2022.02.25
「自分のバイクにもオリジナルデカール」/ 毎月25日は「今さら聞けない疑問質問にトップライダーがお答えします」
■毎月25日は「今さら聞けない疑問質問に、トップライダーがお答えします」の連載レポートです。
Vol.2は、デカールについて
毎月25日は「読者の皆様からいただいた今さら聞けない素朴な質問疑問にお答えする」の連載レポの日です。その疑問質問に答えてもらうのは、そのジャンルでトップクラスの選手や関係者の皆様です。現場の声でお答えします。
第2回目のテーマは
「自分のバイクもオリジナルデザインのデカールでカスタムしたい。そういうのは可能ですか…?やっていただけるとことはありますか?」
です。今回募集した疑問質問にもあった内容ですが、以前からこのような質問メールをいただいていました。
レース車両にはオリジナルデザインのデカールが貼ってあります。レース用じゃない僕らのバイクにも、あんなオリジナルっぽいデザインのデカールは作ってもらえるのか?可能だとしたらどこにお願いしたらいい?という疑問質問です。
■オリジナルデカール
レース車両用デカールの場合は、多いときは5セット、8セットと同じデザインのを製作します。なので1セット単価が安くなります。また毎年作り替える必要があるため、需要があります。
が、ストリートバイクの場合は製作が1セットのみのことが多く、また、毎年作ることもないので(デカールは複数年持ちます)制作枚数が少ない…つまり需要が少なく、単価が高くなりがち・・・。
というのが現状のようです。
このようなことから、ストリート車両用のデカールを作るという需要は少ないようです。
そんななか、今回答えていただいたのは3選手。というか3社のファクトリー様です。
■飯塚翼 JEC 2021チャンピオン / NA STYLE
「自分はNA STYLE(エヌエー・スタイル)さんにお願いしています。
僕のNA STYLEさんのデカールの勝手なイメージなんですけど、すごく落ち着いた、優雅なデザインな気がします。車で言うとランボルギーニよりは、フェラーリやアストンマーチン的な(笑。僕はシンプルで上品なデザインが好みなので、NAさんのデザインは本当にお気に入りです。
NA(エヌエー)さんのデザインは、模様や柄が少なく、直線的なのですが、沢山色を使うのではなく少ない色でデザインしているのにすごく力強く、優雅なデザインに思います。(僕の勝手なイメージです笑)
あ、デカールは車両への傷を減らすこともできますので、お勧めします!」
NAスタイル
●オフロードバイクならモタード車両も制作。
エンデューロならチャンピオンの飯塚選手もですが鈴木健二選手、内山裕太郎選手に直接お話を聞いてみてください。
●価格と製作期間:その車両の型がある場合と、ない場合で価格と製作期間が変わります。
●連絡先:エヌエー・スタイル渡辺様 nastyle@par.odn.ne.jp
●ファクトリー所在地:仙台市
※デザインや仕様については直接連絡をとるか、鈴木健二選手、内山裕太郎選手に相談してみてください。
■小林雅人 JNCC 2022 AA1#11 / MRP
「自分はMRP(エムアールピー)さんにお願いしています。
MRPデカールの良いところは、ソリッドでカッコいいデザインなど外から見える部分もありますが、どんなライダーでもその人が主役であり格好よくバイクに乗ろうよという考え方です。非営利で活動しながら業界への刺激や貢献を考えるスタイルなど目に見えない部分に共感しました。
さらにMRPのユーザー同士で声をかけてもらったり面識が無くても自然と挨拶を交わして繋がっていく人も多く、そういう繋がりから遊ぶ範囲が広がったりレース活動をはじめ楽しんでいるライダーもいらっしゃいます。こういった繋がりもMRPの活動理念を理解しているライダー同士ならではだと思います。
僕はMRPさんのおかげでオリジナルグラフィックのもたらす色々な効果に気付けました。皆さんも身近なグラフィック屋さんに気軽に相談してみてはいかがでしょうか。」
MRP
・主にオフロードバイク、モタードバイクのデカール
・価格と製作期間:その車両の型がある場合と、ない場合で価格と製作期間が変わります。
・連絡先:FACEBOOK MRP Tel090-9641-4381
・ファクトリー所在地:川崎市
※デザインや仕様については直接連絡をとってみてください。
■松本和資 SMJ 2022 S1OPENチャンピオン / KZ-Factory
「実は、自分のマシンのデカールは自分でデザインしています。『ストリートでモタードに乗る楽しみ方』と『レースにおけるデカールの必要性』の二つを融合させたデカールです。
自分のレース車両のは『レース用車両であるけれど、そのままストリートにあっても映えそうな車両』になるデカールです。レース系のデカールは派手な配色が多く街中にあったら浮く?といった印象を自分は持っています。」
モタードは車重が軽いことやポジションの自由度が高いこともあり、取り回しが軽く気楽に乗れるということが魅力の一つ。そのため、『普通にその辺を歩いているようなカッコでも気楽に乗れて、街の風景に溶け込むようなモタードというスタイル』を提案したいと思いそういうデカールを作成してきました。
もちろんコテコテのバイクファッションでサーキットからそのまま出てきたような車両に乗ることも楽しみ方の一つとしてとてもアリだと思います♫ 歴史が浅いモタードは、乗り手の色や好みを反映しやすいジャンルであるとも思っていますので〜。
とにかく、一度連絡くださ〜い♫」
KZ FACTORY
●モタードバイク、一般のオフロードバイク
●価格と製作期間:その車両の型がある場合と、ない場合で価格と製作期間が変わります。
●連絡先:KZ-Factory (ケーズィーファクトリー)松本 info@kz-factory.site
それか Motard Bike Now のInstagram, Twitter, Facebook のメッセージなどでもOKだそうです。
Motard Bike Nowは松本選手の運営発信するモタード情報サイトです。
●ファクトリー所在地:長野市
※デザインや仕様、費用などについては直接連絡をとってみてください。
■1点もののオーダーメイド
オリジナルデカールはそれぞれの車両に合わせてデザインするため、一点もののオーダーメイドになります。1台仕上げるには1日以上かかると想像します(KRAZyなら2日以上かかるかも〜笑)。ここに原価が加わるので、輸入物の大量生産デカールとは比べられない価格になると想像します。
しかしオリジナルデカールはカスタムとしても最も目立つモノのひとつではないでしょうか。まだ多くの方がやっていない今だからこそ、大きな効果があると思います♫
で、ふと思ったんですが「同じ車両に乗っている仲間が集まって同じデザインのを5セット製作」という工夫をすると、デザイン・製作する側からするとありがたいかなぁとか思いました(汗。1車両分作っても2000円の利益では、仕事にならないですよね。でも台数が多ければ…はい、仕事を受ける側も受けやすいかなぁと(苦笑。
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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之/KONDO design
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