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2018.02.15

自分の価値は何だろう・・・?2018年1月の編集後記

Give?Given?

 
 

長期に渡ってのメッセージを持ってみる

 

企業はその経営方針を短い言葉で表しています。
有名なのは、もう20年くらい前ですが apple社の
Think different
当時apple社はコンピュータのメーカーでした。
当時、スマホはまだなかった。ケータイの時代です。
apple社のパソコンにおけるシェアは10%程度であり、今程ではなかった。
つまりマイナー側でした。
が、その設計には大きな特徴があり、そのためクリエイターの多くが使っていました。
スティーブ・ジョブスが、apple社に戻リCEOについたとき(※)、
世の中に発信した言葉がこれです。
企業の方針であり、また自分の価値はこれです。と規定しているわけです。
これをマーケティング界や広告界では企業スローガンと呼びます。
大抵はその企業ロゴの近くに配置されています。
※スティーブ・ジョブスは自分の作ったこのapple社から一度捨てられます。理由はいろいろあったようですが、超個性的すぎた、というのが大きいのかな。しかし、ジョブスのいなくなったappleは普通になっていきます。クリエイティブ性の高い人々を相手にしていてもマーケットは小さい。それより、多くの方々が存在する「普通」という大きなマーケットを目指そうとするのです。が、逆に存在価値が薄れ業績が落ちていきます。そこでまた呼び戻されるんです。そこで発したのがこの「Think different」でした。実際に商品も目ためも含めて個性的でクリエイティブなデザインにしました。

 
 

Revs your heart.
これはヤマハ(楽器やマリーンじゃない方)の企業スローガンです。
「(ヤマハは)あなたのココロをレブさせます。」
つまり、「感動を製品を通してお届けします」というような意味になると思います。
高性能商品をお届けします、とは言っていないのがポイントです。
ココロゆさぶるコトを提供します、と言っています。
これを言い換えると(表現にすると)ドラマという言葉がでてきます。
だから映画などを作ったりするんですね。

 
 

FUN TO DRIVE, AGAIN
これも言ってることはヤマハとほぼ同じ。
高性能という技術や機能ではなく、FUNを提供します。
と言っています。
FUNとはココロの状態です・・・楽しいとか面白いというような意味ですよね。
以前はAGAINは無く、FUN TO DRIVEでした、
が最近(数年前のピンククラウンが出た当時)ADAINを加えました。
「もう一回強くこのことを目指します」という宣言のような意味もあると思います。
トヨタはもうずいぶん前からこのFUN TO DRIVEと言ってきたのですが
なかなか実践できてなかった・・・。
便利などの機能ばかりを追いかけていました(トヨタ関係者のみなさん、すいません!)
  これこれの機能がついてこんなに乗りやすくこんなに安い。
という価値の商品です。物理的な価値がメインでした。
そうじゃなく、
FUNという「楽しい」「面白い」などのエモーショナル(感情)なコトを製品を通して提供します。もう一度!
というかんじでしょうか。
ちょっと社内の各部署に向かって言ってるようにも聞こえます。
GR(GAZOO Racing)などの活動もここから生まれているようです。
※日本の企業スローガンの多くは、お客様にメッセージしているというより、社内にむかって発信していて、各社員ひとりひとりにそのことを自覚してもらうために創っていることが多いように感じます・・・。

 
 
この2つと真逆なのが「技術の日産」というようなスローガンです。
これは過去のものですが、最高の技術を提供するのが日産ですという意味ですね。
4輪独立懸架やDOHCエンジンなどを造っていたころかな。

 
 

今多くの企業は、技術や高性能商品を提供します、とは言っていません。
ココロを大切にしています。英語ではEMOTIONと表現しています。
EMOTIONは一般的には「情緒」と訳されるんですが、なんかピンと来ません・・・
なのでここではココロを動かすコトと訳してみます。
スペックなどの性能が商品の価値であることは間違いないんですが、
ひとはそれだけで選んでいるわけじゃない、
という事実がはっきりしてきたからなんです。
工業製品でもレトロものが流行っています、それなどは良い例です。

