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2023.01.20

サイクリング ア ゴー ゴーVol.07/「オリンピックレガシーの残り香を求めて、東京・府中市のリバーサイドツーリングぢゃ」

0表紙マグロ
 
 

■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.07
「オリンピックレガシーの残り香を求めて、東京・府中市のリバーサイドツーリングぢゃ」
-20.Jan.2023- 

 相良さんことMr.チャガラさんのロード自転車のレポートです。この連載もこれでVol.07となりました。徐々に読者も増えてきたサイクリング ア ゴー ゴーです。今年もよろしくお願いします。
 そんななか「Mr.チャガラさんはロードでやせるンじゃないんですか?」という質問メールがちらほら・・・。本人はどう考えているのかわかりませんが、今回はライディングメインのレポートです!!少しは細くなったような気もします(気のせいかなぁ)。

 

 Mr.チャガラさん、実は以前自分が勤めていた会社の同僚。今は自転車のロードレースなどの仕事をされています。「そんな体型で!?」という声は聞こえてきますが、そうなんです!営業とかプロデューサーは体型関係ないみたいですね♪

 

 てなわけで、今年も毎月20日はこの連載の日です。では早速♫

 
 

河原1

 
 

■オリンピックレガシーの残り香を求めて、東京・府中市のリバーサイドツーリングぢゃ

 

 東京オリンピックがおこなわれたのは、まだ一昨年の夏のことです。へー!つい最近のことですね。もう何年も前のことのように思っていませんでしたか? 落語のまくら(演目に入る前の冒頭のあいさつのような、雑談のようなくだり)でこんな話を聞いて、そっか、オリンピックがあったのは年が明けてなければ去年だったのねと。先月もオリンピックで自転車競技ゴール付近の御殿場レポートをしておきながら、時間感覚が乱れています。今回は、スタート地点だった東京都府中市に自転車を車に積んで行ってきました。
 

1河原と橋

▲東京オリンピックでは、府中市内をパレードした自転車ロードレースの選手たちはこの是政橋から正式なレースをスタートして遠く富士スピードウェイまで走り抜けたのでした。手前のアスファルトは市民の憩いのサイクリングロード。

 

■多摩川沿いに整備されたサイクリングロードが快適でござる
 
 Mr.チャガラは昔この辺りに住んでいたことがある。だから、馴染み感も半端ないのですがこの多摩川沿いのサイクリングロードを「府中多摩川かぜのみち」と呼んでいるなんて、今回ネットで検索して初めて知ったのねん。厳密に言うとここはサイクリングロードではなく、歩行者優先道路。でも普通にロードレーサーやママチャリが疾走しています。その昔はここでよくインラインスケートをしておりました。この日は懐かしい府中のサイクリングロードを寒風の中走り、ヒートテック知らずの体ポカポカ、人間ホッカイロ化大作戦の展開です。

 

 2河原とキャンプ

▲ここら辺は昔はホームレスのテントがたくさん建っていたんぢゃ。今は整備が進み善良な市民のキャンプ的なくつろぎ場所なんだな。近くには無料の市営駐車場があるから、荷物をたっぷり持ってBBQもできる。平日昼間はここで解放された気分でリモートワークも夢ではない。時間がのんびり流れておる、コーヒーを沸かしておる。

 

■すれ違い人生、追い抜かれ人生、よりみち人生

 
 多摩川沿いのサイクリングロードでは、近所の人が運動のために自転車に乗っていたりします。そのため自転車に乗る人はある程度遠くまで行くと、Uターンをしてまた同じ道を逆方向に走ります。さっき自分を抜いていった人が、気が付くと前からやってきてすれ違うということもあります。ランナーも多いし、散歩をしている人もいます。オリンピックでスタート地点になった府中で安全に自転車に乗るなら府中郷土の森を拠点に多摩川沿いを走ることがおすすめです。急ぎ走りすぎたと思ったら少し立ち止まり寄り道するのも、生きていくことの意義そのものです。

 

