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2019.12.16

全日本ハードエンデューロ G-NET R5 日野 / Part2

0表紙

 
 

■全日本ハードエンデューロ G-NET 2019 Round5 日野/群馬
「ところで ハードエンデューロって何?」Part2
 

・・・2019年 12月14日にアップしたPart1からのつづきです・・・

 

ポン太:これ、トライアルバイクが有利だったりしないの?

 

キャサリン:それはいいアイディアね。でも、ルールで規制されているの。実際にはコース設定が上手くできていて、トライアルバイクでは結局難しい、となるようにしているわ。
というか、ひたすら軽いバイクに乗って、いざとなったら背中に背負っちゃうってのもアリよね。でも多くは歩いてもキビシイきびしいようなコースデザインなので、実際はどうかな・・・。

 

たかし:でもさ、勝てばいいってもんでもないような気もするけどな。

 

ポン太:ふーん。 で、だれが勝ったの?

 

キャサリン:それはセッカチすぎネ。今回主催側はG-NETのトップライダーなら時間内に3-4ラップすると予想してたみたい。でも実際に始まってみたらコースはかなり荒れていて、トップライダーですらまともに登れないようなセクションが多く現れた。

 
 
タイスケ
冷たい雨につつまれた日野の山
 
 

ポン太:「セクション」って言ったけど、いくつかの場所にわかれているの?

 

キャサリン:わかれているともいうし、分かれていないとも言えるの。コースは山の自然の地形を利用してコースを作るんだけど、谷になった沢を登ったり、急角度の坂を登ったり下りたりする。そういうハードで走破が難しい場所は離れているわけ。難しい場所とそうでもない場所が交互に現れるのヨ。順位は速く走った順で決まるンだけど、スピードというより、走破できたかどうかみたいになレースなの。

 
 

泉谷顔
▲Round5 G-NETクラスのコースマップ。マップが汚れているのはこれを見ながら取材していたので濡れて泥にまみれたため。セクションに番号が与えられ名前がついている。名前に★印がついているが、多いほどハードとなる。

 
 

キャサリン:平均速度は歩く速度よりちょっと速いくらいかナ。難所(ナンショ)と呼ばれるところでは何度も何度もトライしてようやく成功、なんてこともあるから、ハイスピードでぶっ飛ばしていく、というレースじゃないのヨ。

 

たかし:そうだね。でも大会によってはややハイスピードだったり、今回のように多くの選手がなかなか走破できなく、1ラップもできないなんてこともあるンだ。

 

ポン太:ってことは、今回のRound5は1ラップもできなかったの?

 
 

タイスケ最後の

 
 

たかし:数人の選手は1ラップできたんだけど、ほとんどはできなかったンだよ。

 

キャサリン:そう、かなりハードだったってことね。

 

ポン太:時間内に1ラップもできなかったの?ところで時間はどれくらい?

 

キャサリン:2時間。

 
 

タイスケ最後の
▲ここは2つ目のセクションとなった助走のほぼない長い急角度の上り。多くのライダーがスピード不足から7−8割のところで失速し、スタック。失敗した場合は下までおりて登り直したほうが成功する可能性は高い。押して上がれる角度でもなく、また足もとも滑るのでマシンを立てることも難しい。ライダーによってはあえて途中で止まることを前提に、最発進しやすい場所をまず目指すという作戦も。

 
 
タイスケ顔
▲水をたっぷりと含み滑りやすくなった日野の山を制したのは、1列目スタートの#25水上タイスケ選手。地元の滑りやすい土質がホームのためかこのようなコンデションに強い。写真は2つ目のセクションとなったヤブサカ。長く角度のある坂で、おまけに助走区間もない。なぜかこのヤブサカだけはぬかるんではいなかった。20センチ下は日野特有の乾いたサラサラの土があり、これを上手くリヤタイヤで掴んだライダーは一度で登りきっている。
 

■Round5を制したのは北九州の#25水上タイスケ選手

 

たかし:この非常にすべりやすくなったコンディションのなか、勝利したのは水上泰輔選手だったンだ。地元の土質が非常にすべりやすいそうなんだけど、こういうコンディションは得意にしてるんじゃないかな。九州の土、黒土っていうのかな、すごく滑るんだよね。一度走ったことがあるんだけど、やや濡れてるな、っていう程度でもツルン!って滑るんだ。氷のようだったよ。

 

キャサリン:タイスケ選手は、数年前のJEC定義の雨のレースでも勝っているよね。

 

ポン太:へー。じゃ、2位は? ロッシ選手?

