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2025.06.29

全日本スーパーモト2025 Rd.2愛知 S1-OPEN レースレポ

op表紙
 
 
■全日本スーパーモト2025 Round2 愛知
排気量無制限クラスS1-OPEN レースレポ&インタビュー
-29.Jun.2025- 

 6月14-15日、全日本スーパーモト選手権Round2愛知が知多半島にある美浜サーキットで開催されました。今日は排気量無制限クラスのS1-OPENクラスのレポートになります。

 
■S1-OPEN 

 このS1-OPENは最高峰クラスS1-PROの下に位置し、車両は排気量無制限のマシンとなります。YZ450F、XR650、701SM、2ストならYZ250などのクラスになります。が、現在はレーサー4スト450ccのマシンが主流となっています。

 レースは1Roundで2レース行われ、2レースのそれぞれの結果がポイントとなって加算されます。

 

クラス解説図2025

 

■Race1 10:45 

  HS(ホールショット)を決めたのはここをホームとする12/鈴木ユウナ選手。モトクロス出身の女性選手です。それに続いたのは10/岡田駿介選手。R1では10/岡田選手が2勝、12/鈴木選手がが2レースともに2位という結果でした。

 この2人に7/梅田ショウタロー選手、42/三井マサカツ選手(元プロクラス)、38/田邊タカヒロ選手、30/山口ユズル選手と続きます。

 

 レース序盤。トップの12/鈴木と10/岡田の2人が抜け出たかたちに。やや開いて7/梅田、42/三井、38/田邊、30/山口、5/勝谷と続きます。トップ2人は数秒速いタイムで周回を重ねます。
 
 Lap4。トップは12/鈴木、わずかの差でその背中に張り付く10/岡田。2人の戦いは続きます。しかし3番手の7/梅田が後退し、代わって38/田邊、42/三井が3番手争いに。
 
 Lap5。42/三井が後退し、3番手以降は38/田邊、30/山口、16/川崎、7/梅田の順に。レースは中盤を過ぎ後半に入ります。依然トップは12鈴木、しかし10/岡田が徐々に離されていきます。アスファルトセクションはドライですが、細かな土が広がり非常に滑りやすい状況。ラフなブレーキングやコーナリングは即転倒に繋がります。現在のこの順位も簡単に変わります・・・

 

op1
▲モトクロス出身でダートが得意な12/鈴木ユウナ選手。アスファルトセクションの速さが光る10/岡田シュンスケ選手。Race1はこの2人の戦いとなります。12/鈴木がややリードしていますが、滑りやすい路面コンディション、ちょっとしたミスで順位は変わります。 

 レースは最終ラップ。トップは12/鈴木、大きく離れて10/岡田、20秒以上の差で3番手に38/田邊、4番手には7/梅田の順。7/梅田はハイペースで追い上げ4番手に上がります。38/田邊との差はわずか。しかし残るラップは1。

 

 最終コーナーをいち早く抜けストレートを駆け上がってくるのは12/鈴木ユウナ選手。そのままチェッカー。
 2位に入ったのは10/岡田シュンスケ選手。
 3位には38/田邊タカヒロ選手。
 その背後に迫ったものの惜しくも4位に終わったのは7/梅田ショウタロー選手。
 5位には30/山口ユズル選手
 6位には16/川崎ユウダイ選手が入りました。
 3位以下は激しく順位の入れ替わるレースとなりました。

 

op_r1結果

 

op2
▲ほとんどの選手が前後レインタイヤを選択。アスファルトセクションはほぼドライですが、ダートセクションでのグリップや土が乗ったアスファルトセクションを考えての選択。各クラスのレースが進むにつれ、ウェット気味のダートも徐々に乾いてきます。Race2はタイヤ選択が大きなポイントになりそうです・・・。レインタイヤとスリックタアイヤの違いがお客様から見てすぐにわかると観戦も面白くなるような気がします。レインタイヤにはタイヤ側面に蛍光マーカーで印をつけるなどがあったら、わかりやすいのかなぁとか思って見ていました。もしくは放送のMCの方に伝えるのもいいのかも。レースの展開が予想できて、観戦が面白くなります。 

■Race2 15:06 

 HS(ホールショット)は12/鈴木ユウナが、そして10/岡田、38/田邊、30/山口、7/梅田、16/川崎と続きます。ほぼrace1の結果順のまま。
 レースは序盤から12鈴木が10岡田を引き離していきます。が、10/岡田もそれにくらいついていきます。どうやらダートで2人の差が広がっているようです。
 
 Race2はタイヤ選択が選手ごとに大きくわかれました。
 12/鈴木はFがレイン、Rもレイン
 10/岡田はFはスリック、Rもスリック
 38/田邊は未確認
 7/梅田はスリック、スリック
 37/田村ケンジはレイン、スリックという具合。
 
 アスファルトはドライ、ダートも湿り気のあるほぼドライ、ですがアスファルトは全体に土が乗り滑りやすくなっています。ダート出口に近い部分、特に最終コーナーは土が乗り滑りやすくなっています。

 
op3

 
 レース2に勝ったのは12/鈴木ユウナ選手でした。
 その鈴木にただ一人くらいついたのは10/岡田シュンスケ選手、でしたが最後には大きく離されての2位に。
 3位にはレース1と同様に38/田邊タカヒロ選手が入りました。
 

op r2結果

 

タイヤグルービング
▲ミゾを追加したスリックタイヤ。この追加のミゾの入れ方は選手によって大きく変わります。これを観察するだけでも面白いです。これはS1-PRO 2/日浦選手のフロント。Race2用です。

 

 4位には30/山口ユズル選手。
 5位には16/川崎ユウダイ選手。
 6位には27/戸田ミチオ選手が入りました。
 非常に難しい路面コンディションを味方につけての入賞でした。

 

■S1-OPEN 総合結果 
op_総合
▲Rd.2を終えて、鈴木ユウナ選手が今回50pointを加え90point、10岡田シュンスケ選手は40pointを加え90point。2025シリーズの総合ポイントは2人が並びました。次の熊本が面白くなってきました。熊本はアスファルトセクションは超高速コース。でありながらダートセクションも長くテクニカルです。次ラウンドは7月第1週の週末です。会場はHSR九州です。

 

■12/鈴木優那選手 インタビュー 

KRAZy:レース1レース2、ピンピンで決めました。おめでとうございます。

鈴木ユウナ選手:この美浜サーキットは地元なんで、自信はありました。コンディションも自分に合ってたですし。朝のマディとか、ダートの路面の荒れた感じとか。

K:今日は乗れてましたね。
鈴木選手:今日はどっちも(レース1もレース2も)乗れてました。でもラストラップでは腕がパンパンになってました〜(笑。もっと体力つけないと〜。その後の(レース2後の)S2は体力が戻らなくって、キャンセルしちゃいました。
K:今回もS2とS1-OPENのダブルエントリーでしたね。
鈴木選手:トップの2人がなにしろ速いっす(苦笑。ダブルエントリーは今後どうするかはまあだ決めてないンですけど。どうしようかなぁ〜。
K:次は熊本大会HSR九州ですね。
鈴木選手:次回も勝ちますので、応援よろしくお願いしまーす!!

 

ユウナ顔表彰
 
次はALL JAPAN S2です。

 

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