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2023.10.04

全日本スーパーモト / スーパーモトジャパン 2023 Rd.5 / S1 PRO

 
青空 [復元]
 
 

▪️全日本スーパーモト選手権
スーパーモトジャパン 2023 Rd.5 / S1 PRO レースレポ
-04.Oct.2023- 

 9月17日(日)、全日本スーパーモト選手権/SUPERMOTO JAPAN 2023 Round5奈良が名阪スポーツランドで開催されました。

 

 この奈良大会はコースの半分がダートセクションと言う世界でも珍しいコースデザイン。またそのダートセクションはサンド(砂)となっており、非常にテクニカルなコースとなっています。

 

 全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2023もRound4を終え、残り2ラウンド、終盤に入りました。このRound5奈良でチャンピオンが決まるクラスも出てきました。

 

 ここはS1 PROクラスのレポートとなります。S1 PROは450ccのレースマシンで戦う最高峰クラスです。

 

※全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン:スーパーモトとはアスファルトとダートの2種類のコースを走って争う二輪スポーツです。わかりやすくいうと、ロードレース+モトクロスと言うもの。ロードレースのようなアスファルトセクションとモトクロスのようなダートセクションが混在するコースを走ります。マシンはモトクロス用車体にロードレースの足回りを組み合わせたものを使います。欧州で人気のスポーツで、街中で開催されることも。ロードレースのスピードとモトクロスのダイナミックさがミックスされたレースです。

スーパーモト

 
 

▪️最終戦を待たずしてチャンピオン決定の可能性

 

 前ラウンドまでのシリーズポイントは#2日浦大治朗選手が195pointでトップ。

 

 続く#1小原堅斗選手は133point。その差は大きく、このRd.5で#2日浦選手が2位2位(※)を達成すれば最終戦のR6を待たずしてチャンピオンが決定します。

 

※1ラウンドごとに2レース開催される。

 

#1-2

#2日浦ダイジロウ、7月のRound4終了時点で195pointを獲得。現在ポイントリーダー。 

suzuka_8hours #71
コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久/世界耐久選手権2023では4位に入っています。チームはサクライホンダ。photo/クニオカキイチ

 

 #2日浦選手は現役のロードレースライダーでもあります。一般にロードレース系の選手はダートが苦手と言われていますが、日浦選手はむしろ得意と言うほどダートにも速さがあります。

 

 追う#1小原選手はモトクロス出身、つまりこのようなサンド質のダートセクションは得意。と言う非常に面白いレースが予想されました。

 
 

#1-2
2022年チャンピオンの#1小原ケント。前ラウンドのR4終了時で133point。

 

▪️現チャンピオン、前チャンピオンの二人。そして、

 

 現役ロード系ライダーであり3年連続チャンピオンを取った実績のある#2日浦選手(2021、2020、2019チャンピオン)、そして昨年のチャンピオンでありモトクロス出身でこのコースを得意とする#1小原選手。

 

 そこに今回は、森田一輝選手がFanticのマシンでスポット参戦。森田選手は2018、2017、2016のチャンピオンであり、元全日本モトクロスのトップライダー。この三人の戦いになることは間違いない、と予想されるレースとなりました。

 

 しかし、予想は予想でしかなく、レースが始まってみると違う戦いが待っていました。

 
 

赤蜻蛉
スーパーモトレースの創世記から参戦し、日本のスーパーモト文化を作り上げた元チャンピオン森田イッキ。ブリヂストンのスーパーモト用スリックタイヤの開発も行っていた。

 

▪️土曜 プラクティス

 

 レース前日の土曜は快晴、夏が再びやってきたような陽気。この土曜にはプラクティス走行が行われます。そのコースデザインに合わせたサスやエンジンのセッティングを行ったり、コースを攻略するための走行です。

 

 1本目の走行に#1小原選手が現れません、どうやらマシントラブルの様子。一方#2日浦選手は確認走行を行いかなり調子はいい様子。#2日浦選手に「明日のレースのポイントは何?」と尋ねると「腕上がりかなぁ(※)」と笑顔で答える#2日浦選手。かなりリラックスした表情です。

 

※うで上がり:筋肉疲労で力が入らなくなる状況を言います。主に二の腕に発生。バイクレースは身体を使ってないように見えますが実は違います。かなりの体力を必要とします。この奈良ラウンドのようなサンド質のダートは特に体力を使います。

 
 

赤蜻蛉
#2日浦ダイジロウ選手。マシンはホンダ。

 

 一方、チャンピオン#1小原選手に調子を尋ねると「マシントラブルは簡単に解決したんですが…。う〜ん今日はとにかく乗れてない・・・ダメですね」と苦笑い。「でも、土曜が乗れてない時ほど、日曜の決勝がよかったりするので、そう言うことにしときます(苦笑。」と言うものの、不安は隠せない様子。

 
 

ケント顔

2022年チャンピオン#1小原ケント選手。マシンはTM Racing。

 

 そして日曜がやってきます。日曜日も快晴の天気予報。暑くなりそうです。
 続きはPart2へ

 
 
青空

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