後半に強いです。追い上げ型。 

2025ランキング結果
▲全日本ハードエンデューロ選手権2025年ランキング上位 上記の選手は固定ゼッケンを得ることができゼッケンが赤になります。ゼッケンはランキングではなく固有のものを選ぶこともできます。 

おせわになりました!
▲取材中、かなりお世話になった観戦のお客様二人。あざましたー!!来年一度はお店に伺いたいなぁと、飲めないけど 

岡選手とスタッフ
▲選手としてレースに参加し撮影やコーススタッフも勤めた12/岡選手。お疲れ様でした。そしてコース作りからレースの運営一式を行なってくれたスタッフの皆様お疲れ様でした。

 
 
 

枯葉とロゴ

 
 
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