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2025.07.05

毎月5日は電動STARK 長期レポ by 濱原ソードー / Vol.02

車体2 白バック 2

 
 

■毎月5日は電動バイク/スタークバーグ長期インプレVol.02
by濱原ソードー選手
「全日本ハードエンデューロに出た時の話」
-05.Jul.2025- 

 KRAZyではスタークバーグの長期レポートを始めました。
 『80psの電動バイク“スタークバーグ” 、スマホで出力などのセッティングが可能』←こんな触れ込みで世界で話題になりました。日本には昨年末にデビューし、やはり話題となりました。さて、このスターク・バーグの本当の存在価値や魅力を伝えたいと考え、長期レポートを行うことにしました。
 その長期レポートを担当してもらうのが、このSTRAK VARGの日本アンバサダーを担当している濱原颯道(ハマハラソードー)選手です。濱原選手といえば全日本ロードレースや8耐、またスーパーモトでも活躍し、最近ではハードエンデューロでも活躍しているスーパーマルチなライダーです。では、早速♪

 
全日本ロードレースJSB1000ではランキング2位、8耐では海外のチームやヨシムラ、そしてスズキファクトリーで活躍しています。トップクラスの選手。通称は「ソードー」。190cm以上のでかい身体とメガネが特徴。原宿にいても、サーキットにいてもどこでも目立ちます(笑。 

■毎月5日は電動STARK長期レポートの日 by濱原ソードー/Vol.02 

電動バイクでオフロードやりまくってるソードーです。
毎月5日にKrazyにてスペインの電動バイクメーカーSTARK FUTURE社のSTARK VARG(スターク ヴァーグ)についてのコラムを書いています。

 

車体-a in勝沼

 

■電動バイクってどんな印象? 

ちょっとお聞きしたいのですが、皆さんの中で電動バイクってどんな印象ですか?
・重い
・車重が軽いのはパワーが無い
・ドカンと来るトルク、でも扱いにくいパワー出力
・バッテリーの持ちが悪い
・トルクはあるけど、最高速は伸びない
・高い

 

これらは僕がSTARK VARG(以下、スターク)に乗る前までに電動バイクに対して持っていた印象で、でもこれらの印象っておそらく、多くのバイク乗り達の中でも持たれていた印象かとも思っています。

 

■全日本ハードエンデューロに出てみた 

さて本題に入ります。
ちょっと前なのですが、先日、全日本ハードエンデューロというレースに参戦してきました。
僕自身、日本国内でスタークに乗ってハードエンデューロのレースに出たのは2回目です。
1回目はCGCというレース団体主催の大会で、奈良県にあるウッズモータースポーツランド下市で行われたレースです。
そして今回は2回目。
前回の下市で行われたレースはスタートから2時間でバッテリーの残量が10%になったので、そこでリタイアしました。
今回お話しする全日本ハードエンデューロのレースも前回の下市と同じく、3時間走るレース。

 

レース1
 

まあ、最後までは走り切れない事はわかってました。
それは僕が乗るスタークがモトクロスモデルという理由が大きいです。
モトクロスモデルは30分のレースを走り切れるバッテリー容量しかないので、3時間の長丁場のために作られていません。
しかしスタークはエンデューロモデルもあります(今年出来ました)
そちらはバッテリー容量がモトクロスモデルに比べても多く、エンデューロレースに出るなら今後はエンデューロモデルが主体になると思っています。
 
今回の全日本ハードエンデューロのレース、やはり全日本格式という事もあって、層が熱いです。
僕は最後尾の方からスタートしました。
1周目は前方の方で起こる渋滞(セクション待ち)などが発生し、後方スタートな人ほど多くの人に引っ掛かります。
でもそう言った場面で、クラッチもにギアもないスタークは力を発揮します。
渋滞待ちなどで誰かの後ろで一旦停止してしまっても、再発進が凄く簡単。しかもエンストも無い。
僕はこういう場面で、電動バイクならではの利点を感じました。

 

レース半身

レース直登
▲Rd.2勝沼、前日の雨でコースは非常に滑りやすいコンディション。取材のコンドーもここに立っているのが難しいほど。最初の難所となったヒルクライムセクションを最初に直登を目指したのが濱原ソードー選手。最後まで登り切ることはできなかったものの一気に多くの選手をパス(結局最後まで誰も直登はできませんでした)。低い速度からの強く太いトルクを発揮しているのがよくわかりました。しかし、最初の食いつき時は(スタート時は)柔らかに&滑らかにパワーとトルクを発揮すのがこのスタークの特徴かしれません。byコンドー 

■渋滞などでの再発進や、絶対にエンストしない 

あ、先に言います。
僕は正直、バイクに乗るのが上手い方の分類だと思います。
でもそんな僕が、シフトチェンジやクラッチ操作が無い事を「利点」と思ってしまうくらい、電動バイクって楽な乗り物なんだなって思いました。

 

最後尾の方からスタートし(※)、1周目は4番手で通過。
その後は僕のミスが増えてしまって後方から抜かれ、レース開始から2時間20分の時点でバッテリー残量が20%。僕の持ちタイムからするともう1周は走れましたが、バッテリーの残量を考えてリタイアしました。
今の全日本ハードエンデューロのコース難易度だったり、レース時間を考えると最後まで走りきれません。
これに関しては僕のせいではなく、モトクロスモデルに乗っているのもありますが、バッテリーと言うものが進化するにつれて解決していくと思っています。

※全日本ハードエンデューロでは、上位クラスの選手ほど後方からスタートするルールです。by KRAZy 

最終的に7位で表彰されました。

 

今回の全日本ハードエンデューロに参戦して思ったのは、セクション渋滞などでの再発進や、絶対にエンストしない事の恩恵を感じました。
あとはとにかく滑らか。
発進も減速も滑らかなんですよね。

 

レース後ろ姿

 

僕自身、STARK FUTURE社と契約しているので電動バイクに乗っていますが、エンジン車なバイクももちろん大好きです。
でも、なんかエンジン車の人からの印象がイマイチ良く無い電動バイク。
電動バイクの方が新しく出来たから「全てにおいてエンジン車の上位互換になったら認めてやる」みたいな雰囲気を僕は感じています。
でも、タイヤが2つ付いたフレームにエンジンを載せているか、モーターを載せてるかの違いでしか無いと思ってます。同じ、バイクという乗り物を愛してる仲間だと思ってます。
2サイクルエンジンと4サイクルエンジンの違いみたいに、エンジンとモーターの違いがあって、それぞれメリットデメリットがあって、皆さんの今後のバイクライフの中に「電動バイク」って物が組み込まれていって欲しいから、僕もコラムを書き始めました。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

 

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