2024.08.04
全日本ハードエンデューロ R5 山形 ダルマニアクス Part3
■山形 ダルマニアクス Xクラス+XXクラス/全日本ハードエンデューロ2024 Rd5
ハードが盛り上がるその理由 / Part3
7月13-14日、CROSSMISSIONハードエンデューロ「ダルマニアクス」が山形新庄市にて開催されました。ここはそのダルマニアクスXXクラス・全日本ハードエンデューロ選手権のレースレポになります。
◾️トップで現れたのは#3/大塚
スタートから1時間40分たった1240時、トップでここダルマランド最終章に現れたのは#3/大塚選手です。
ミスコースし、一度林道から現れた大塚選手はロスした時間を物ともせず、トップで現れまそた。
その大塚選手は川のトンネル状を抜けると、迷うことなく直登ラインを選びます。かなり疲労している様子ですが、淡々とひとつづつ岩を乗り越えていきます。
◾️#3/大塚は直登ライン
登り角度の緩いライン、岩を回避するラインはいくつかあるのですが、ほぼ最短距離のラインでやってきます。
その沢のセクションの最後に1メートルを超える岩の壁があります。やはりその壁に向かっていきます。この岩の壁は、この沢のセクションの最後を締めくくるものとして選ばれた岩のように感じました。
壁はほぼ垂直、そこから落ちる水量も多いのでなかなかです。が、#3/大塚選手は1発で登り切ります。
◾️2番手には#44/阿部雄大選手
再び、沢の水音とひぐらしの声のする静寂がやってきます。次の選手はなかなかやってきません・・・。
この間に、石や岩が動いていないか、ラインが変わっているかどうかを簡単に確認。できれば選手を正面方向から撮りたいので、どこを通過するかを頭の中に入れておきたいからです。不器用で直感で動くことが苦手なので、こういう準備が必要だったりします(汗。でもあまり動くと、撮りたい位置に戻れなくなるので、その判断がむずかしい。
1100時 ようやくエンジン音がかすかに聞こえてきました。2番手でやって来たのは#44阿部雄大選手でした。
トンネルを越えると右のラインを選び、この最終章を攻めていきます。ラインの選び方などに選手の走りの違いが見えて面白いです。疲れてはいるようですが大塚選手ほどではありません。その差は20分ほどありますがもしかすると。という感じ。
ベテランを若手選手が追いかける展開です。
選手の車載カメラと数人のカメラマンでこの一部始終を撮影し、そこに選手のインタビューの生声を入れた(ナレーションはあえて入れない)5~10分程度の短編映画を作ってみたいです・・・。できれば淡々としたトーンがいいかなぁ。
1125時 #9/ツカサ選手が3番手で現れました。前の#44阿部選手とは25分差、トップ大塚選手とは45分差です。#9/木村吏選手はスタート直前にクラッチ交換を行い、スタートで出遅れています。が、どこかで取り戻したようです。
1130時 #9/木村選手の向こうには#2/大津選手の姿が見えます。さすがです。毎ラウンド、表彰台の見える位置につけてきます。
そのあとは3-5分ほどの間隔で続々と現れます。数分というと大きく離れているようですが、50mから30mほどの差で、一つのミスで順位は入れ替わります。
1140時 #15森耕輔選手。ゼッケンは15ですが実力的には一桁ゼッケンです。固定ゼッケンのトップ選手の中では数少ない4ストロークマシン。
1150時 #12久保山満生選手が現れます。
そしてそのすぐうしろ、手の届く距離に先輩#1/原田皓太選手が。#13久保山選手がつかえている様子を後ろから見ていましたが、ラインを見定め、ここで一気に前にでます。
1200時 スタートから2時間、残る時間は半分の2時間。2ラップするにはもうそろそろココを通過しなと難しい時間。
1205時 AD/Tacこと#69和泉拓選手が現れました。スタント、スーパーモト、エンデューロ、ビッグオフでハード、たまにCMや映画の影ライダー、そしてこのハードと多種多様な面を持っています。この日もマシンはちょっと珍しい4st250。
1210時 #13林宏志選手が。日高で沼にハマってしまいそこから抜け出すことができず終わりました、ここでその雪辱を。
1213時 #6西川選手が現れますが林道の方に向かい、シートを外しています。「セルのトラブルでリタイヤします。日高に続いてまたやっちゃいました」と。R4前まではランキング4位でしたから、ちょっと勿体無い。キックはやはり必要?
1218時 #29岡宏治選手。8番手です。日高でもトップ10に入り上り調子です。
1222時 ガミーの名前で親しまれている#88大神智樹選手が。ハードにのみ参戦する選手が多い中、スピード系のオンタイムエンデューロなど他のレースにも参戦している数少ない選手です。
その後続々と選手が現れます。
1250時 そんな中、現れたのが#3/大塚選手でした。あっという間にLap2です。
どうやら2番手とは大きく差をつけている様子。この直前、沢でヘルメットを脱いで川に浸かって体を冷やしていたと観戦のお客様から。
コース最終部分にあるダルマランドのその入り口で観戦していたお客様に確認したところ、Lap2のこのダルマランドに入ってきた順は、
・トップが#3/大塚、
・大きく差があって(20-30分?)#9木村、
・そしてLap1は2番手だった#44/阿部が3番手、
・体力のある#/2大津と続き
・チャンピオン#1/原田が5番手…
ここでレース終了が30分延長され、1330時に変更されます。想定以上にコースがハードであったことへの対応のようです。
・・・Part4に続く。
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