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2021.03.06

後編/試乗インプレ&車両解説/ハードエンデューロマシン”MORI SPECIAL YZ250X”

森車両解説ページ

 
 

■誰でも乗れる高性能。試乗インプレ&車両解説/ハードエンデューロ専用マシン”MORI SPECIAL YZ250X”-06.Mar.2020- 

前編からの続きです。前編はこちら
  ↓  ↓  ↓  ↓
http://www.krazy-web.com/custom/試乗インプレ&車両解説ハードエンデューロマシ/

 

■試乗インプレ。森選手のハードエンデューロマシンYZ250はオフ初心者でも乗れるほどのマシン。

 

試乗は山梨県の朝霧高原イーハトーブの森で行いました。

 

まず感じたのは、低い回転域からトルクとパワーがでてくる点です。それも非常に『やわらかく』です。このやわらかさもまたかなり独特です。肉厚の大きな手のひらで地面を掴むように出力されます・・・。うーん、こんな表現で伝わってますか?一般に2ストにありがちな、いきなるりフルパワーが出力されるというのとは違います。なのでリアタイヤが空転しにくい。

 

まずはバイクに慣れるためバンクのあるミニコースを走ってみました。非常に小さなコースで1周20秒くらい。速度もひくいです。

 

どこまで低い回転域で走れるのかとギアをあげていきます。3速、まだまだいける・・・なんと5速でもかぶることなく走れます。それもただ走っているだけでなく、ちゃんとバイクをコントロールできる最低限のパワーを発揮しつつです。

 

とにかく驚きでした。シートも低いこともあって、誰でも乗れるんじゃないかと思うほどの車両でした。

 
 

石のりこえ
▲森コースケ選手に乗ってもらいました。ウォーミングアップ中の森選手です。『柔らかに石を掴み乗り越える』森選手と森スペシャル。以前、ストレンジモーターサイクルの和泉拓/ADtac選手が作ったYZ250EDスペシャルにも乗ったことがありますが、森スペシャルはもっと『柔らかいバイク』です。肉厚の大きな手、のように大地を掴む、そんな印象でした。

 
 

樹の根が張り出していて階段状になっている角度のある上り、こういうのイヤですよね・・・。根と根の間にすっぽりリアタイヤがハマったりしてバイクを止めてしまう。最悪は車両も倒してしまい、おまけにエンジンストップ・・・なんてことも。

 

そんなところも3速+低い回転域で軽く登っていきます。アクセルを開けずとも登るので、タイヤの空転を気にする必要もありません。

 

また、回転を上げた際に唐突にパワーが出る2ストロークならではの特性も削ってあるんです・・・。ハードエンデューロでなく一般的なエンデユーロでも、疲れてくると不用意にアクセルを開けてしまい車体を暴れさせてしまうことが自分にはあるんですが、これはちょっとありがたいです。

 
 

ヒルクライム
▲最近では助走のとれないヒルクライムってのがよくありますよね。トラクションで登らなければならないようなヒルクライムですが、自分はそういうのができません。この車両なら!と思ってしまいした。

 

step
▲ステップも加工が行われています。詳しくは無料マガジンKRAZy2021を読んでいただきたいのですが、リア荷重が行いやすいように加工されています。『トラクション』を重視した車両なんですね・・・。この車両で基本的なバイクコントロールを身につけたいなぁと思いました。

 
 

トップ選手のマシンというと、とんでもなく凶暴で僕らには手に負えないジャジャ馬という印象があると思いますが、この車両は全く違いました。上級者だけでなく、多くの方にお勧めできてしまう車両かもしれません。

 

・・・実はこの車両がそのまま欲しいなぁと思ってしまいました(笑。
自分はハードエンデューロは全くの苦手です。また、もうレースに出ることもなくなっており、遊びでしか乗ることはありません。またエンデューロでは中級の下の方だと思います。そんな自分だからこそこの車両がいいのかなぁと。

 
 

ターン
▲ハードエンデューロではよく見るシーンです。後輪を軸にしてその場で車体の向きを変える。角度のある登り斜面などでもよくやりますよね。こういうマシン操作も確実に簡単に行えるようにとなっているようです。

 
 

このハードエンデューロマシン森スペシャルYZ250Xの車両細部解説については無料マガジンKRAZy2021にあります。
詳しくはそちらを。

 

例えば。
チャンバーはスタンダードに見えますが、低速から中速域を出すためにチャンバー(部屋)が追加されていたり、エアクリーナーボックスの吸気口を塞いでいたり、と工夫が満載です。

 
 

森車両解説ページ
▲車両の細部解説については無料マガジンKRAZy2021に詳しく掲載。
 
 

というかハードエンデューロレースの会場でぜひ実物のマシンを見てみてください!
そして森選手の走りにも注目してみてください。

 

スピードで駆け抜けるのではなく、柔らかくコースをクリアする、という考えかたのように感じます。

 
 

石を乗り越える
▲MXのように勢いで飛び越すんじゃなく、柔らかく乗り越える・・・。このカット、それがわかるかなぁと思ったんですが、あまり派手じゃない。どう使おうかなぁと考えてたんだけど、ここまで書いたここでなら伝わります・・・?

 

▼なので、ゆったり森の中をトレッキングなんてのも得意なんですよ・・・あ、トレッキングの域を超えてる走りもあるけど・・・。

トレッキング

 

森耕輔選手ありがとうございました!そして朝霧高原イーハトーブの森様もありがとうございました!!
ここではエンデューロマシンによる速い走行はできません。ご注意くださいねー。

 
 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之
KONDO design / 近藤正之
KONDO designは 広告企画と制作が主な仕事です。時には商品企画なども行ないます。Panasonic、TOYOTA、Suntory、Asahi Beer、ミツカン、Loft、Monster Energy、JT日本たばこ、などを担当。工業デザインではヤマハ楽器+小室哲哉のオリジナルピアノのデザインも。
KRAZy(クレイジー)はグッズ販売によって活動資金を得ています。広告収益の比率をさげ、広告クライアントからの影響力を受けない工夫です。

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