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2024.03.23

全日本ハードエンデューロ選手権2024 R2 神奈川ケゴンベルグ Part2

00表紙2キラ

 
 

■全日本ハードエンデューロ選手権2024
Round2 神奈川 ケゴンベルグ / レポートPart2
-23.Mar.2024- 

 3月10日、神奈川県にある採石場「人の森・華厳工場」で全日本ハードエンデューロ選手権とCROSSMISSIONハードエンデューロ「ケゴンベルグ」が開催されました。
 今日はそのRound2のレポートPart2になります。遅くなってすみません。

 

※レポートPart1はこちら
 ↓  ↓  ↓
http://www.krazy-web.com/custom/速報!全日本ハードエンデューロ選手権2024-r2-神奈川/

ハードエンデューロタイトルロゴ
▲会場は神奈川県厚木の山間部にある採石場です。ハードエンデューロレースの聖地と行ってもいいエルズベルグを思い起こすような会場です。

 

◾️レース序盤

 

 レース序盤のランカーのレース展開は(※)、
 #3大塚選手、#7ZERO選手の二人が、一般参加選手の作る渋滞をいち早くぬけていきます。
 その二人を#9木村選手、#4泉谷選手、#15森選手、やや離れて#1原田選手、#5吉良選手、#6西川選手、#2大津選手らが追うという展開。

 

※昨年のランキング1位から20位までは固定ゼッケンとなり、ランカーと呼びます。このランカー20人は一般参加選手が全てスタートした後からのスタートとなるため、レース序盤は順位が激しく入れ替わります。しかし、この一般参加の中にも速い選手は当然混じっています。今回であれば#63内島亮選手、#69和泉拓選手、#88大神智樹選手など。

 南山にトップ選手が
▲南山エリアのヒルクライム下にたまるランカー選手たち。すでに#3大塚、#7ZERO選手がここを抜けています。写真の左端から、フェンダーのみ見えるのは#1原田選手、#36は4stシェルコに乗る滝口選手、その手前は#33一瀬選手、#5は吉良選手、その奥の白いハスクが#4泉谷選手、これからヒルクライムに挑戦しようとする#2大津選手、その後ろは450FXの#15森選手、右端でマシンのみ見えるのはパツキン#23本間選手。ハードエンデューロではほとんどが2ストです。

 

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▲もう一度コースマップを。上の写真の南山エリアとはNo.4にあたります。ザクザクの短いヒルクライムを何度もくり返すセクションです。

9-1
▲#9木村吏(ツカサ)選手。マシンはなんとCR250R。タイヤはFIMタイヤを使用しているそうです。

 

7-2角度
▲#4泉谷之則(イズタニ)選手。イズヤンはヒルクライムが得意。このケゴンは得意です。昨年は2位に入っています。当然、表彰台の中央を狙います。

 

◾️追い上げる#1原田選手、そして#5吉良選手も上位に

 

 レース中盤。Lap1の通過時間はトップ#7ZERO選手が1時間と11分、ついで#3大塚選手が1時間13分。そして#1原田選手も17分、#9木村選手は19分。#5吉良選手が21分、#4泉谷選手も20秒遅れで21分台。このペースだとレース時間の3時間で3ラップに届くようなペースです。

 

 2周目に入ると、#5吉良選手が徐々に順位を上げていきます。まず#1原田をとらえ、そして#9木村もとらえトップを狙う位置に込んでいきます。

 

 Lap2の通過順とタイム、
  1/#7ZERO 1:58
  2/#3大塚 2:03
  3/#5吉良 2:05
  4/#1原田 2:09
  5/#9木村 2:10
  6/#4泉谷 2:17
  7/#2大津 2:20

 

 そしてその#5吉良選手がついに3番手に上がります。このようなコースデザインはあまり得意ではないと予想された吉良選手ですが、#3大塚選手をとらえ2番手に上がりそうな走りです。

 

5-2停止中目
▲グイグイと上位に食い込んできた#5吉良選手。トライアル出身です。この全日本ハードエンデューロ2023の最終ラウンドでは、なんとKLX230で大逆転勝利をあげています。現在ハードエンデューロでは2スト300や250のエンデユーロマシンが主流なのですが、そんな中、KLX230で勝利。

 

1-1

▲#1原田は序盤で出遅れたものの徐々に挽回し、上位に食い込んできます。とにかく粘り強い!! ランカーの中でもトップの10人は非常に個性的です。いつかこの10人をしっかり紹介できたらと思っています。

 

