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2022.03.25

「オフロード始めたいんですが...」/ 毎月25日は「今さら聞けない疑問質問にトップライダーや関係者がお答えします」

セロー表紙

 
 

■毎月25日は「今さら聞けない疑問質問に、トップライダーや関係者がお答えします」の連載レポートです。
Vol3は、「オフロード始めたいんですがどうしたら…?」
-25.Mar.2022- 

毎月25日は「読者の皆様からいただいた今さら聞けない素朴な質問疑問にお答えする」の連載レポの日です。その疑問質問に答えてもらうのは、そのジャンルでトップクラスの選手や関係者の皆様です。現場の声でお答えします。

 

第3回目のテーマは
「オフロード始めたいんですがどうしたら…?」
です。募集した疑問質問に最も多かったテーマです。バイク初心者の方もいらっしゃいますし、バイクには長く乗っているけどちょっとオフロードをやってみたい、と言う方々などいろんな方がいらっしゃるようでした。

 
 

大和isde

 

■大和芳隆氏 / SUGO学園主催 / JEC IB / ISDE

 

とりあえず今あるバイクでちょっとした土や砂利の場所を走ってみることですかね〜。
当時自分がそうだったので(笑)。

 

バイクがオフロード用じゃなくても、タイヤがブロックじゃなくても最初は全然良いと思うんです。
本当のやり始めって河川敷の土の上やちょっとの砂利道を走るだけでも結構ドキドキで、舗装路まで戻った時に「無事に帰って来れた〜」となる達成感は、子供の頃にスリルのある遊び(階段10段くらいを一気に飛ぶとかw)をやってる時のワクワクに似ている気がします。

 

だんだん慣れてくると、坂を登ってみたくなったり石や丸太を越えたくなったりするので、その時に必要性を感じたらブロックタイヤに履き替えても良いのかなと。
ちなみに、自分が興味を持った当時はDR-Z400SMに乗っていて近所のオフロードバイクが並んでるショップに相談したら、
「モタードホイールのままでもブロック履けますよ〜」
と言われてすぐに換えてもらいました。
(今思えば、コレが後の師匠となるAD/tacさんとの出会いでした笑。2007年くらいだったかな〜)

 

その後しばらく前後17インチの太いホイールでオフロード遊びをしてたんですけど、行ってみようと思う場所が一気に広がって毎週末が楽しみで楽しみで、平日の仕事中もバイクのことばかり考えるようになってしまいました…笑
子供の頃から住んでいる仙台が自然豊かで良い所だったんだなぁと再認識もできましたね〜。
改めて振り返ると、長いバイクライフの中でも1番楽しかった時期のように思います。

 

そんな経験から、1人でも多くの人に同じ体験をしてもらいたくて昨年から始めたのがSUGO学園なんです。
スキーやスノボのように誰でも気軽に遊びに行けるレジャーみたいなのを目指してるので、普通のスクールに比べると実は色々大変なこともあるんです。スタッフさんに無理言ってわざわざ手間のかかる演出にしてみたりとか笑。
でも、参加者に喜んでもらえると不思議とやってる側も楽しくなるんですよね。
(宣伝はここまで!)

 

とにかく、オフロード遊びをするとバイクに対する価値観が変わって、街乗りやロードツーリングとはちょっと違った形で楽しめると思うんです。バイクがただの乗り物じゃなくて遊び道具になると言いますか。なので、これからバイクに乗ろうとしてる方やオフ未経験の方にはぜひ一度体験していただきたいですね!
出来れば最初は晴れてる時に…。

 
 

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大和さんはISDE(エンデューロの国際大会)に参戦経験もあり全日本エンデューロではIBクラス。大人になってからオフロードを始めたと言う点では、初心者の気もちもよくわかると言う方。その経験から、SUGO学園と言う今までになかったバイク遊びの場を昨年始動。いきなりの大人気となっています。写真はSUGO学園の様子です。スクールじゃなく、遊んでるうちに乗れるようになっちゃうと言う内容です。あ、KRAZyも協力しています。え?これはプロモーション?そうとも言えるかなぁ(汗。

 

■コンドー / KRAZy発行責任者

 

