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2026.03.02

吉澤博幸から始まったスーパーモタードMOTO1はスーパーモトへ。今年で21年目

吉澤記事MOTO1について2006

 

■吉澤氏の生み出したスーパーモタードMOTO1はスーパーモトをへて今年で21年目に。MOTO1が達成したかったことは何だったのでしょうか。-02.Mar.2026- 

日本のモタードレースの代表とも言えるMFJ全日本スーパーモト選手権は今年で21年目。自分も最初の頃は選手として参加し、途中からは主催の裏方へ。その後はメディアとして関係してきました。

 

MFJ全日本スーパーモト選手権は通称MOTO1と呼ばれ、現在のモタード文化全体の普及においてとても重要な役割を果たしてきました。そのMFJの全日本スーパーモタード選手権/MOTO1を生み出したのが五郎さんこと吉澤博幸氏(※)です。

 

その吉澤氏のMOTO1に託した思いが書かれた記事が発見されたので、その内容を書き起こしてみました。これは全日本(オールスター※)が始まって2年目の2006年に、MFJの冊子に掲載された記事です。以下がトップの記事を書き起こした内容です。

 

※当時は全日本選手権をオールスターと呼んでいました。
※吉澤氏は2013年に亡くなりました。二輪界において数多くのヒットやカルチャーを生み出した方です

 

タカテル紹介

 

スーパーモタードの魅力はなんと言っても「スライド&ジャンプ」もっとスーパーモタードを盛り上げたい。・・・吉澤博幸氏/G-STAFF!代表

 

モーターサイクルスポーツの異種格闘技、アスファルト(ターマック)セクションとダートクションを組み合わせ、ロード・モトクロスなどの垣根を超えた真に速いライダーを決定するモーターサイクル異種格闘技がスーパーモタードだ。昨年から、MFJの公認レースが開催されるなど、MFJのNEWカテゴリーとして全国で熱戦が展開している。

 

■MFJのNEWカテゴリー

 

このスーパーモタードの国内普及に尽力してきたのが、東京杉並で「モトショップ五郎」を経営し、主催者「G-STAFF!」としてスーパーモタードレース、エンデューロなどのイベントを開催してきた吉澤博幸氏だ。スーパーモタードは、昨年からMFJの競技ライセンスも発行され、同時にMFJの公認レースとして、全国を5ブロックニ分割したエリアシリーズと、国内最高峰のオールスターズシリーズが立ち上げられた。吉澤氏はその立ち上げにも関わっている。
「スーパーモタードが普及してきて、そろそろちゃんとやったほうがいいと。それは色々な人にもアドバイスされました。ただ当時のスーパーモタードの関係者には、MFJが関わることで堅苦しくなるので、という懸念もあって。ただそんなことはないんだと。MFJに公認されることで、安心してレースが開催できる。そうして、部会も立ち上げてもらえたんです。」

 

サアイ+ヤッシ
▲エビスラウンドの豪快なジャンプセクション。松本ヤスシ選手(ハスクバーナ)vs佐合キヨシ選手(ホンダ)の激しいバトル

サアイ顔
▲全日本モトクロスで活躍中の星野ユウイ選手の深いバンク角を保ったスライド。

Jawsだーと
▲日本のモタード文化を選手としてリードしたのがJAWSこと増田トモヨシ選手。YZ400Fなどの4ストモトクロスマシンなどの開発ライダーでもありました。 

■コンペティションとエンターテイメントの両立で盛り上げたい

 

ロードレースともモトクロスとも異なる全く新しい魅力を持ったスーパーモタード。それだけに、人知れず苦労も多い。
「モトクロスやロードレースから転校してきた人はそのカテゴリー毎の考え方があります。それに対し、自分たちが提案しようとするのは、全てお客様目線に立ってのもの。それはファンサービスという面ですね(※1)。将来のビジョンとしては、自分たちの夢としてプロスポーツ選手として昇華してほしい。二輪のライダーが好きなので、このライダーたちがプロスポーツ選手として認知されるように。だって、やっていることはすごいんですから。」
そのためには、コンペティションとエンターテイメントの棲み分けと両立が大切だともいう。
「真剣なコンペティションの世界だけでは、認知度は高くならない(※2)。会場での演出であったりとか、エンターテイメントとしての取り上げ方も混在させなければならない。コンペティションとはいえ、お客様に見せるもの。お客さんはお金を払って観戦にきているのだから、エンターテイメントスポーツとしてプロ意識を持つ必要があるでしょう。ただ、現状では参加型スポーツでもあるので、参加者の意識のズレ、違いがあって難しい状況です。
そうした意識付けによってか、今年で2年目を迎えたスーパーモタード・オールスターズシリーズ(※3)。前年と比べても、観客は確実に増えているという。これにはフリーペーパーなどを利用したプロモーション効果もあるだろう。また、これからは地方のお客さんを呼んでいこう(※4)というのが狙いになるという。

