2017.04.24
日野カントリーオフロードランドで、ハードエンデューロ / ハードクラス
日野カントリーオフロードランドで、ハードエンデューロ / Part3 ハードクラス編
4月9日群馬県藤岡市の日野にある「日野カントリーオフロードランド」でハードエンデューロレースが行なわれました。今日はそのハードクラスのレポです。(ミディアムクラスレポはこのKRAZy Web Magazine 4月19日にアップしています)
クラスはミディアムとハードの2つ。ハードクラスは「1周できたらすごい!」というレベルに設定。午後イチにスタートし、リミットは2時間です。
ハードエンデューロと言えばこの選手、そうです!ロッシさんこと高橋ヒロシ選手が招待されました。他にも和泉タク選手(#2)渡會ノブヤ選手(#10)石戸谷蓮選手↑(#17)そしてあのセロー225の石川エイジ選手(#18)などJECやJNCC参戦のトップライダーが多く参戦しました。
この日野ハードエンデユーロレース第1回(※)はこの竹林と4段ヒルが、最初の注目ポイントでした。
基本的にコースは前日から公開されていて下見を可能にしていました。が、この↑竹林セクションのみ公開されていませんでした。今回人手が足りずこの竹林セクションの撮影ができなかったんですが、なかなかハードなセクション。
狭い!大きな溝!!というセクション(すいません、この↑写真はちがいます)。スタート後ややばらけたあたりでこのセクションに入るのですが、大渋滞となりました。
※第1回:第2回の開催を期待して書いてみました・・・。Kさん、ヨロで〜す。
あ、そうそう。午前中、ミディアムクラスの難易度を一気に上げた雨はこのハードクラスが始まる頃には上がってきます。徐々に各セクションは乾いて行きます。
この日野の山の土は回復が早いです、1時間もすると、本当に雨が降っていたのか?と思わせるほどに回復していきました。
これがその四段ヒル。助走無しで角度のある坂が4つという四段ヒル。竹林を抜けるとこれが待っています。助走がとれるのは最初のひとつだけ。そのあと3つは助走無しで登りきらないといけません。
(ハードエンデューロは1周しかできない可能性があります、なので選手と会えるのは1回のみと考えたほうがいい・・・。つまり撮影ポイントを絞らないと1枚も撮れないことがあります。竹林セクションの撮影はできなかったんですが、この4段ヒルを選んだからでした。2人カメラマンがいればいいんですけどね・・・)
四段ヒル。トップライダーですらスムーズに登りきることはできません。最初のラップでは、全くミスなく登った選手は数えるほど。9割の選手がここでつかまりました。
※ミディアムクラスはこの中の下二段を使いました。これもなかなか難しい!少なくとも自分は2つ目ではまります!
#01ロッシ選手(高橋ヒロシ)のダートフリークヒルのライディングフォーム。
勢いで登るのではなく(それができないようにコースがデザインされています)、しっかりリアタイヤにトラクションをかけていくライディングが出来ないとここは登りきることができません。
今回そのロッシ選手のヒルクライムのライディングフォームを撮影できました。
こちらは#2和泉タク選手。長い手足が邪魔になっているように見えます・・・。長い脚が有利なのかなと思っていましたが、意外とそうでも無い?
今回総合優勝はこの#2和泉タク選手でした。おめでとうございます!
#2和泉選手の周回タイムは
1L 0:57:17
2L 0:52:46
マシンは ベータ X-trainer250(クロストレイナー250)。そうか、300じゃないんですね。
#01ロッシ選手は1ラップ目はトップで周回(49分で周回しています。タク選手との差は8分ほど!)。ですが2ラップ目以降は他の選手の助けなどにまわり総合で5位。
ちなみに#01ロッシ選手の周回タイムは、
1L 0:49:06
2L 1:12:06:
総合2は#33亀田頼孝選手です
1L 1:06:52
2L 0:51:28
2L目は一気にタイムを縮めています。マシンはフリーライドの250Rです。
総合3位は#45ハヤシケンジ選手。KTM 450EXC-F
1L 1:05:27
2L 0:53:39
450ccのビッグマシンを上手くコントロールし、そのトルクを使った走りが印象的できた。
この写真でもわかるとおり、リアタイヤはほとんど土をホジってないんです。
ここはダートフリークヒルと呼ばれるかなり難易度の高い長い登りです。助走区間も無いのですが、木が邪魔していて直登ができない。また途中には失速させるコブがあり、仮にそこを通過できても最後の最後でまたやや角度がきつくなっています・・・。
この角度、実はかなりです。立っていることができないくらいの角度で、樹をうまく使って滑り落ちないようにして撮影しています。
総合4位は#10渡會ノブヤ選手。この日はGASGASのEC250でした。
1L 1:03:37
2L 0:56:24
このEC250はハードエンデューロ向きじゃないような気もするんだけど、「やっぱ2st」ことでいつものKX250Fじゃないのでしょうか。。。ですよね。
総合6位 #46奥村ヨシヒロ選手。ベータ X-trainer
1L 1:06:55
2L 0:54:27
それにしても、今回はベータが多かったなぁ。
JNCCでいまイケイケの石戸谷蓮(イシドヤレン)選手も参加。下見無しで総合7位に入りました。
実は1Lap目でマシントラブルで1時間30分を費やしてしまいます。アクセルワイヤが外れるというなんとも・・・。
1L 1:30:17
2L 0:42:24
しかし、2ラップ目にはベストラップの42分台(!)をたたき出しています。
個人的には石川エイジ選手+セロー225の走りをナマで観れたのがうれしかったです。
予告編で、セローに乗り手をあげて笑顔でカメラにこたえてくれていた選手がこの石川選手です。たくみなマシンコントロールでセローをどんなところにも連れて行きます。実は、途中で取材をやめて動画を撮りながらついていこうかな、と思ったくらい・・・(苦笑。
#5近藤ユースケ選手 on 3本ヒル
#11大川原ジュン選手 on ダートフリークヒル
#25和田考平選手 om ガレ尾根(ここは両サイドが谷)
シッティングのままうまくリアタイアのトラクションをかせぎながらのライディングが印象的!
WR250Rに乗るのは#4菊地ナオ選手。2:03:43で周回しています。総合18位
菊地選手までが周回できています。
1周回できた中で、この#4菊地選手とさきほどの#18石川選手のみが一般市販車です。
コース開拓、そして運営、ご苦労様でした!
ハードエンデューロ、今後も関東でも開催されるといいですね。
次回の開催も期待しま〜す。
この日野カントリーオフロードランド。
you tubeなどにもアップされていますが、モトクロスコースとよばれる誰でも走れるゆるいコースもあります。
今回のコースはその奥の山を使って開催されました。普段は走れないのかな・・・。
このようなハードエンデューロ開催で、ハードなコースというイメージができちゃうかもしれませんが、そんなことはありません。この前に(4月19日)アップしたミディアムクラスのレポでも書きましたが、いろんなレベルの方が楽しめる巾のひろいコースです。もしチャンスがあればぜひ遊びに行ってみてください。
あ、保険に入る必要がありますので、少なくとも走行の3日前には連絡を。
詳しくはこちら
http://hino-co.com
質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。
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発行責任者:近藤正之
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