「バイクは何を買えばいい?」というのが最初の「?」かもしれません。
「やっぱセロー?でも新車が欲しいなぁ、ならCRF250L?それとも本格的な海外製?いろいろ選べる中古?」
とかとか。
もしくは、
「バイクは買ったし林道なども行ってみたけど、なかなか上手くならないんだよなぁ。どうしたらいいの?」こんな思いをお持ちの方もいらっしゃるようです。

 

あ、スイマセン、KRAZyの発行責任者のコンドーが答えちゃってます(汗。
自分は上手くはないですけど、オフロードの経験は実はそれなりに長く、またいろんな場で数々の声を聞き、実際に体験してきました。なので僭越ながらお答えさせていただきます…(汗。

 

「オフロードを始めたい」「オフロードをもう少し乗れるようになりたい」
へのコンドーなりの答えは
「まずは初心者向けのスクールに行ってみるのはどうでしょう」です。
もしくは「まずは乗ってみましょう」です。

 
これには、いくつかのタイプがあります。
・バイクもヘルメットもレンタルできるスクールに参加する。(A)
・バイクは自分のを使い、走る場所が用意されていてインストラクターに教えてもらう。(B)
・オフロードバイクショップに行って、そのショップの方、ショップのお客さまと一緒に走ってみる。(C)

 

(A)関東なら「モトクロスごっこ」や「全日本モトクロス元カワサキファクトリーライダー新井宏彰のスクール」この2つはどちらも初心者も対応してくれます。
東北なら「SUGO学園」。月一回くらいのペースでスポーツランドSUGO(宮城県)で開催しています。こういうスタイルのスクールは数少ないですが、実は全国にあります。

 

(B)「SUGO学園」でもやっています。最近ではエンデューロやモトクロスの選手が開催していたりします。
先の新井選手のもそれです。

 

(C)オフロードバイクを扱っているショップに行ってみましょう。ショップによってはみんなでどこかのコースに走りに行ったり、もしくはお客様だけで遊びに行ったりしている場合があります。
ネットでの情報ではなく、できればまずはお店に行って、直接質問し、そこで聞いてみるのがいいかも※。
場合によっては「今度◯△□にいくから来ませんか?うちのお客さんの□○△さんがバイク貸してくれるみたいだし」なんてこともあります。実際に何度もそういうシーンにあっています。
でも、お店もそれでお金がもらえるわけじゃない。あくまでも無料サービスになるので、そこはわきまえましょう。私は、オレは客だから、と偉そうにしてる方がいるのをたまぁに見かけますがちょっとね。
※KRAZyのフリーマガジンを置いてくれているバイクショップさんはわりと優しいはず。そのリストはこちら→http://www.krazy-web.com/where-to-find-krazy-mag/

 

てなわけで、スクールをいくつか紹介しますね。

 
 

ライディング

 

■全日本モトクロス元カワサキファクトリーライダー新井宏彰のスクール

 

基本的にモトクロスのコースを使ってのスクールです。初心者も対応しています。女性の方が多いのが特徴かも。

 

①料金/1日/総額
1名¥30,000円
2名¥40,000円
3名¥50,000円
4名¥60,000円
5名¥70,000円
に加えて新井選手の交通費がかかります。
「交通費は実費になります。1ヶ月の半分は関西、関東を行き来しておりますので、レッスン日程、場所により交通費が変わります。例えば関東滞在中の関東のレッスンであれば滞在中のホテルからの実費になります」

 

②レンタルバイクの用意もあります。当然本人のバイクでも可能。
Kawasaki KX112 (ミニモトのモトクロス&エンデューロ用バイク)
サーロン(電動バイクで、オートマチック。車体は軽く、ギアチェンジがないので乗りやすい)
1日/¥3,000円

 

③スクール開催コース
基本的にはモトクロスコースになります(関東ならオフロードビレッジや榛名モトクロスコースなど)

 

④人数
1名から最大5名まで可能

 
⑤装具
サイズによりレンタルあります。

 
連絡先はFacebookのメッセンジャーなどで。新井宏彰

 

5人

 

若い三人

 
 

■モトクロスごっこ / 埼玉桶川オフロードビレッジ / 元モトクロスチャンピオンでホンダファクトリーライダーの福本先生

 

