2023.04.03
月末は、アドベンチャーバイクの魅力 / 「参加台数800台超!四国アドベンチャーラリー」
■奇数月の月末は「アドベンチャーバイクの魅力」の連載です。
「参加台数800台超!四国アドベンチャーラリー」
HAVE A COLORFUL WORLD / Ride on ADVENTURE! reported byモトラーダ大和
奇数月の月末は「アドベンチャーバイクの魅力」の連載レポート、ということでしたが、3月31日に間に合わず・・・
遅れて、今日ようやくレポートをアップします。今回はあの人気イベントの裏側から。
■参加台数800台超!四国アドベンチャーラリー
こんにちは。モトラーダの大和(やまと)です。
東北・仙台を拠点に、アドベンチャーツーリングの企画やレンタルバイクでオフロード遊びができるSUGO学園の運営をしています。
今回は、5月の開催に向けて準備を進めている「四国アドベンチャーラリー・スポーツラリー」について書きたいと思います。
CROSS MISSIONの石戸谷蓮さんから「四国に良い林道があるらしいんで一緒に行きません⁈」と誘われたのがきっかけでスタートしたこのイベント。当初は四国に行ってみたい!という理由で関わり始めた企画でしたが、3年目の今年はなんとエントリー800台オーバー。※2日間延べ
多くの方の期待に応えられるよう、地元スタッフの皆さんと一緒に企画をしています。
■どこまでもフラットダートが続く大洲ルート
アドベンチャーラリーの舞台は愛媛県の南予地方にある大洲市。「伊予の小京都」と呼ばれる旧城下町ですが、町全体が山に囲まれていて長い林道だらけ、僕たちオフロードライダーにとっては天国のような場所です。
なんと言っても驚いたのが林道の走りやすさで、とにかく整備されていて平なんです。砂利も細かくてハンドルが取られにくく、リッタークラスのアドベンチャーバイクも不安なく走れました。
林道と一口に言っても、石が大きかったり動きやすかったりで走るのが大変な道って結構多いんです。でも、大洲の林道は本当に走りやすいフラットダートばかりでした。
■オフロード初心者でも楽しめるイベントがしたい!
実は、大洲へ行く前は「イベントも出来たら良いなぁ」くらいに考えていて、半分は旅行気分だったんです。通うのも大変ですし笑。
しかし、実際に走って気持ちが一転、「この最高な環境を使ったイベントがしたい!」というモードになりました。
全国でも稀に見る走りやすい林道なので、コンセプトは初心者ファースト。
スマホだけで走れる仕組みにしよう!
オフロードが初めての人にも参加してもらおう!
上級者には初心者を優先してもらうルールにしよう!
カブからアドベンチャーバイクまで、誰でも楽しめる設定にしよう!
と言う感じで、地元の方々に協力をしてもらいながらCROSS MISSION & MOTORADAの共同主催で準備を進めることに。
■地域住民への配慮
アドベンチャーラリーの開催にあたり、一番気を使ったのが地域の方々に「嫌われないようにする」ということでした。
自分達がイベントを行ったせいで地元のライダーが走りにくくなってしまうという状況は絶対にあってはならないからです。
いくら走り方に気をつけても、普段静かな山間の集落を何百台ものバイクが通れば「何事だ⁈」となってしまうのは間違いありません。
そこで、事前にチラシを配布してお知らせしたり、役所関係、各地区の自治会長さんへ説明などが必要だったのですが、大洲ルートのディレクター、水本さんが何日もかけて行ってくれました。
地元大洲に長年住んでいる水本さんのお願いだからこそ、住民の方々も納得してくれたのだと思います。(特に初年度は大変だったと思います・・・)
■ついに初開催!
コロナの影響で延期もありましたが、2021年の7月、ついに第1回の四国アドベンチャーラリーを開催することができました!
初回の参加台数は150台、多くの改善すべき点もありましたが、参加者に楽しかった!と言ってもらえて先ずは一安心。
住民の中には手をふってくれる方もいたようで、心配していた事態にならずほっとしました。参加者がマナーよく走ってくれたおかげですね!
イベント準備中に試走していたスタッフさんが、土手から転落した軽トラックを発見し人命救助をするという場面が全国ニュースに取り上げられたりと、何かと思い出に残る場面が多いイベントとなりました。
四国アドベンチャーラリー公式動画
↓ ↓ ↓
https://youtu.be/qBnVl7cm8XE
■2回目はなんと460台!
第2回は運営チームの予想を遥かに超える申込者数となり、どこまで受け入れられるかを慎重に協議しながら進めました。
会場のキャパ、スタート方法、ルートやチェックポイントでの渋滞防止策を考え、当初200台だった定員を500台まで増やすことに。
本番ではいくつか不足の事態もおきましたが、スタッフの皆さんが各所で臨機応変に対応してくれたことでどうにか乗り切ることができました。(机上ではオペレーションができていたものの、内心はドキドキでした笑)
地元の新聞や広報誌に紹介してもらえたことも嬉しかったですね~。少しずつ、地域に歓迎してもらえるイベントになってきている気がしました。
新聞記事にも
↓ ↓
https://twitter.com/lxC6TflLr8Zbcqv/status/1524363861507588096?s=20
■今年はスポーツラリーを初開催
3年目となる今年は、2日目に宇和島市、松野町、四万十市(高知県)を舞台にした四国スポーツラリーも新たに開催します。
DAY1のアドベンチャーラリーはこれまで通り初心者を主役に、DAY2のスポーツラリーは走破力を必要とするルート設定とし、より幅広い層に魅力を感じてもらえる企画にしていきたいと思っています。
スポーツラリーの魅力の一つは、ゲート管理されていて普段は走れない林道を多く使っていることです。こちらも宇和島ルートのディレクター、山下さんを中心に、地元スタッフの皆さんがこの日だけのスペシャルルートを準備してくれています。参加される方は是非ご期待ください!
■ゴールデンウィークは四国を待ち合わせ場所に
CROSS MISSION & MOTORADAで行うラリーシリーズを、全国のツーリングライダー同士の交流の場にすることが一つの目標です。
春は四国、秋は東北で会おう!みたいな感じで会場を少しずつ増やしていけたら良いなぁと。
そのためには、地域に歓迎されるイベントを、エントラントとスタッフが一丸となって作り上げていく必要があります。
バイクが通ると色んな人から手を振られる。そんな風景を当たり前にしていきたいですね♫
END
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