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2024.10.09

全日本スーパーモト R5 兵庫/神戸 S1 PRO class Part1

表紙C-op
 
 

◾️全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン 2024
R5 兵庫/神戸 S1 PRO class レースレポート Part1
-09.Oct.2024- 

 9月21-22日、全日本スーパーモト選手権/スーパーモトジャパン2024 Round5が神戸にある神戸スポーツサーキットで開催されました。

 

 神戸スポーツサーキットでの開催は初開催。フープスなどもある長いダートセクションも用意されスーパーモトらしいコースとなりました。

 

 ここは全日本のS1 PROクラスのレースレポートとなります。最高峰クラスです。

 
 

イメージcross over-2

 
 

◾️タイムアタック、そこに突然の雨

 

 朝一番に行われたタイムアタック。開始時点ではコースはドライ、雲行きもさほどではなかったため選手全員がスリックタイヤでコースインします。
 
 しかし、タイムアタックの始まった直後になんと雨が降り出します。その雨はあっという間に強くなりコースは完全なウェットコースに変貌。この時点で、タイムを出した選手、ゆるい走行のままでタイムアタックを行わなかった選手に分かれてしまいます。
 
 中でも#1日浦大治朗選手は全くアタックしていなかったため、使えるタイムがありません。急遽レインタイヤに交換し、タイムアタックにトライ。しかしライバル達のドライでのタイムに及ぶはずもなく、下位に沈んでしまいます。長くスーパーモトを取材してきましたが、こんなことは初めてのような気がします。

  
  

イメージcross over-水エビス23-4
タイムアタック中に突然の雨。それまでにタイムアタックした選手はそれがベストタイムとなりましたが、できなかった選手はレインタイヤに履き替えてのアタック。しかし、ドライでのタイムを上回ることはできず、最初の数ラップでのアタックが公式タイムとなりました。

  

◾️S1 PRO class / Race1

 

 午前最後のレースとなったS1プロ/レース1。朝のタイムアタックから降り始めた雨は止むことはなく、小雨の中でのスタートとなります。
 

 PolePositionは#22/瀧川貴志選手、2番グリッドは#4/長谷川修大選手、3番#5/金子和之選手、4番は#20/佐藤瑞城選手、ここまでがフロントロー。

 

 ポイントリーダーの#2小/原堅斗選手は2列目の7番グリッド、それを追ってチャンピオン争いをする#1/日浦ダイジロウ選手は最後尾グリッドからのスタートとなります。

 

 しかし、雨に強いのがこの#1/日浦選手、雨のレースでは圧倒的な速さを持っています。さてどのようなレースとなるのか・・・。

 
 

イメージcross over-水エビス23
 
 

 ホールショットは、#22/瀧川か#3/川島颯太か?というほぼ横並びで2人が1コーナーに入る、というスタート。そのまま#3川島/が前に出てトップを奪い2コーナーへ。そこに#22/瀧川、#5/金子、#4/長谷川が続きます。

 

 その後2番手は激しく入れ替わりますが、トップは#3/川島のまま。その後方では、#1/日浦が強さを見せ徐々に順位を上げてきます。

 

 雨は小雨から徐々に強くなっていき、路面上の水の量も増えていきます。が、#1/日浦の前にはその水がないかのような走りを見せます。

 
 

イメージcross over-水ケント

 
 
◾️#10/新沼がレースをリード 

 レース中盤、トップの#3/川島がミス、代わってトップに立ったのは#10/新沼伸介選手。その#10新沼を追うのは#3/川島、#4/長谷川、#5/金子、そして#1/日浦。なんと#1/日浦は5番手にまで順位を上げてきます。

 

 その#1/日浦は一気に前の3人をパスし、#10/新沼の後ろに迫ります。一人だけドライでのレースをやっているかのような速さです。

 

 しかしトップを走る#10/新沼も一歩も譲りません。後ろに#1/日浦を従えたままラップを重ねます。このまま#10/新沼の初勝利か!?という状況。

 
 

#1ヒウラー1

 
 

◾️最後尾スタートの#1/日浦がトップに

 

 レース終盤、ついに#1日浦が#10/新沼をとらえます。最後尾からスタートし全員をパス、そしてついにトップに立ちます。

 

 しかしパスされた#10/新沼も粘り、そのまま2番手をキープ。

 

 が、背後からは、同じくウェット路面を得意とする現役ロードレース選手でもある#4/長谷川が迫ります。 
 

 #4/長谷川のプッシュが効いたのか、#10/新沼がスリップダウン。2番手に#4/長谷川があがります。

 

 最終ラップ、#1/日浦、やや離れて#4/長谷川、#5/金子、#2/小原の順。この順位のままレースが終わるかと思わせたその最終ラップの2コーナーで#5/金子が#4/長谷川のインを指し2番手に。これだから雨のレースは面白いです。

 

 勝ったのは#1/日浦ダイジロウ選手。最後尾スタートからの勝利でした。

 

 そして2位に食い込んだのはベテラン#5/金子カズユキ選手、#4長谷川は最終ラップで転倒、3位には#2/小原ケント選手が入りました。
 
 
 

#1ヒウラー2
▲勝ったのは#1日浦大治朗選手。タイムアタックがウェット路面のみのタイムとなり最後尾スタート。そこから全員抜きの出の勝利、なんという強さでしょうか。

#5カネコー1
▲2位に入ったのは#5金子和之選手。実はホームストレートで前に出ることを狙っているのかと思って見ていました。が最終ラップでそれを狙わない・・・「さすがにやめた?」と思ってい他ところ1コーナー立ち上がりから仕掛け2コーナーでインに入る!最後まで諦めなかった#2金子選手。

#2オバラー1
▲3位には#2小原堅斗選手が入りました。ダートセクションのないフルターマックのレース、尚且つ雨。ライバル#1日浦選手のためのレースとなってしまうところ、しっかり3位に入りポイント差を最小にとどめます。

 

◾️S1 PRO class Race1 結果
 1/#1日浦大治朗 CRF450R Team S.T.F.
 2/#5金子和之 CRF450R idemitsu Honda PG Racing
 3/#2小原堅斗 KX450 Kawasaki Plaza 盛岡 & 花巻レーシング
 4/#10新沼伸介 SMK450 TM Mmoto Japan Supermoto
 5/#20佐藤瑞城 CRF450R Kcross-racing
 6/#19大金歩夢 YZ450F 陸奥組+とどちゅ〜ん

 
 

#1ヒウラー1
▲レース中盤トップに立ちレースをリードした#10新沼選手。雨を得意とする?現在単独インタビュー記事作成中です。少々お待ちください。雨のライディングの秘訣が聞ける?

ソウタ

▲2列目5番グリッドから抜群のスタートをきめ、オープニングラップでトップに立つ走りを見せるものの、ミスを繰り返し12位に終わった#3川島颯太選手。

DSC09721 2
▲神戸もすっかり秋になっていました。日曜日の朝、久々に垂水の海を見ました。実はあの震災の直前まで神戸に住んでいました。神戸をとても気に入っちゃったので、本籍を移してしまったほど。

 
 

 雨のレースは観戦する方も大変です・・・なんですが、このような波乱の展開のレースに出会うこともあります。ぜひ雨のレースも見にきてください。

 

 でも天気予報で「雨」と知ったら、行く気分にはならないですよね・・・。

 

 次はS1プロ/レース2のレポートとなります。

 

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