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2024.05.04

全日本スーパーモト/スーパーモトジャパン2024 R1 SUGO / S2

00open

 
 

◾️全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2024
S2 class レースレポート
-04.May.2024- 

 4月中旬の13-14日、全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2024がスポーツランドSUGOで開催されました。

 

 ここはS2クラスのレースレポートとなります。遅くなってすみません!

 
 

蔵王
▲決勝の行われた14日は初夏を思わせるき気候となりました。山の上にはまだ雪が。 

観客2

 

桜の季節のレース
▲スポーツランドSUGOの桜は満開でした。この西コースはシーズンオフに全面アスファルトが張り替えられまっさらな状態に。高いグリップ力でリアタイヤが滑りにくくなっているようで、今までのセットが通用しない…土曜のセットアップに苦労する選手も。 

イッキ
▲元チャンピオンの森田一輝さんもチームメイトのサポートに。仙台在住です。森田さんはただのチャンピオンではなく、日本のスーパーモトスポーツをゼロから築き上げてきた方です。 

◾️S2クラス

 

 S2クラスはレーサー250ccのマシンで戦うクラスです。小排気量のため常にマシンの持つパワーをフルに使い切って走っています。パワーが少ない分、入門的なクラスではありますが速く走らせようとすると繊細なライディングスキルが必要になります。

 ※車両はモトクロスマシンを使っています。パワーが少ないとは言えレースマシンですから、エンジンのアクセルからの反応は俊敏です。パワーもトルクも数字的には大したことはないですが、やはりなかなかのじゃじゃ馬です。CRF250R、YZ250F、RM-Z250、250SX-Fなどが使われています。

 

◾️S2 class / Race1

 

 全日本ルーキーの#23佐藤祐希がPPからスタートしそのままHSを決めトップに立ちます。その#23佐藤祐希に続いたのは2ストの#6藤田友貴、そして#5佐藤省吾、#12高津戸義彦、#22宮本拓実の順。

 

 レース序盤、トップの#23佐藤が得意なダートでスリップダウン。その結果、トップは#6藤田に代わり、#23佐藤、#22宮本、#5佐藤省吾、#12高津戸の順となります。

 がすぐに#23佐藤はトップを奪い返し、#23佐藤、#6藤田、#22宮本に。#23佐藤はMX出身だけありダートセクションで速さを見せ、#6藤田との差を広げていきます。

 

 #23佐藤はそのままトップでチェッカー。全日本ルーキーにも関わらず最初のレースで初勝利をあげました。

 2位には2ストの#6藤田が。3位には#22宮本が入りました。

 
 

12高津戸ヨシヒコ
▲全日本昇格後の最初のレースで勝利!#23佐藤祐希選手。MX出身です。 

13野田
▲2位に入ったのは2ストのYZ125で戦う#6藤田友貴選手。2ストはコストがかからないというメリットがあるのですが、速さでは4ストに一歩譲ります。が2位に食い込みました。※4ストの場合は250cc未満の車両となりますが、2ストの場合は125cc未満となります。個人的には150cc未満までとしてもいいような・・・。2スト125ではパワー的にもトルク的にも不利です。自分も最初の頃2stに乗っていたのですが、4ストに乗り換えた途端入賞した経験があります。トルクがある4ストは加速も容易ですしスピードに乗せるのが簡単だった記憶があります。YZには144ccキットがあり、TM motoには144ccマシンがあります。KTMやハスクには150ccのマシンがあり、この排気量までOKにしてもいいような…あ、ただの思いつきですが。あえて2ストで戦う選手が現れたら、盛り上がりそうですし。 

12高津戸ヨシヒコ
▲3位に入ったのは宮本拓実選手。スタートでミスがあり一度は後位に落ちますが、しっかり追い上げ3位に。

 

◾️S2 / Race1結果

 

 1/#23佐藤祐希 250SX-F Kcross-racing
 2/#6藤田友貴 YZ125 グライドライド
 3/#22宮本拓実 YZ250F GARAGE OPB & MOTOTEC-R4
 4/#6佐藤省吾 RM-Z250 モトサービス EDGE
 5/#12高津戸義彦 CRF250R Dune⭐︎Moto 北海道
 
 
 

観客1

 
 
