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2023.05.04

全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2023 R1/S1 OPEN

open表紙
 
 

▪️全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2023 Round1 SUGO / S1 OPENレースレポート-27.Apr.2023- 

 4月16日、全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2023が宮城県にあるスポーツランドSUGOで開幕しました。ここは排気量無制限クラスの S1 OPENクラス のレポートになります。

 
最高峰クラスのS1 PROの開幕ラウンドのレポートはこちら→https://00m.in/Qma5u 

クラス解説図
▲スーパーモトジャパンの各クラスを解説するとこのようになっています。S1 OPENは排気量無制限のクラスになります。CRF450R、701SM、XR650などはこのクラスになります。ここで年間ランキング3位までに入ると最高峰クラスのS1 PROに昇格となります。 

#2大治朗1
▲前日の土曜から日曜の朝まで雨が降り続きダートセクションはキャンセルに。日曜のレースはフルターマックとなりました。 

jump start
▲今年よりジャンプスタート(フライング)は レース時間に15秒の加算というペナリティになりました。ジャンプスタートと確認された選手にはこのようなボードが掲示されます。ジャンプスタートはシグナルより早くスタートした場合だけでなく、レッドシグナルが点灯中にわずかにでも身体を動かすのもだめなんです。自分は2回やったことがあって、1回はジャンプスタートと確認されました(笑。※シグナルはレッドシグナルが消えたその瞬間がスタートです。 

メカニック1
▲レースは選手だけが参加しているわけではありません。全日本になるとチームを作って参戦する選手が多くなります。ライダー、メカニック、の二人組みが多いですが、そこにクルマの運転+食事担当などのクルーがいるととても助かります。選手じゃなくてもレースには参加できます。いかがですか?あなたもレースに参戦してみませんか。 

▪️#36古高智也、#41内山瑛須
 2023年開幕のS1 OPENクラスではいくつかレポートしたいことがあります。
1)S1 OPROを走っていたハラツヨ(原島剛選手)はやはり今も速い。
3)その#38ハラツヨ選手と#36古高選手がS2クラスとこのS1OPENクラスのダブルエントリー。
3)レース2ではそのハラツヨ選手をかわし勝利した古高選手。
4)そんな2人に話題が集中したために目立たなかったのですが、スーパールーキーが登場。#41山内瑛須選手です。今年全日本に昇格しその初レースで4位に。

 

#1ケント1
▲#36古高智也選手

 

#39野田1
▲#41内山瑛須(エイス)選手

 

▪️レース1。ダブルエントリーの#38原島と#36古高

 

 スーパーモトジャパンでは全てのクラスが2レース制をとっており、午前と午後に1回づつ行われます。朝のタイムアタック予選では濡れていた路面もレース1では完全にドライに。タイムアタックではレインタイヤを選択した選手もいましたが、レース1は全員がスリックを選択。

 

 レース1グリッド

 

 レースは2番グリッドからスタートした#38原島がそのまま逃げ切っての勝利。そして2位に食い込んだのは#36古高智也選手。レース終盤、ベテラン#39野田選手をかわし2位に食い込みます。

 

 #36古高はタイムアタック予選では5番手のタイムながら、レースでは巧みな走りで順位をあげ、レース終盤には2番手につけていた#39野田をかわし2位に上がりフィニッシュ。

 
 

#36古高1
ハラスヨこと#38原島剛がHSを決めるとそのまま逃げ切ってのレース1勝利。
 

 その中で6位に食い込んだのが、先に紹介した全日本ルーキーの#41内山エイス選手です。今年全日本に昇格し、その初レースで6位入賞です。

 

 フィニッシュする姿を見て「レース2は#41内山選手に注目かもしれない」と感じました。昨年の地方戦にあたるS1チャレンジクラスに参戦している時からアグレッシブなライディングフォームで強く記憶していたのもあったからです。

 

▪️レース1リザルト
 
1/#36原島剛 ※250ccS2クラスにもエントリー
2/#38古高智也 ※250ccS2クラスにもエントリー
3/#37野田龍樹
4/#27鹿野涼
5/#9薄井保彦
6/#41内山瑛須

 
#38ハラツヨ1
▲3位に入ったのはベテラン#37野田龍樹選手。#36原島とは一緒に走ることも多く、二人はお互いにクセも知り尽くしている。 

レインタイヤとは

▲ちなみにこれがレインタイヤ。ドライ用タイヤはスリックと呼ばれる溝のほぼないタイヤですが、レインタイヤはこのように多くの溝が切ってあります。この溝によってタイヤと路面の間の水を外にかき出します。タイヤのゴムは非常に柔らかく、また低い温度でグリップを発揮します。このレインタイヤも規定の温度まで温める必要があります。 

▪️レース2

 

 トップに立ったのはレース2もハラツヨこと#38原島でした。それを#39野田、#36古高の順で追う展開。終盤、#36古高が動きます。まず#39野田をパス。そして最終ラップ、短い裏ストレートエンドで#38原島のインに入りトップを奪います。#36古高はそのままトップを守り切りS1 OPEN初勝利をあげます。

 

「野田さんの走りはよく知ってるし、野田さんはマークしてたんすよ。まさかね〜、苦笑。」と#38原島選手。

 

「はい、狙っていました。ずっと二人の後ろを走り、走行ラインなど様子をうかがっていました。あのコーナーの侵入でインに入り、あとはリアを外にふって一気に向きを変えて前に出る、という考えでした」とレース後の古高選手。速さとしたたかな強さを持った選手が現れました。大注目です。

 

#36古高勝利
▲最終ラップでトップを奪っての初勝利を決めた#36古高トモヤ選手 

#36古高記念写真
▲古高選手のチームの皆さんとマシン。「トップに立った時はびっくりしました。かっこいい!と思いました」と彼女さん。 

▪️レース2リザルト
1/#38古高智也 ※S2クラスにもエントリー
2/#36原島剛 ※S2クラスにもエントリー
3/#37野田龍樹
4/#41内山瑛須
5/#24呉本朝也
6/#27鹿野涼

 

#39野田1
▲レース1で4位に入ったのは地元から参戦の#27鹿納涼選手。総合は5位
 

#39野田1
▲レース1で5位の#9薄井保彦選手。マーキュリープロダクツというブランドからスーパーモト用のグローブを販売。スーパーモトではジャンプなど動きが激しい。当然、グローブも動きやすさが必要となる。動きやすさと安全性を兼ね備えているのが特徴。価格もお手頃で、レース以外のストリートでも人気が出ているそうです。特にツーリングライダーやビッグオフなどのライダーに人気。

 

#39野田1
▲レース2では5位に、総合でも6位に入った#4呉本朝也選手。

 

▪️シリーズポイントランキング

1/#38古高・・45point
2/#36原島・・45
3/#37野田・・32
4/#41内山・・23
5/#27鹿野・・23
6/#4呉本・・20
※同じポイントの場合は上の順位をとっている方、それも同じ場合は最終レースの順位が上になった方が上位となります。古高は2位/1位、原島は1位/2位なので、古高が上位となっています。
 
 

桜

 
 

▪️R2は熊本

 
 Round2は熊本大会となります。5月21日HSR九州で開催されます。高速ターマックコース+テクニカルなダートセクションというコースデザイン。ここでもスーパーモトのプログラムを配布予定です。
 

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R1とかR2とかの表記をKRAZyではずいぶん前から使っていますが、Round 1Round2の略で、第1戦 第2戦という意味です。

 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
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