関東では人気のスクールです。今まで10万人弱の方が参加しています。1回だけの参加ではなく、2回3回、もしくは1年通っている(バイクは買わず、ここのレンタル車両を毎回使っている)と言う方がいらっしゃるのが特徴。
特殊なスポーツのモトクロスを「ごっこ」と言うレベルまで下げてのスクールは、ここが最初ではないでしょうか。名前にはモトクロスと言う言葉がついてますが、オフロードライディングの基本を教えてくれます。初心者の方も全然OK!
先生は福本さん。元全日本モトクロスのチャンピオンで、ホンダのファクトリーライダーです。あ、怖くはないですよ、優しいです。

 

レンタルのミニモト(CRF125Fや110をレンタル)を使い、オフロード初心者のためのスクールです。
女性や親子で参加、リターンライダー、またオンロードに乗っているがスクルアップのためにオフロード体験、と言う方々が参加しています。非常に敷居の低いスクールです。

 

①料金/1日
男性:13,500円 女性:10,500円 (全て税込価格)
グループ参加(2名以上)はお一人様500円引き
用品ウェア類を全てお持ちの方はお一人様1,000円引き
参加は小学生以上
 

②レンタルバイクの用意
Honda CRF125F、CRF100F、CRF50Fなどをレンタルできます。
自分のバイクでも参加可能です。

 

③スクール開催コース
埼玉県桶川市入間大橋たもとにあるオフロードヴィレッジと言うモトクロス・エンデューロ・トライアルの総合コースで行います。あ、大丈夫です、初心者用の平らなコースを使って行いますので、初心者でも安心です。

 

④人数
一人から参加可能です。

 

⑤開催日
毎月1−2回日曜に開催しています。たまーに平日開催もあります。

 

モトクロスごっこの参加方法などの詳細はこちら↓
http://www.motocrossgokko.com

 

■SUGO学園

 

これについてはKRAZy Web Magazineの2月2日のEVENTにあるレポートをご覧ください↓。

http://www.krazy-web.com/custom/sugo学園2022が開校するよ〜%E3%80%82/

 

ここまで紹介してきたのとはちょっと違うけど、「ゆる〜い走行会」ってのがあります。愛知や三重で開催しています。
これは、モトクロスコースやエンデューロコース、モタードサーキットを、初心者の方でも走ってみませんか?と言うイベント。スピードが出ないように初心者でも危なくないようにコースが工夫されていたり、インストラクターがいて教えてくれたり、わからないことがあってもすぐに教えてくれる、と言う内容です。
主催は大西健太郎選手。モトクロスは元IA、スーパーモトも05年の#1はこの大西選手です。

 

■なぜスクール?なぜコース?

 

コンドーがそれなりに乗れるようになったのはコースなんです。林道などの公道ではないんです。
「おっとっと・・・!」となることや「コケる」こと、もしくは「コケてもいいや」と思うことで、新しいナニかを身につけました。これを公道で身につける、つまり試すのはやっぱ危険なように感じます。
対向車も来ますし、人も歩いているかもしれないし、崖から落ちるかもしれないし。またパンクしただけでも困ります。
でもコースは安全です。対向車が来ない、万が一怪我しても周囲に人がいて助けてもらえるなどなど。スキーをやるならやっぱスキー場、ってのと似ているかなぁ。いきなりバックカントリーや道でスキーは危ない。

 

■コースは安全。ムチャが怪我のモト
 
コースは怪我する、というイメージを持っている方もいるかと思います。それは自分の限界を超えすぎているからかも…。徐々に試していきましょう、林道と基本的には同じ。周囲に助けてくれる人が大勢いる、対向車が来ない、と言うだけと考えて無茶はしないのがポイントかも。コースはスピード感を感じにくいので、実力以上のスピードで走りがちです。上手い方に気持ちが引っ張られると言う現象も起きやすいです。これを気をつけたら怪我はしないと思います。怪我する方の特徴は負けず嫌いで無茶しちゃう、または、急いで上手くなろうとしている方、に多いような気がします。

 

「SUGO学園」「モトクロスごっこ」は仕事でも関係していますが、お金はもらっていません。プロモーションみたいになっちゃったけど、いいと感じているから書きました(汗。こういうのが難しいところです・・・。

 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之/KONDO design

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