2025.06.12
全日本ハードエンデューロ Rd.2 勝沼 レースレポート Part1

■全日本ハードエンデューロ Rd.2勝沼 Xクラス XXクラス併催。
チョコレートまみれな雨の勝沼 Part1-12.Jun.2025-
ゴールデンウィーク明けの5月17-18日、山梨県勝沼で全日本ハードエンデューロRound2が開催されました。同時にクロスミッション ハードエンデューロ・Xクラス、そしてXXクラスも開催されました。
土曜は初級クラスのXクラスが開催、ですが天候はあいにくの雨…。このクロスパーク勝沼は雨になるとモトクロスコース(※)ですら周回が難しくなることで有名なコースです。大坂と呼ばれる長め+角度のある坂は特に滑りやすく、歩いて登るのも困難です。
※このクロスパーク勝沼にはモトクロスコースがあり、今回はその一部を使いつつ周辺の山の中にコースを設定しました。

▲土曜日に開催されたXクラスの大坂と呼ばれるセクション。硬い土の上に溶けたチョコレートのような土が乗った状態で、立つこともできないほどにチュルチュル。この写真を撮った後、自分もころびました。いきなりドロだらけです。

▲そのXクラスのコーススタッフと観戦のお客様。あともう少しでフィニッシュラインが見えるのですが、なかなか脱出できない・・・。笑うしかない、そんな状況です。ん?アイちゃんが左端に。「毎月15日はアイちゃんの連載コラムの日」のアイちゃんです。次回の連載はこのレース観戦から。
しかしその雨も夜には上がり、翌日曜は朝から青空が広がりました。
18日の日曜はインターナショナルクラスと呼ばれる全日本選手権とXXクラスが行われます。朝からXX、その終了後の11時半よりインターナショナルクラスがスタート。
■ハードエンデューロ
最近よく耳にするかと思うこのハードエンデューロ。どうハードなのかというと、難易度の高いという意味の「ハード」です。より自然に近い地形をコースにするエンデューロです。実際に山に入って見ると、基本的には歩くことも困難な地形が続きます。角度のある坂、谷、沢などなど。そのようなところで戦うレースです。非常に高度なスキルが必要とされます。整地されたコースを走るのではなく、走破することすら難しいコースを走るレースです。70年代以前ののモトクロスとトライアルをミックスしたようなコースデザインです。その決められたコースを時間内にフィニッシュしその順位で争うものから(周回はせず、スタートとゴールが別な地点)、周回コースを使い1ラップから2ラップ、多くても4-5ラップで競いあうというタイプがあります。

▲2024年神奈川ケゴンラウンドから。採石場にコースを設定。これは角度のあるヒルクライム。

▲2024年神奈川ケゴンラウンド。大きな石というか岩が続くセクション。

▲2024年山形ダルマニクスラウンド。川のセクション。ハードエンデューロは他のレースに比べ間近からの観戦が可能です。難易度の高いセクションでは通過に時間がかかり、手の届くような間近からのじっくり観戦も。ただし飛び石にはご注意ください。
■Round2 雨となった勝沼のコースデザイン
今回は周回コースでのレース。昨日の雨でコースの難易度がどこまで上がっているのかが不明です。山が多くの水を含み、スタートの11時半になっても乾いていなければ、誰一人1ラップもできない可能性も。しかし、予想以上に乾いていれば3〜5Lapするレースとなることもあります。「天気予報から土曜の雨とその量はある程度はわかっていたので、それを考慮し難易度を下げました」とコースディレクター。「ですが、山は意外と乾いてきているみたいですね…。トップは3〜4Lap?もしかしたら5Lap行くかも」と予想。

今ラウンドのコース図。Xクラスは青いライン、XXクラスはそこに黄色のラインをくわえたもの。インターナショナルクラスはそこに赤のラインを加えたコース。
■全日本ハードエンデューロ インターナショナルクラス
インタナショナルクラスの全日本ハードエンデューロは11時半のスタート。2時間半の時間で戦われます。コースに入ってみると、想像以上に乾き始めているようです。とはいうものの抜かるんではいますが。
この全日本ハードエンデューロではランキングが上位の選手ほど後ろからのスタートとなります。つまり、勝つためにはどこかで前を走る選手を一気に抜き去る必要があります。下見からその箇所はマップ4の「つづら&逆光ヒル」と予想。一気に直登することができればいきなりトップに立つことも可能。確実なラインはつづら状に作られた道のようなライン。しかし、一本ラインなので、渋滞すると待つしかないラインとなります。
ここにトップで現れたのは10代ライダーの仲俣選手。そこに続々と一桁ゼッケンのトップライダーたちが現れます。直登を期待し、そのラインで待ちます…。

▲Lap1このセクションにトップで現れた#106仲俣選手。まだ10代です。

▲あっという間にトップが戻ってきます。Lap2に入ります。このペースだと4Lapから5Lapの戦いになりそうです。トップはロッシこと#64ロッシ髙橋選手。G-NETと呼ばれた時代の元チャンピオンです。

▲1-2分の差でトップを追いかけるのはチャンピオンの#1大塚マサツネ選手。全日本ハードのランキング上位は今20代から30代前半の選手が多いなかでの50代の選手です。大塚選手はこのヒルクライムセクションを途中までですが直登で登ってきました。

▲#2は原田コータ選手。派手は走りは見せてくれせんが(あえてそういう走りを目指しているようです)ジワジワと順位を上げていきます。その走りから、KRAZyでは勝手にステディハラダと呼んでいます。そうです、そういう走りなんです。

▲#4木村ツカサ選手も上位につけます。某メーカーに勤務し世界選手権用電動トライアルマシンを開発中。世界を駆け巡っている最中ですが、チームが日本に帰国したチャンスを使っての参戦。

▲電動バイクSTARK VARG MXで参戦した#191濱原ソードー選手(KRAZyで長期レポ連載中)。有り余るトルクをうまく使って序盤から上位につけています。濱原選手もこのセクションを、途中までですが直登に成功していました。
Part2に続く
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