7-2角度

▲トップグループの中でただ一人の4ストがこの#15森選手。マシンはYZ450FXです。ヒルクラムでもただ一人低い回転域を使って上がっていきます。森耕輔といえばYZ250、というくらいの2ストライダーでしたが今年よりこの450FXの可能性にかけマシンを大きくチェンジ。マシンが仕上がるまでは苦戦すると予想されます。 

69
▲こちらも4スト好きのAD/Tacこと#69和泉拓選手。今回はベータRR4t350での参戦の予定でしたが、その車両が売れてしまったため急遽YZ250Fでの参戦です。和泉選手はいつもスポットでの参戦のため、年間ポイントランキングでは上位に入りませんがトップライダー です。ランカーではないため他の一般選手と一緒のスタート。ランカーと呼ばれる選手たちはこういう選手も抜いていかなければなりません。 

35ウルトラビー
▲これは電動バイクのSurron Ultora Bee/サーロン・ウルトラ・ビーです。ライダーは#35奥卓也選手。 

36滝口
▲下りの角度がこれでわかってもらえますか。これから下りに入るところの#36滝口輝選手。 

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▲#37一瀬千尋選手。女性選手です。確かこのヒルクライムは一発で成功したと記憶しています。すごい!レースクイーンがレースの女王という意味ならこの一瀬選手が本当のレースクイーンかも! 

40山崎 

40山崎 

36滝口
▲人口セクションの終わりにはこんな池も。この写真はこのレースではなく午前に行われたクラスから。 

◾️勝ったのは#7ZERO選手。JNCCに続いての連勝。

 

 勝ったのは#7ZERO選手、圧倒的な走破力を見せつけての勝利でした。スピードレースのJNCCに続いての連勝となりました。ZERO選手は注目です。

 

 2位に入ったのは、終盤追い上げた#5吉良祐哉選手。今季はGASGASに乗り換えての参戦のようです。

 

 3位は#1原田皓太選手。粘り強く戦い終盤に追い上げ3位に食い込みました。ポイントランキングはトップ。

 

 7-2角度
▲終始レースをリードした#7ZERO選手。このガレの厄介なセクションも全く手間取ることなく通過。スピードを持つZERO選手ですが、それだけでなくリアタイヤに目があるような走りを見せてくれました。スピードのXCも、走破力のハードも強いです。チーム体制も強固ですし、注目の選手です。 

7-足
▲#7ZERO選手のヒルクライム。このまま上りきってしまいました。レース前「今日は勝ちますよ〜!問題は勝ち方ですよ〜(笑。」と言っていたのですが、有言実行。そして圧倒的な勝利でした。明るく豪語することもあるZERO選手ですが、もう5-6年前かな、一緒に九州から飛行機に乗って帰ってきたことがありました。実はとても真面目で地道な努力が好きで、ある面では繊細な面があると感じました。 

5-2停止中目
▲2位に食い込んだ#5吉良ユウヤ選手。#5吉良選手の走りがもっと見たかったです。ガレたセクションなどはさらりと走破するので各セクションが簡単に感じてしまいます。 

7-2角度
▲後半追い上げ3位に入った#1原田コウタ選手。「周囲のペースに惑わされることなく、自分のペースで走りきる」と以前語っていましたが、その通りの走りでした。 

順位
 
▲全日本エンデューロ選手権Round2 ケゴンベルグの結果。 

シズルタイヤルースト 

#3-1

▲4位には序盤トップ争いを見せた#3大塚正恒選手が。後半、休む時間がやや多くなってきたようでした。 

9-1
▲5位は、CR250Rという古いマシン+FIMで戦う#9木村吏(ツカサ)選手が。このマシン、古く感じますがかなりハード向きの乗りやすいCRなんだそう。いつか乗ってみたいです! 

#4顔
▲6位は#4泉谷之則選手。ヒルクライムは得意中の得意、「いよいよ表彰台の真ん中?」という期待もあったのですが、後半ペースダウン。次のRound3の勝沼のヒルクライムで勝負?! 

 

次のRound3はもう一度関東で開催。山梨県勝沼にあるクロスパーク勝沼です。4月21日(日)。大会詳細はこちらまで。ハードエンデューロは観戦もおすすめです(※)

  ↓   ↓   ↓   ↓
https://ren-x-mission.com/posts/r-3-2024-crossmission勝沼-インターナショナル/

 
※観戦には注意が必要です。まじかから見れるのですが、その分、石やマシンが飛んでくる危険性もあります。

 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
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