休館だよ

▲郷土の森博物館はなんと休館日、オーマイガー!狼狽。成人式休日で休館日がずれたみたい。ここにはプラネタリウム、縄文土器、古い建物群、広い緑地、そしてこの時期は香りの素晴らしい蝋梅があります。隣には観光物産館があるので、ちょいと立ち寄ってみます。

 

ピアノ

▲観光物産館にはストリートピアノ。猫を踏んでいます。そして巨匠北島三郎さんは府中小唄のCDで盛り上げています。娘さんが府中在住という噂が前からありましたが、噂を裏付けるような展開です。

 

 あちこち消防車2

▲交通公園には懐かしい乗り物あり、信号機ありのジオラマ感覚な空間。昭和レトロブームの今、あまり知られていない昭和遺産。

 

D 51
▲蒸気機関車といえば、D51。力持ちのポーズ。ロードバイクは軽量化がされています

 

■多摩川沿いを走るとこの時期だけ強烈ないい匂いのただよう場所がある

 

 冬至から節分ごろまで咲く黄色い花が蝋梅(ろうばい)です。梅と書いてありますが梅ではありません。サイクリングロードを走ると、ある地点だけ超いい芳香がどこからともなく漂ってきます。それが郷土の森博物館にある蝋梅です。この日は休館日で園内に入れませんでしたが、柵のすぐ外から近寄ることができます。これは今だけの体験。

 

梅

 
ライドするチャガラ
▲香り良き蝋梅は後方のあたりに集まって咲いています。

 

■ロードバイクはセダンの後部座席に押し込められます

 

 荷室が高い軽自動車に前輪を外してロードバイクを積んで今まで移動していました。今回はセダンの後部座席に積みましたが、この時は前輪とチェーンがかかっている後輪も外して積み込みます。初めての後輪外し、後輪はめ戻しです。初体験の時は勝手がわからずかなり慌てますね。あれ?ギアはどこにはめ込むんだっけ、ちっともかみ合わないぞ、手が汚れてきた。こんなことを少し繰り返せばルーティン化してきっと普通に車輪の脱着ができるようになるんだろうなと思いますが、今回は汗、汗、汗。でも、一度成功体験があればもう無問題(広東語:モーマンタイ)。

 

積む

 
 

■サイクリングの楽しみには、食との出会いもあります

 

 拠点となっている郷土の森博物館の近くには大東京綜合卸売センター府中市場。ここは商店や飲食店の人たちが食材を買いに来るところですが、今では一般にも広く開放されていて、新鮮な食材を使った飲食店も増えています。多摩川からすぐ近くなのでここを訪ねるのも良し。3時ごろには完全にしまっているので午前中早めに行くことがおすすめです。

 
 

 キリン

▲ユーミンの「中央フリーウェイ」で歌われるビール工場はここ、市場のすぐ隣です。市場は魚、肉、野菜、乾物、輸入食材、飲料、調味料などなんでも揃います。

 

0表紙マグロ

▲鮪の卸商直営の鮪食堂。中落とぶつ切りが載った二色丼は税込み605円。まぐろ団子汁は信じられない満足感で、お代わりは150円。超うまし。この日の人間ホッカイロ化大作戦は、このまぐろ団子汁で大成功。

 

■東京オリンピック/ロードレース

 

オリンピック

 
 

 最後に2021年7月24日に行われた東京オリンピック男子自転車ロードレースの府中でレース直前に行われたパレードのシーンを収録したビデオをどうぞ。

 

https://youtu.be/dRPanViDVM4

 

 朝からこの場所を陣取りどんなパレードかなと思いきや、一瞬で駆け抜けていってしまった、世界クラスのサイレントスピードな行進でした。この頃はまだまだ自分でロードレーサーに乗る日が来るとは思っていなかった。ちなみに看板の喫茶店はタンノイの大型スピーカーやアルテックのすごいの(オーディオファンならわかる)やいろいろなスピーカーとともにマッキントッシュの真空管アンプもある、自転車とは関係ないけれどオーディオとコーヒーとモーニングのいいお店です。

 
 
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