2018.09.25
毎月25日はCMの裏側から「ブランドって何?」
■毎月25日はCMの裏側から「ブランドって何?」
ブランドっていう言葉から何をイメージしますか・・・
高級ファッション
高級な ナニか クルマとかそういうモノ
という感じではないでしょうか・・・。。
最近ではブランディングって言葉も
よく耳にするようになってきました。
ブランドって言葉は一般化していますけど
なんだかちょっと誤解されてるような気がします。
ウサン臭いイメージまであるようです。
(マーケティング用語ってどれもウサン臭く感じます、なぜだろう)
KRAZyの母体は KONDO design です。
広告やプロモーションの企画や商品開発などを
おこなっています。
CMやプロモーションの企画を考える際、
このブランドという考えが大切になることがあります。
広告にもいろんなタイプ(役割)があるので
すべての広告に必要というわけじゃないんですが
まぁまぁ重要です。
ブランドという概念をキチンと知っているか、
どうやったら表現にいれこむことができるか
それができるかどうかがとても重要になります。
ブランド、ブランディング、
この考えは70年代以降の一般的広告の常識からは
かなりズレているので、なかなか理解していただけません。
実はKONDO designではこのブランディングを
最も重要視して仕事をしています。
ブランド。この言葉を簡単にわかりやすく説明する必要があるときは
「日本語の 信頼 とか 信用 に近い考えです」って
勝手に決め込んで説明しています。
全く同じじゃないけど、かなり近い意味じゃないかと
企画する実践のなかから思いつきました。
(PLAYって言葉を日本語にうまく訳せないのと似ているのかなって。そもそもそういう概念が日本にないから訳せないンだと思います)
ブランド=信頼・信用 と考えるとかなり理解しやすいし、
「そりゃ重要だ」って実感してもらえるからです。
カタカナってなぜか実感しにくいところもあるし・・・。
でも信頼とか信用と考えると、商売には必ず必要で
とても重要!って感じますよね。
そう、ブランドって、信頼とか信用ととらえると
すごく分かりやすくなります。
ファッション業界がいち早くこの概念を
販売や制作に活用したので
ブランド=ファッションというイメージができ、
また高級な商品を販売する企業もすぐに活用したので
高級品という言葉とくっついちゃったみたい。
ブランド。これが確立している商品は、
全く同じ性能を持つライバルが現れても大丈夫なんです。
今までと同じか、それに近いレベルの
販売能力を持ち続けることができます。
売るために価格を下げたり、
あわてて必要以上の高性能を持った新商品を
開発する必要もありません。
Red Bullや Appleなどがわかりやすい例です。
Red Bullやモンスターは、日本メーカーが
新しいエナジードリンクを出してきても
値下げせずとも戦えています。
というか、むしろ日本の新しいエナジードリンクは
全く歯がたちません・・・。
「価格を下げて競争力を保つっていいことじゃん」
と思われますが、実はこれは
各社の価格競争になり、最後は価格勝負になり
海外の安い製品に負けて、ライバルもろとも
元々の全メーカーが倒れる、っていう事態を引き起こします・・・。
旦那様の会社やお父さんの会社がつぶれたら困りますよね。
ブランドって実はむかしから、日本でも実行されていました。
新しいことじゃないんです。
身近なことで例えると・・・
「スーパーが近くにできても、
今までと同じくらいのお客を確保している商店街の八百屋さん」
です。(あ、総菜屋さんでも 魚屋さんでもいいんだけど・・・)
「やっぱあの八百屋のじゃないとね」という信頼があるから
スーパーがその町にできてもお客が減りません。
その八百屋さんがブランドを持っているから
安さ勝負のスーパーに負けないわけです。
ね、ブランドって重要でしょ。
ブランドっていうのは「精神的な性能」とも言えるのだそうです。
イメージ的な性能ともいいます。
むずかしい言葉で言うと、情緒的価値ともいいます。
ひとはモノを買ったり選んだりするとき
性能という論理的な根拠だけではなく
好きとか嫌いとかの感情でも選んでいると考えられています。
友人を選ぶ時や、
人生の伴侶を選ぶときもすべて同じだそうです。
(その比率には違いがあると思いたいですが・・・)
ブランド、実は身近であり
誰もが実際に活用している考えみたいなんです。
A 知らせたい情報を発信する(チラシなど)
B とにかく目立って、話題の中心になるようにする(面白ろ広告)
C ブランドを築きあげる、信頼を築きあげる
↑こんな具合に、CMなどのプロモーションには
イロイロなタイプ(役割)があります。
価格の安さや新しいサービスを伝えるチラシ的なものから
Red Bullや、Monster Energy のようにメディアをあまり
使わないものまでいろいろなタイプがあります。
後者は主にブランドを築きあげることを目的にしています。
ブランドって重要なんです。
信頼とか信用ですから。
質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之
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