 
 
タイスケ顔
▲最終セクションとなった枯骨戻りと名のついた上りの沢にトップで入ってきたのがこの#25水上タイスケ選手だった。「勝ててホントにうれしいです。実はレース中、あまりに後続との差があるので「どこかコースのショートカットをしたのかも」と不安になっていました。途中でスタッフに確認したところ「ショートカットはない。すべてきちんと走っていた」と知り、安心しました。このような滑るコンディションには慣れています、地元の土も非常に滑るので。応援ありがとうぎざいました。」
#25水上泰輔/ミズカミ タイスケ

 
 

23ヒルクライム
▲最後のセクションであるこの枯骨戻りを終えると、180度マシンの向きを変え濡れた土壁をトラバースする。実はこのトラバースが非常に難しい。崩れやすい濡れた土壁を斜めに登る。タイヤを滑らせると今まで登って来た沢に落ちる。このトラバースは難所に含まれていないが、なかなかの難易度。息を整え、ラインを見極める#25水上選手。エルズベルグで怪我し一時視力を失った右目はもう治ったのだろうか。

 

■2位はCRF300Rの#18中野誠也選手

 

たかし:2位に入ったのも固定ゼッケンの選手じゃなく、#18の中野マサヤ選手だったんだよ。

 

キャサリン:ハードエンデューロに限ったことじゃないんだけど、走ったあとの路面は荒れるのよ。グリップしにくくなるのね。だから後ろになるほど走破が難しくなる。固定ゼッケンの選手は後ろからのスタートだったから、それで上位に食い込めなかったわけ。でもふつうなら後ろからでも追上げていくんだけど、今回はそれが難しいほどコースコンディションがハードだったというわけね。

 

ポン太:キャサリンはなんでそんなことまで知ってるの?

 

キャサリン:ネットに書いてあったのよ。

 
 

タイスケ最後の
▲水上選手が通過し20分以上がたったころようやく現れたのが#18中野マサヤ選手だった。2st250や300がメインとなったハードエンデューロで数少ない4stのマシンに乗る。ただし排気量は250ccではなく300ccのCRFだ。疲れてはいるがほぼ休むこと無く、大きな段差の岩沢を登って行く。

 
 

タイスケ最後の
▲「コースが荒れる前に(各セクションに)入れたのがよかったですね。1列目スタートだったのが有利に働いたと思います。荒れてしまうと、こういうコンディションではなかなか難しくなりますから。4stマシンなのはこだわっています。08のキャブ車で軽くもあるんです。ちょっとトルクの幅が狭いので難しいのですが、このマシンにこだわっています(マシンはCRF300R)。来年のマシンはどうかな・・・まだ決まっていません(笑。」#18中野誠也/ナカノ マサヤ
狭い谷のなか、横から走りを撮ろうと(上り角度がわかりやすい)走行ラインではないであろう個所の岩壁に貼りついていたのだが、マサヤ選手のマシンがこちらに。轢かれても低い速度なのでたいしたことはないのだけれど。下は謝る中野選手。というかこちらが悪い、すいませんでした。

 
 
▼このR5の最終セクションとなった枯骨戻りという沢はかなりの上りで、ときどき大きな岩の段差もある。が、ちょっとわかりにくいので、その角度が感じられる写真を。

過酷な+ロゴ
▲角度のある上り + 濡れた岩 + ときおり大きな岩の段差、これが枯骨戻り。この沢を通過すると、濡れて崩れやすくなっている急斜面のトラバースが待っている。このトラバースは繊細なライディングが求められる。
 
 

■目の前で佐々木を捕らえ3位に食い込んだ王者#1ロッシ選手。

 

キャサリン:これがロッシ選手なのよ。どんなコンディションでも確実に結果を出してくるの!

 

たかし:あれ?観てたの?