◾️S2 class / Race2

 

 Race2も#23佐藤祐希がHSを奪い、#6藤田、#5佐藤省吾、の順で始まります。しかしそのオープニングラップの4コーナー進入で#6藤田がコースアウト転倒。#23佐藤祐希、#5佐藤省吾、#12高津戸、#22宮本、#6藤田の順に。

 

 その後#23佐藤が単独トップに。その後ろでは#5佐藤省吾、#12高津戸、#22宮本の3人による接近戦が続きます。ワンミスで順位は入れ替わります。

 

 終盤。最後尾まで落ちていた#6藤田が#12高津戸をとらえ4位に。

 

 最終ラップ、ダートセクションで3位以下が大きく順位が変わり、#6藤田、#12高津戸、#22宮本に。トップは#23佐藤ユウキ、2番手は#5佐藤ショーゴのまま。

 

 最初にチェッカーを受けたのは、単独トップのまま走り切った#23佐藤ユウキ選手。2位に食い込んだのは#5佐藤ショーゴ選手、3位に入ったのは最後尾まで落ちた#6藤田ユウキ選手となりました。

 

 しかしレースはこれで終わるわけではありません。走行後の車検があり排気音の測定があります。規定の音量を超えた場合は失格となります。#23佐藤のマシンが音量オーバーとなり失格。勝ったのは#5佐藤省吾選手となりました。

 
 

5ショウゴ
▲初優勝となった#5佐藤省吾選手。「細いタイヤにこだわって5年目、(太いタイヤに)変えたほうがいいよ、と勧められましたが、このタイヤで優勝できて本当に嬉しいです。レースを諦めなくて良かったです。続けているといいことがありますね。エリア(地方選手権)でチャンピオン取った時、KRAZyのパーカーをもらったことで頑張れました!!」とインタビューにこたえてもらいました。当時は地方選手権でチャンポイオンを取った選手にKRAZyグッズをプレゼントしていたんですよね。全日本に昇格しその戦いへの励みになればと思って。 

6藤田
▲3位に入ったのは北海道から参戦の高津戸義彦選手。マシンは熊本のDune⭐︎Motoで用意してもらっています。こんな戦い方もあります。 

◾️S2 / Race2結果

 

 1/#5佐藤省吾 RM-Z250 モトサービス EDGE
 2/#6藤田友貴 YZ125 グライドライド
 3/#12高津戸義彦 CRF250R Dune⭐︎Moto 北海道
 4/#22宮本拓実 YZ250F GARAGE OPB & MOTOTEC-R4
 ※失格/#23佐藤祐希 250SX-F Kcross-racing
 
 

タイトルカラフル

スーパーモトはロードレース+モトクロスというような今までのジャンルを超えた新しいモトスポーツです。ロードレース系ライダーはアスファルト区間が速く、MX系ライダーはダートセクションが速い。選手によって得意なセクションに違いがあり、時に見応えのあるバトルが展開されます。
このモトスポーツが日本に入ってきて、まだ20年ちょっと。全日本をみんなで作り上げてから19年目になります(自分も当時は全日本の選手でした)。創設に関わったライダーはもうあまり残っていません(金児伸二、千葉智、川上祥史、久谷哲郎、薄井保彦、高山直人が創設メンバー)。スーパーモトはまだまだマイナーなジャンルです。選手を増やすことも大切ですが、選手をやれる人は限られています。それよりも見るファン、応援するファンを増やすことが大切だと考えます。スーパークロスが人気になったのは、やる人のためのレースじゃなく、誰でも見ることができるように街中で開催し、座る席も用意し、見るファン応援するファン、というかライブや映画のようにエンターテイメントとしての価値を作り出し、楽しむファンを作り出したからです。
日本でもJリーグが短期間で成功したのは、サッカーをやる人を増やす努力をしたのではなく、サッカー観戦をエンターテイメントとしてとらえ、応援するファンをつくることに専念したからと言われています。
KRAZyも、今まで興味を持ってなかった方々に興味を持ってもらうような情報を発信していくつもりです。とりあえずレース会場でモタミやりたいなぁ。自分は日曜は忙しいから、土曜に開催かなぁ。誰か手伝ってくれませんか〜

 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之/KONDO design

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