2025.06.13
全日本ハードエンデューロ Rd.2 勝沼 レースレポート Part2
■全日本ハードエンデューロ Rd.2勝沼 Xクラス XXクラス併催。
徐々に乾いていく勝沼の山 Part2-13.Jun.2025-
全日本ハードエンデューロ2025 Round2勝沼のレースレポートPart2です。
雨を考慮しコースの難易度を下げたにもかかわらず、山は徐々に乾いてきている様子。トップグループは1時間で2Lapを達成しLap3に入ります。ラップタイムは約30分、予想以上に速いペースとなっています。
Lap3の通過順、トップは依然と#64ロッシ選手です。数分おいて#1大塚選手がそれを追い、やはり数分の差で#105木本選手が3番手につけています。そこに#2原田選手、#4木村選手が続いています。#105木本選手は一桁の赤ゼッケン(ゼッケンの地色が赤)に食い込み3番手。追う#2原田選手、#4木村選手は#105木本選手を捉えられるか。数分の差ですからちょっとしたことで順位は入れ替わります。キャンバーで滑り落ちる、ヒルクライムに失敗する、などその瞬間は大きく口を開けて待っています。
▲時折り陽がさすものの山の中には風が入ってこないためどこまで地面が乾くのか。また非常に蒸し暑く選手にとっては過酷な状況となりました。
▲すでに雨は上がっているのですが、山は多くの水を含んでいるようです。一部ではあふれ出るように水が湧き出ていました。
▲今回は雨予報もあってか観戦の方はすくなったようです。選手と会話できるほど近くから観戦できる他にはないレースです。あ、アイちゃんのように(※)仕事をサボってまでも観戦という方もいましたが。※毎月15日にアップされる連載を書いてもらっています。今月はこの勝沼の観戦レポになります。
Lap3をトップで通過した#64ロッシ選手。背に大きく入ったゼッケン64はロッシの64。
■逆転
そのLap3で#1大塚が#64ロッシ選手を捉え、トップを奪います。強いです。#64ロッシ選手は2番手に下がり、3番手には#4木村が上がってきます。#1大塚選手と#64ロッシ選手の差は2-3分ですが、2番手ロッシ選手と、3番手の木村選手の差はやや開いているようです。5-6分から10分弱の差。それ以降は1-3分の差、この程度の差はひとつのミスで順位が変わります。
▲#1大塚正恒選手。このところ負けなしの大塚選手。マシンはほぼスタンダードというからすごいです。詳しくは全日本ハードエンデューロ2025カレンダー(KRAZy発行)に記事があります。
電動バイクで参戦している#191濱原選手も7番手につけています。が、6番手の#5西川選手との差が大きく開いてしまっています。とは言っても濱原選手は本来ロードレースの選手で今回はスポット参戦。未知の電動バイクでこの位置につけているのはすごいと言わざるを得ません。それにしてもバッテリーは持つのでしょうか。
■#1大塚の勝利
レースに勝ったのは#1大塚マサツネ選手でした。Lap3でトップを奪うとそのまま逃げ切り態勢に。最終的にはLap5を2時間32分20秒で通過し勝利。
2位に入ったのは#4木村ツカサ選手。久々の日本帰国中に参戦で時差ボケが残っているなかでの2位。海外生活で練習もままならないようですが、さすがです。
3位には2023年チャンピオンの#2原田コータ選手が入りました。やはり後半は強いです。どんな状況でもコンスタントに上位に入ります。
そんななか、すいません!実は各選手からコメントをインタビュー形式でもらっていたのですが、録音されていませんでした。というか部分的に残っていて7割が録音されてないという・・・選手の皆さんすみませんでした!修理に出しました。
▲勝った#1大塚正恒選手。勝手に大塚センパイ、もしくはパイセン大塚と呼ばさせていただいています。40ポイントを加え、これでランキングはトップに。
▲2位に食い込んだのは#4木村吏(ツカサ)選手。マシンは今では旧車とも言えるCR250R。R2終了時点でのポイントは72ptで2位に。首位大塚選手との差は1ポイント。ただし仕事の都合からどこまで参戦できるのかは未定のようです。
▲3位に入ったのは#2原田皓太選手。以前インタビューで「マシンが進みたがっている方向に進ませる、人がそれを邪魔しないようにする」これがあのライディングの意味のように思っています。深いなぁ・・・情報を作る仕事も同じだなぁ、なんて(汗。
■Rd.2リザルト
▲#64ロッシ髙橋選手は4位に。現在のハードエンデューロを全国に広めた一人がこのロッシ選手。
▲5位に入ったのは#105木本真央選手。トップランカーに混じっての5位入賞です。現在ポイントランキングは6位。
▲6位に入ったのは#5西川輝彦選手。5位木本選手との差は1分弱。昨年はマシントラブルでノーポイントが多かった中でランキング5位。マシントラブルがなければ今年はもっと上位に入る可能性も。
▲電動バイクSTARK VARG XMで参戦し7位に食い込んだ#191濱原颯道)(ハマハラソードー)選手。電動バイクの可能性を実証しました。濱原選手は元々ロードレースライダー、全日本ロードレースJSB1000ではランキング2位の実績もあります。昨年はスズキのファクトリーチームで鈴鹿8耐にも参戦しています。
8位に入ったのはまだ膝の治療中の#88大神智樹選手。この後エルズベルグ2025に参戦。GAMMy Racingのアパレルはロゴも含めKRAZyでデザイン&制作していますが、ご希望があれば制作しま〜す。
▲9位は#6森耕輔選手。昨年は4ストヨンゴーで1年戦い、今年は得意とする2ストに戻しました。レース序盤にマシントラブルで大きくタイムロス。しかしなんとかマシンを修復し完走しています。
■R2終了時点 ポイントランキング。
全日本ハードエンデューロRound3は北海道日高です。6月29日(sun)開催。KRAZyは北海道には行けないですが、現地の松永さんに取材していただきます。松永さん、よろしくお願いします!
あ、『日高ロックスのフラットダートのタイムアタックはIRCのツートラがいい』とAD/Tac選手が言ってました。ホントですか!?これだけでも観に行きたいなぁ。現場に行った方は詳細を聞いてきてください。
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