 

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▲MOTO1時代のもてぎラウンドは今では考えられないくらいの集客がありました。モトクロスやロードレースに比べると少ないですが、1000人は余裕で超えていました。もてぎでのオリジナルグッズショップやフリマはもう朝から大賑わいでした。

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▲これはMFJスーパーモタードMOTO1ではなく、東京お台場で開催されていた総合レースイベントMULTIPLEX/マルチプレックス内でのスーパーモタードレースの様子。吉澤氏が主催していました。サーキットでレースを行うのではなく、人の集まる都会であえてレースをやったのがマルチプレックス。そこではお客様へのサービスを大切にすることで、多くの観客を集めます。ここでの観客がファンとなりモタードバイクを買ったり、レース観戦にきてくれたり、その中の一部の人は選手となりました。

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▲同じく吉澤氏の企画主催したレースイベントがこれ。マルチプレックスを進化させたゲームス・トーキョー/GAMES tokyo。「モトスポーツでオペラをやる」が裏コンセプトでした。お台場で開催し、ナイトレースにすることで非日常感を狙っていました。コンペティションとエンターテイメントの共存の例です。 

■音量規制はモラルが大切

 

「オールスターとエリアにわけ、ライセンスもA・Bと作って技量区分をきちんと分けたことで、安全性も確実に上がっています。それはライダーだけでなく、主催側も経験値が上がり、ダートセクションの作り方もだいぶよくなってきた。これからは、エンジョイ、エリア、オールスターといった綺麗な三角形の構築はもちろん、もっと手軽なスクール的なイベントも必要でしょう」と普及策もあたためている。
しかし、普及に関して問題となるのが音量といった環境面への配慮。これはどのカテゴリーにも当てはまることだが、その面はどう考えているのか。
「音量に関しては、早めにコンストラクターなどの通達し、徹底させるとことが大事。ズルズルしてしまうと信頼をなくしてしまう。特に特設会場でもできるのがモタードの魅力の一つで、我々はメトロな場所、お客さんの多いところに会場を移していきたい。そういった会場で継続するには、ライダー個人個人にモラルを持って協力してもらうことも大事です」

 

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▲日本のモタードをアジア各国に輸出し、海外からの観戦のお客様と選手を作り出すプロジェクトに協力してくれていた高山ナオト選手。派手なスライドと#300がトレードマーク。今でも台湾の方々は300と言えば高山選手と考えているそうです。ゼッケンを固定化し固有のイメージを作るのもファンサービスのひとつ。46と言えばロッシ、17と言えば大谷選手のように。 

■レースだと構えずに初めてほしい

 

「モタードの魅力はなんといってもスライドとジャンプ。スピード感のあるジャンプや、リアを大きくスライドさせて進入していく様が大きな魅力。初めて見たとき、どのような動きをしているのかわからない異質なほどに・・・。これを『アスファルトモトクロス』といったキャッチフレーズで広めていきたい。また、これから始めようとする人は、あまりレースダト構えないでほしい。スーパーモタードは速く走ろうだけではなく、上手く走ろうという軸もある。モタードはレースだけじゃないという面もあるし、それがひとつのカルチャー・スタイルだと思う」
とモタードの魅力を語る吉澤氏。まだまだ始まったばかりの競技だが、その魅力はどんどん浸透してきている。今後もスーパーモタードから目が離せない。

 

プリント
▲吉澤博幸氏は「モトショップ五郎」代表、「G-STAFF!」代表、など数多くの顔をもち、同時に多くのヒット商品を生み出し、そこから大きなカルチャーまでも作り出しました。

 

この文章からだけではわからない部分もあるので、明日注釈的な解説をアップします。「オールスター」とは?「なぜお客を大切にすることがプロを産むのか?」などなど※印の入ったところをメインに解説します。

 

コンドーは06年からは選手をやめ、本格的に吉澤氏の手伝いを始めます。MFJなどのレースレポートやレース情報の発信、MOTO1フリーペーパー編集発行、会場でのグッズ販売、MOTO1 BOOKの販売、モトライダーForceとの連携、などを行っていました。

 

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