 

キャサリン:観てない、ネットに書いてあった。

 
 
タイスケヒルクライム
▲G-NET5連覇中のロッシこと#1高橋博選手。この2つ目のセクションとなったヤブサカに現れたのはトップが通過してからかなりたってから。このR5はハードで厳しい戦いになることを予感させた。
上の写真からも、身体の重心がステップの上にキチンと乗っているのがわかる。ハードエンデューロのヒルクライムは助走区間が無いのがほとんど。登りにくくするためだ。リアタイヤにしっかりトラクションさせなければ登りきれない。レバー類もこの上りに合わせた角度に。

 
 

たかし:下の写真は1ラップ目の枯骨戻りという沢なんだ。ここが最後のセクション、これを通過するとフィニッシュラインはもうすぐそこ。1ラップ目と言っても、スタートしてから1時間以上たっていたんだけどね。つまりほとんどの選手は2ラップ目に入ったとしても、規定の2時間内にはもどってこれないことになるよね・・・。ホントにハードだったよ。
トップの#25水上タイスケ選手、2番手の中野マサヤ選手のつぎに現れたのが#9佐々木選手。疲れがたまっていたようで沢の後半は休みながら登っていた。そこに現れたのが王者#1高橋ロッシ選手。確実に一歩一歩マシンを前に運んでいくんだ。そしてこの沢の終わりで疲れ果てて動けなくなっている#9佐々木に追いつき、抜いていった。#9佐々木選手は#1ロッシ選手がすぐ横を通過するのを見ているだけ。これがハードエンデューロなんだなって思ったよ。

 

ポン太:なんかかっこいいね。ムカシの8耐みたいなドラマがあるんだね。
マシンが壊れたけどなんとかレースを続けようとコースサイドをマシンを押して帰って来る、みたいな。

 
 

タイスケ最後の
▲3番手の佐々木を捕らえた王者ロッシ選手。このとき、レンズ越しに背中のゼッケン1が鈍く光ったように見えた。

 
 

タイスケ最後の
▲ついに3番手まで上がった王者ロッシ。最後の難セクションのラインを見極めている。抜かれた#9佐々木選手は疲れ果てているのか何もできない。

 
 

タイスケヒルクライム
▲惜しくも4位となった佐々木文豊選手。1ラップ目の枯骨戻りまでは3位を走行した。この写真の時点ではまだ3位。#1ロッシ選手の姿はみえていない。
 
 

タイスケヒルクライム
▲#9佐々木選手のヒルクライム。かなり間近かから観戦できるのもハードエンデューロの魅力。

 
 

タイスケヒルクライム
▲5位に入ったのは#2山本礼人選手。今年の途中からシェルコSE-R300にチェンジ。トルクを使ってのライディングに変更中だとか。腰に白いグローブ、軍手?

 
 

タイスケヒルクライム
▲「このシェルコはかなりコンパクトで、かつトルクフルなエンジン。とても乗りやすいですよ。こんど乗ってみてくださいよ♪」と#2山本選手。1ヶ月ほど前にアップしたYou Tubeが非常に面白かった。レース動画に鈴木健二選手と山本選手2人のナレーションが入っている。ハードエンデューロのライディングヒントが多くあった。

 
 

ドロロゴ

 
 

タイスケ顔
▲6位は#29内嶋亮選手が入った。「この沢はチョー楽しい!」と楽しんでいた。

 
 

タイスケ顔
▲7位には台湾から参戦の#12杜中豪(Du Zhong Hao)選手が入った。海外から参戦する選手が増え、全日本選手権ではなくアジアハードエンデューロ選手権になればいいな、とKRAZyは個人的に思っています。

 
 

泉谷顔
▲8位には#6泉谷之則選手が入った。ここまでが規定時間内に1Lapした選手となり、以下はDNFとなった。
 
 

タイスケ最後の

 
 

ポン太:おもしろそう。こんど観に行きたい。キャサリンさん、連れてってください。

 

たかし:こんど僕が出るときに一緒に行こうよ♪

 

ポン太:キャサリンさん、一緒に観戦にいこうよ♡

 

たかし:だから、こんど僕が出るときに一緒にさ、

 

ポン太:キャサリンさん、来年は一緒に観戦にいきましょうヨ♡♡

 

キャサリン:来年こそはロッシさんを観に行きたいけど、ポン太とは一緒にはいかない!なんかその目がいや!!

 
 

タイスケ

 
 

Part3につづく、つづく。

 
 
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