2026.04.08
毎月5日は電動STARK 長期レポ by 濱原ソードー / Vol.11 ずっと走りたかった採石場で
■毎月5日は電動バイク/スターク ヴァーグ長期インプレVol.11
by濱原ソードー選手 「STARK VARGでずっと走りたかった採石場に行った時の話」-07.Apr.2026-
すいません!事情があってSTARK VARGのレポートが遅くなってしました、コンドーが体調を崩してました。では早速。
▪️STARK VARGでずっと走りたかった採石場に行った時の話
電動バイクでオフロードやりまくってるソードーです。
毎月5日にKrazyにてスペインの電動バイクメーカーSTARK FUTURE社のSTARK VARG(スターク ヴァーグ)についてのコラムを書いています。
今回は3/8に開催された、全日本ハードエンデューロ選手権の開幕戦であるケゴンベルグに向けた練習会兼フリー走行が行われたので行ってきました!
開催された場所は神奈川県にある、人の森華厳工場です。いわゆる採石場です。
ここは僕の家から1時間以内の場所にあり、交通費なども考えたら1番安く走れるハードエンデューロコースだと思ってます。
では何故ケゴンをスタークで走りたかったかったかというと、超長い玉砂利のヒルクライムがあったりして、そう言った時にICE車に比べどのようなメリットがあるのかを知りたかったからです。
そして最後の方に、皆さんが気にしてるであろう『バッテリーの劣化について』書きたいと思います。
以前ケゴンを走った時はハスクバーナのTX300にハイコンプヘッドを組んだ、超パワフルな仕様のバイクでした。
その時に思ったのは
・もっとパワーが欲しい
・ヒルクライム自体は3速で行きたいけど、3速で発進するのは半クラを使う時間が長くなる
・エアフィルターめっちゃ汚れる
・エンジン全部に優しくない事をしてる(高回転で走る事や、クラッチを使いまくるので)
です。
▪️1/ロングヒルクライムをやってみてわかった、80馬力設定
まあ上記を見る限り、ICE車ならではの悩みですよね(笑)
なのでSTARK VARGでケゴンをずっと走りたかったんです。
今回はケゴンの中でも1番長いとされてるロングヒルクライムの難易度が凄く上がってて(採石場は日に日にセクションが採石によって変化します)結局登り切れなかったのですが、他の人よりは最高到達点は高かったと思います。
その時に思ったのが、最初はエンデューロで使うのに60馬力で充分、80馬力モデルはロマンと思ってました。
ですが、それは採石場のような玉砂利ロングヒルクライムをやってみてわかったのですが、80馬力の設定も使います。
パワーが単純にあるのもありますが、馬力設定を上げた分トルクも増えます。トルクはグリップ力を産むので滑る路面でいくらリアタイヤをスピンさせても進まなく、トルクで食わせないといけません。それが60馬力設定で走った時よりも80馬力設定の方がグリップ力も上がり、スロットルもハイスロになった感じで操作がしやすかったです。
この意見に関しては一緒にいたスターク乗りのおっくんも同意見でした。

ヒルクライム。※撮影はコンドーが行っているんですが立つのも困難な角度です。なおかつ表面の土が固定されておらず、非常にグリップが悪いです
▪️2/ロングヒルクライムでも傷まないモーター
そして、そのめっちゃ長くて難しいロングヒルクライムを何度やり直してもエンジンは傷まないですし、エアクリーナーも汚れないのでバイクの調子の変化も起きません。
採石場のヒルクライムはかなりエンジンには負担がかかります。3速で発進してクラッチを揉みまくり(半クラと全繋ぎを繰り返す事)とにかく全開にします。なので多くの人は「まだやりたいけどエンジンが」と言って、途中で辞めたりします。
しかしそこは流石の電動、何回やってもバッテリーが減るだけで、何かに負担をかけ過ぎてると言った感触は皆無でした。1日で何回やったかわからないくらいトライができました。

トルクがあるので若干フロントタイヤを浮かせたままヒルクライムを登っていきます
▪️3/リカバリーのしやすさ
そしてスタークの恩恵を他にも感じました。それはリカバリーのしやすさです。
ヒルクライムを登り切れず途中で止まってしまってやり直す時に、2stのICE車だとエンストさせても後ろにバックしてしまう事があります。しかしスタークはハンドリアブレーキが付いてますし、アクセルを開けてれば絶対に後ろに滑落しません。確かにその際のスロットは操作は繊細かも知れませんが、そこはすぐに慣れます。
あと、坂の下に降りるのにフロントタイヤの位置をリアタイヤよりも標高を下げないといけないのですが、バックモードを多用するとすぐに坂を下る体制に持っていけます。
ギア選びを迷わず高馬力設定でタイヤのグリップ力自体も引き上げ、尚且つ電動ならではの特性とバックがある事によって何回でも同じヒルクライムで遊ぼうって気持ちになれた事もかなりの恩恵です。

ヒルクライムの途中で止まってもハンドブレーキがあるので楽にこなせます
ここまではスタークの性能の話です。
採石場に関してはスタークの一択だなと思いました。
▪️4/バッテリーの使い方
で、今回はスターク仲間のおっくんも来ていたのですが、バッテリーの消耗は明らかに僕の方が速かったです(笑)
話を聞いたらおっくんは普段、バッテリー残量を50%くらいで保管して、乗る前日になったらかなりスローな充電速度に設定して80%くらいまで溜めて、家の裏山を犬と一緒に3〜40%になるくらいまで走るという使い方をしてます。
それに対して僕はモトクロスも乗りますし、山にハードエンデューロしに行っても満タンからスタートして昼休みに200vの発電機で1番早く充電出来るようにかなり高負荷の掛かる電流に設定してと言った、ICE車みたいにエネルギーがなくなったら素早く入れて、また走るみたいな使い方をしてます。
なので僕がケゴンの朝イチでバッテリー残量100%から走り始めて、昼休みの時には残量40%、おっくんは100%から走り始めて昼休みの時点で60%くらいでした。スタークのバッテリーが高性能とはいえ、僕みたいな使い方をしてるとライフは若干短くなるんだなと思いました。
逆におっくんみたいな使い方だと600時間でも1000時間でも比較的劣化しなさそうな事もわかったので、やはりスターク同士の交流は大切だと感じました。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

ここからの視点はどのバイクよりも美しいシルエットだと思っています
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