2024.10.24
全日本スーパーモト 2024 R6 奈良 入門クラス S1チャレンジ/S2 クラス
◾️全日本スーパーモト/スーパーモトジャパン2024 R6 奈良/名阪
S1チャレンジ/S2クラス レースレポート-24.Oct.2024-
10月12-13日、奈良県にある名阪スポーツランドで全日本スーパーモト/スーパーモトジャパンRound6が開催されました。
ここは入門クラスにあたるS1チャレンジ選手権のS2クラス(4st250レーサーマシン)のレースレポートとなります。
◾️S1チャレンジ S2クラスは4スト250ccレーサーマシン
4ストローク2500のレーサーマシンをベースにしたクラスになります。CRF250R、YZ250Fなどになります。2ストの場合は125ccとなります。
◾️S1チャレンジ S2クラス
ホールショットは#70の真木來人(マキライド)選手が奪います。小柄な体格なのでマシンは2スト85cc※。そこに#18寺平悠成選手、#5藤木一真選手、#23矢野雅喜選手が続きます。※s2のレギュレーションに合うようにマシンは改良されています。
Lap2。#5藤木選手が#18寺平選手をとらえ2番手に上がり、トップ#70真木、2番手#5藤木、3番手は18寺平、4番手#23矢野の順に変わります。
ラップを重ねるごとに#70真木は2番手#5藤木との差を広げていきます。その後方は各選手の距離の変化はあるものの順位の変化はありません。
勝ったのは2スト85に乗る小学生の#70真木ライド選手でした。アスファルト50%+ダート50%のレースを制しました。
2位は#5藤木カズマ選手、3位には#18寺平ユウセイ選手が入りました。
▲S2クラスを制したのは2st85改に乗る#70真木ライド選手。まだ小学生です。全日本への昇格を目指しているのでs2に参戦(S3は全日本に無い)。しかし体型的に85ccしか乗れないためあえて85で参戦。マシンはS2クラスのレギュレーションに合わせています。
▲2位に入ったのは#5藤木カズマ選手。ダートセクションでの豪快な走りが印象的でした。
▲3位には#18寺平ユウセイ(テラダイラ)選手が入りました。フラットダートで世界を目指しています。
◾️S1 Challenge S2 結果
1/#70 真木來人 85SX改
2/#5 藤木一真 CRF250R
3/#18 寺平悠成 CRF250R
4/#23 矢野雅喜 YZ250F
5/#4 佐藤巧 YZ250F
6/#19 山口譲 YZ250F
◾️「S1チャレンジ」はこのスーパーモトスポーツの基礎となるクラス
このS1チャレンジクラスのレースレポートは非常に閲覧数の少ないレポートです。ですが全日本のレースレポートより先にアップしています
それは、「S1チャレンジはこのスーパーモトスポーツを支える基礎となるクラス」とKRAZyでは捉えているからです。読者の皆様の希望に反して(全日本を先に!と言われています)こちらを優先してアップしています。すみません。
そのスポーツやジャンルを楽しむ方が増えることで、文化として栄え、それがマーケットになり、結果として商品も生まれます。その意味では入門クラスが増え、底辺を支える構造が必要になります。
また主催者から見ると、参加者が増えることは収入が増えることにつながります。主催運営はビジネスとしてやっていますから、利益が出ない、もしくはボランティアというわけにはいきません。
◾️レースの開催と運営
レースの開催にはお金が必要です。いくらあっても足りません。現状の開催運営ははっきり言ってボランティアに近い状況と予想します(Round2のHSRは分かりませんが、他はほぼ正しいと思います。KRAZyはこの選手権の初期の頃、主催者側にいました。また、全日本MXも埼玉川越で開催するOFV大会は長く手伝っていました)。
開催運営においての収入は4つあります。(1)参戦費 (2)観戦入場料 (3)ブース出店料 (4)放送権の販売料です。
(4)はまだ期待できません。SXやMLBはこの収入が非常に大きいです。(3)も入場者が少ないためあまり期待できません。(2)はそこそこ期待できますが、年を経過するごとに徐々に減っている、もしくは低いまま停滞しているのが現状です。現在の一番の収入は(1)の参戦費です。S1チャレンジクラスが増えることはこの収入増に直結しています。
S1チャレンジクラスの存在が重要なのは、大会として収入が増えるという側面もあり、これはこのスポーツが成長し長く続くことにつながります。
※SXは観客を最も大切にしており、観客のために開催しています。はっきりいうと、選手のためにレースがあるのではなく、観に来るお客様のためにある。人気の秘密はここにあります。コースの質より開催場所(会場は狭いけれどアクセスしやすく、車のパーキングが用意されている)、座って見れること(シートがある)、ホスピタリティの良さ(飲食ができるなど)などからスタジアムで開催することを思い付きます。初めはお客様も少ないし、選手も一流ではなかったので赤字でしたが、10年で黒字に変えました。
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