 
 
この企業スローガンにはその活動方針や営業方針が明快に表現されます。
またそれを因数分解すると、その時代もうっすら見えてきます。
その期間は10年20年と長くつづき、上手く使えばその企業のブランディングにもつながります。
appleはこの言葉のもとに新しい製品開発を進め、一気に復活します。
nikeのJust do it.なんてもありましたね。
※一時期、他のパソコンメーカーと同じような思想になりかけたんですが、またクリエイティブに特化したものに戻ります。

 
 

てなわけで、KRAZyもなにかそういう一本筋を通した言葉
というか、考えを持って活動しようと。
売り上げ利益や視聴率などが最優先ではなく、
きちんと目的を持ち、その軸がぶれないようにするためにも。
で、いくつか考えてみました・・・。

 
 

Give?Given?

 
 

give or given
与えられる側か、与える側か。
 
やってもらうとか、サービスされるとかが当たり前となった今、
それでいいんだろうか・・・と考えてしまいました。
資本主義社会と消費社会の進化系が今の日本なのだと思います。
そこではお客の機嫌をそこないたくないがために過剰なサービス(無料援助)が日常化しています。
お金を払う側を必要以上に持ち上げるようになってしまいました。
その結果、なにもかもをやってもらうことに慣れきってしまった
サービスしてもらうことが当たり前になってしまった。
与えられチヤホヤやされる側、
与える側に立ち社会を前進させようと努力する側、
さてあなたはどちら側に立ちますか。
受け身なのか、能動的なのか。
KRAZyは能動的に、そして与える側に立ちたいと考えます。

 
 
 
 

Give?Given?

 
 
Be Colorful, Be KRAZy.
カラフルに、クレイジーに。
 
色に上下関係はありません。
赤が黄色より偉いとか、そういうことはありません。
絵の具の青は早く無くなります、が、紫はなかなか減りません。
がそこに上下関係はないと思います。
それは単なる「違い」です。
個性とはそういうことなのではないかと考えます。
その個性をお互いに認め合い、自分の個性を大切にしよう。
周囲と大きく違うことがあっても、自分を信じよう。

 
 
 
 

JustMyCool
 
 

Just My Cool
これこそが自分の好きなコト
 
周囲がどう言おうと、社会の一般常識がどうであれ
自分が感じたこと、自分が考えたことを信じて行動しよう。
ただ、その考えや行動には責任をとる必要はあるけど。

 
 
 
 
COOL大文字組
 
 
Cool is the Power.

ココロ動かすコトやモノには大きなチカラがある。
 
目に見える便利性や、わかりやすいことにどうしても注意が行きやすいです。※
そこに最大の価値があるように感じてしまいます。
が、じつは美しいとかおいしいというココロを動かすその何かも重要なのだと思うのです。
ひとはココロでも生きている。
便利とかのわかりやすい性能だけを大切にしすぎていたように思う。
いや、その便利などの性能も決してわるいことじゃない
だけど、それだけじゃないように思う。
豊かとはなにか。
それはココロを大切にすることなのじゃないかと考える。
性能だけじゃない、便利だけじゃない、数字がすべてじゃない、
美しい、たのしい、おいしい、というココロの状態も大切なように思う。
※米国や東アジアの国民性だという調査結果があります。
他の国や文化ではそういう考えを軽蔑にすることもあるそうです

 
 
 
 
 

思いを短い文章にしてみました。
どれが最もKRAZyにとって大切にするべきことなんだろう?
もっとも自分のココロにひびき、
また同時にみなさんのココロにもひびくのはどれですかね・・・。
KRAZyはもう1年頑張ってみます、理想を追いかけて挑戦します。

 
1月の編集後記で書くつもりだったんですが、今頃に・・・(汗 すいません。
 
 
 

質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。
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活動資金は広告出稿料もありますが、グッズの売り上げにもたよっています。
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発行責任者:近藤正之

 

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