2025.06.26
全日本スーパーモト2025 Rd.2愛知 S1-PRO レースレポ Part1
■全日本スーパーモト2025 Round2 愛知
最高峰クラス S1-PRO レースレポート Part1-26.Jun.2025-
6月14-15日、全日本スーパーモト選手権Round2愛知が知多半島にある美浜サーキットで開催されました。ここはその最高峰クラスS1-PRO クラスのレースレポートになります。
■S1 PRO class
決勝日の天候は曇り。前日の強い雨はなんとかあがりますが、その雨によってダートセクションが荒れ第1ダートはショットカット。第2ダートはキャンセルとなりました。
レースは今回も2レース。タイムアタックは朝1番に行われましたが、この時点ではダートセクションはマディ。その濡れた土がアスファルト区間にまで引っ張られ、非常に滑りやすいコンディションとなりました。
■アスファルトはほぼドライ、しかしレインタイヤを選択
タイムアタックの結果、1番グリッド:1/小原ケント、2番:2/日浦ダイジロー、3番:4/佐藤ミズキ、4番:12/呉本トモヤとなりました。今ラウンドは3/川島ソータ選手が欠場しています。
ダートセクションは乾いてきているもののアスファルトセクション一部に水溜まりが残っていること(最終コーナーのてまえ)、土が路面に広がりスリックでは滑りやすいというコンディションから前後ともにレインタイヤを選択。
▲これは朝いちばんのタイムアタックのダートからアスファルトに入った直後。ダートセクションはマディ、その土がアスファルトに広がり非常に滑りやすいコンディション。マシンはパワーも必要ですが、このような滑りやすい路面ではコントロールしやすい出力特性も重要になります。トップの画像は前日のプラクティスの時のものです。強い雨となり水溜まりができるほど。ダートセクションにはブルーシートがかけられ、雨が染み込まない工夫がされました。KRAZyからも2万円弱のブルーシートを寄付させていただきました。ダートセクションの無いレースは見たくないなぁと思ったからです。
■Race1
ポールポジションのグリッドのみが水で濡れた状態、そのためかポールスタートの1/小原がスタートで出遅れます。1コーナーに1番で入ったのはここをホームとしている2/日浦選手。ここでトラブル発生、2番手で入った4/佐藤がブレーキングミスで車体が横を向きクラッシュ。それを避けようと全選手がラインを変更、タイムアタック順から大きく違った並びとなります。
2/日浦、1/小原、5/金子、6/新沼、12/呉本の順で1コーナーをぬけていきます。12/呉本選手がいい位置につけています。
レースは2/日浦選手がトップで引っ張り、その背後にピタリと1/小原がついていく、という展開に。2/日浦選手が圧倒的な速さを持っているのが1コーナーブレーキングからヤシの木コーナーの区間ですが、どうもいつもと様子が違います・・・。むしろ1/小原選手がプッシュしているようにも見えます。これはどこかで何かが起きます。このような距離のままダートセクションに入れば1/小原選手がアタックするからです。
Lap8。得意なダートセクションのややマディな第2ジャンプで1/小原がアタック。横に並ぶスペースを使いジャンプ、そのまま前に出ます。ついに2/日浦選手に代わって1/小原選手がトップに立ちます。トップは1/小原、その背後にピタリと2/日浦。でLap9の1コーナーに入ります。2/日浦がブレーキングで前に出るかと思いましたが、仕掛けません。その順位のまま2−3コーナーを抜けヤシの木コーナーを抜けていきます。2人の距離がやや広がっています・・・。
同じLap9では12/呉本選手と6/新沼選手のバトルも展開。この2人は激しく入れ替わります。
▲前日の雨でダートセクションはぬかるんだ状態。そしてその土がアスファルトセクションに広がり非常に滑りやすいコンディション。この中で多くの選手が前後レインタイヤを選択。ダートセクションはかなり乾いてきているものの、乾いたアスファルト、そして土の乗った滑りやすいコンディションをレインタイヤで走るきるというタフなレースとなりました。1/小原vs2/日浦、12/呉本vs6/新沼の戦いがレースを盛り上げます。雨の走行カットは前日の土曜日の。選手の皆さんやお客様には申し訳ないのですが、写真を撮る方からすると雨は豪快な水の演技が撮れることもあってちょっと嬉しいです。が、カメラは壊れます。じつは土曜の撮影で篠原カメラマンのメインカメラが壊れました(汗。
■Race1 勝ったのは1/小原
勝ったのは1/小原ケント選手。トップに立つと徐々に2/日浦選手との差を広げ、そのままトップでチェッカー。
2位に入ったのは2/日浦ダイジロー選手でした。いつもの日浦選手ではないように見えたのは気のせい?
3位に入ったのは12/呉本選手。6新沼選手との戦いを制しプロクラス初表彰台です。滑りやすいコンディションの中で3位入賞、おめでとうございます。
■12/呉本選手が3位、4位には6/新沼
現在、S1-PROのトップ2は1/小原選手と2/日浦選手です。それに続いて今回3位に食い込んだのがゼッケン12の呉本トモヤ選手、マシンコントロールの上手さが特徴です。
4位にはTMに乗る新沼ノブユキ選手。
5位には23/馬場ユウスケ選手。
6位には15/小鹿ツバサ選手が入りました。
路面状況が特殊だったからか、いつもとは違うメンバーとなりました。天気が悪いといつもとは違うレースになります。雨なら雨のレースとなります。悪天候こそいつもとは違うレースに出会えます、ぜひ観戦に来てください。
▲朝1番におこなれたタイムアタックの結果。小原選手と日浦選手のタイムが抜きん出ています。
そしてレース2もいつもとは違う選手が活躍します。レポートはPart2に続きます。
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