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2018.06.06

難病をかかえ、普通に身体が動かない。IA #8をつけて戦う太田ユキ選手。JEC富山 R2 R3 レースレポート

#8森

 
 
JEC富山 R2 R3 #8太田幸仁(オオタ ユキヒト)レースレポート
 
初夏の5月26日27日、日本海側の富山でJEC Round2 Round3が開催されました。
26日(土)にRound2、27日(日)にRound3、この2日間にわたり全日本エンデューロ選手権/JECが行なわれました。
会場はMXコースのコスモスポーツランドとその周囲の山。MXコースのMX的コース、林道の高速コース、山の中のウッズなどあまり広くはないのですが、そのなかでバリエーション豊富なコースが設定されていました。
 
今回は午前がIA・IB、午後にNA・NB・WEMENSなどのクラスが走るという変則的な時間割となりました。
 
難病を抱えながら、一桁ゼッケンをつけて走るIA #8 太田ユキヒト選手からのレポートがとどきましたので紹介しますね。あ、そうそう太田ユキ選手は今年、日本選抜としてISDEチリ大会にも挑戦しますよ。

 
 

2018 JEC R2 / R3 富山大会に参戦してきました。#8太田幸仁

<結果>
太田幸仁 IAクラス
Day1 – 10位
Day2 – 10位
総合 – 10位

 
いつもご支援有難うございます。今回も治療が1週間前だった事とゴールデンウィークに日本代表合宿でしっかり走り込みができた事で、良い状態でレースに望むことができました。
 
レース当日のコースは、ドライでハードパックのセクションとウエットでミスをしやすいセクションがありテクニカルなコース設定でした。

 
Day1,Day2共に計測開始のテストから攻めていこうと思いましたが、上手く身体を動かせれなく苦戦しました。身体は徐々に動き出し終盤には、まずまずのアタックがでました。周りのライダーは前半からタムアップをしていく中、ペースが上がらなく苦戦しましたが、最終週に自己ベストのタイムを出す事もできました。途中何度か転倒やミスをしてしまったことで両日共に10位という結果で終わってしまいました。
 
今大会はコースコンディションが良く全体的にハイスピードな設定でミスが許されないレースでしたが、序盤からベストな走りが出来ずうまくアタックできませんでした。徐々にペースが上がり終盤で本来の走りができ、最終的には最大限でベストは尽くすことはできましたが課題が残る結果となりました。次戦の日高大会まで時間があるので、序盤からベストな走りができるようにしっかりと乗り込みたいと思います。
 
ご支援ご協力本当にありがとうございました。
 
太田 幸仁
(有)M.C.S.クリタ
TEAM RABBIT with 興津螺旋& ACERBIS
〒424-0037静岡県静岡市清水区袖師町515-1TEL 054-364-6789 FAX 054-363-1862
E-mail ykkup1986@gmail.com
HP http://www.mcskurita.com/

 
 
#3熊本
ウッズのなかを行く#8ユキ選手。ここはコースの幅が2-30mあり、どこを通過するかでかなりタイムに差がでるセクション。IA一桁のライダー達はタイヤ2−3本のラインをかなりの速度で通過します。
 
 

#3熊本
MXコースと山のなかのセクションをつなぐ細い林道セクション。とにかく全開!全開!!でタイムを削ります。エンデューロマシンは先ほどのウッズやガレた岩場などいろんなセクションを走る必要があるので、サスはMXにくらべよく動く仕様になっています。そのアシのまま、モトクロス的なスピードで走りぬけます。S字などの切り返しがつづく際は下手をすると、そのMX的なスピードにサスが耐えられなくなりハイサイドで谷へ!ということも。とは言えアクセルは緩めることはできません・・・! 撮っていてもハラハラドキドキです。谷に落ちるのでは?あ、その先の樹に激突するのでは?と考えてしまいます。実際今回も池に落ちかけたライダーが2人。偶然途中の木にマシンがひっかかってマシン止まり、ライダーは樹に激突し止まったものの、普通なら10m下の池に落ちていたと思います。
 
 
#8ハイスピード
2日目のテスト区間の最初。6速全開の直線です。このままバンクのあるヘアピンに向かいます。フラットとは言え、前のライダーのホコリで前が見えません・・・見えないけど全開!ここも撮っていて緊張します。写真はコーナーに向かってのブレーキングを開始する瞬間。
 
 
#3熊本
1日目のテスト区間のLap1。最初の1ラップはタイムを計測しません、試走です。が、かなりの速度で通過していきます。身体がまだ動かないであろうユキ選手の2日間にわたる、コースと自分との戦いが始まります。

 
 
 
ひさびさに今日のコーヒーブレイク(KRAZyより追記)

冒頭に「上手く身体を動かせれなく苦戦しました。」とありますが、これは一般的な意味の、身体がほぐれず思うように動かせない、ではなく、病気のため身体が動かないンです。そのなかで自分なりのベストをつくし戦っています。結果の順位だけではわからない戦いをしています。「自分の限界に挑戦する」という意味では、大会一なのかもしれません。
今年の11月には、バイクのオリンピックとも言われるInternational Six Days Enduro、通称シックスデイズに日本選抜として#8ユキ選手が参戦します。監督はなんと兄の太田マサナリ。「今までユキにいろいろ支えられてきた、監督ではあるが、個人的にはユキに恩返しもできるかなと楽しみです」と兄であり監督のマサ。
 
すごいですね、アスリートって。
てか1年ぶりにJECの取材に行ったんですが、最高に面白かった!てか楽しかった!!です、最高に疲れもしたけど(笑。JEC R2 R3のレポも近日中に。
個人的にはJECは観ても面白いレース!と感じています。
 
 
 
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