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2023.03.20

サイクリング ア ゴー ゴーVol.09/「東京マラソンと同じ日、富士を駆けぬけたアスリートたち」

0表紙

 
 

■CYCLING A GO GO / サイクリング ア ゴーゴー Vol.09
「東京マラソンと同じ日、富士を駆けぬけたアスリートたち」
-20.Mar.2023- 

 相良さんことMr.チャガラさんのロード自転車のレポートです。

 

 Mr.チャガラさん、実は以前自分が勤めていた会社の同僚です。今は自転車のロードレースなどの仕事をされています。営業とかプロデューサーは体型関係ないみたいですね♪

 

 あ、今回はかぐや姫にもお会いしたようです(かぐや姫に会うんなら取材の手伝いに行ったのに!)。てなわけで毎月20日はこの連載の日です。では早速♫

 
 

1ライド選手

 
 

■2023年3月5日(日)晴れのち雨、一部雪

 

 富士山サイクルロードレースに今度の日曜日にチームメンバーが出場するから見に来ませんか?と国際女子自転車ロードレースチームのGMから連絡をもらい、Mr.チャガラは東京から自動車で朝早く富士市を目指して出発したのでした。前も一度このレースを見たことがあるので会場の雰囲気はわかっている。市内の中心通りを完全にクローズして周回レースをするクリテリウムという形式のレース。比較的フラットで高速な、ゴール寸前まで競い合う展開が予想されるレースで、観客はどのようなレース運びになっているかを目の前で理解できる、観戦にも非常に楽しいスペクテータースポーツ。そこで開催される富士クリテリウムチャンピオンシップは非常に興味深い。UCIコンチネンタル・チーム、JCLおよびJBCFのクラブ・チーム、JICF加盟校の選手のさまざまな自転車団体加盟の選手が集まり競うレースなのだ。

 
 

2富士山_そして雨
朝は富士山の姿が少し見えていた。でも最後の男子のレースの時には雨。帰りの山中湖あたりは雪!!

3マップ+公園モニター
ロードレースの周回コースは市内のメインストリートを封鎖して、両側にヘアピンカーブを設定しています。

4公園には色々
スタート・フィニッシュ地点の前は中央公園でテントやステージ大型モニター、ゆるキャラが会場をにぎにぎしています。

 

■High Ambitionの阿部花梨(あべかりん)選手にインタビュー
5選手顔

 
 

 国際女子自転車ロードレースチーム High Ambition(ハイアンビション)は、2019年に創設されたプロ化を目指す日本初のインターナショナル女子自転車チーム。UCI(国際自転車競技連盟)登録プロチームとなり、女子版ツール・ド・フランスへの参戦を目指しています。コロナ禍前の2019年には海外のUCIレースを含むいくつかの大会で優勝、上位入賞をはたしています。
阿部花梨選手はこのHigh Ambitionのメンバーであり、順天堂大学スポーツ健康科学部の4年生、そして自転車競技部の部員です。この日、富士クリテリウムチャンピオンシップではHigh Ambitionのユニフォームを着て出走した彼女は、前月2月26日(日)に行われた全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ最終戦 第17回明治神宮外苑大学クリテリウム 女子で見事1位に輝きました。そんなスプリント力にも期待のかかる彼女にインタビューをしました。

 

チャガラ: 先日の神宮外苑の優勝、おめでとうございました。KRAZyというサイトで自転車の面白さをお伝えしたいので、まずは阿部花梨さんの自転車競技へのきっかけを教えてください。
花梨: はい、ありがとうございます。父が趣味で自転車に乗っていて小学校4年生から一緒に乗りに行ってました。最初からロードバイクでした。
チャガラ: 最初からロードバイクとは英才教育ですね。競技にはどうやって入っていったのですか?
花梨: 中高陸上部だったんですが、高校3年からひとり部活でインターハイに出場しました。
チャガラ: ひとり部活でインターハイ?! もう少し教えてもらえますか。
花梨: 新潟出身なんですが、自転車競技を始めたくなって先生に相談したら一人でも部活が成立するひとり部活という制度があるということで、サポートをいただきました。インターハイに出るには地方大会を勝ち上がっていかなければなりません。それでやっと出場資格が得られます。
チャガラ: 高校3年で競技種目を変えていきなりインターハイ出場なんてすごいですね。
花梨: インターハイに出てみると1年生の時から競技をやっている人達との差を感じました。でも、インターハイ出場のおかげで大学入学の時は、インターハイ出場選手の応募枠で推薦入学ができて、競技を続けることができました。

 
 

6インタビュー
阿部花梨選手とMr.チャガラのインタビュー風景。気温はけっこう寒かったのよ。順天堂大学のチームカーをお借りしました、ありがとうございます。

 

チャガラ: 今度の4月からは大学を卒業して社会人ですが、どのような感じになりますか?
花梨: 4月からトレックジャパン(チャガラ注:自転車の人気ブランド)に就職します。販売の仕事をしながら、High Ambitionで選手を続けていきます。High Ambitionで達成したいことは全日本で優勝すること。もちろん、海外レースにも出ていきたいです。あと、東京オリンピックの自転車競技を見ても大人数のチーム戦が面白いので、自分もチーム戦をやっていきたいですね。
チャガラ: 最後に、これから自転車競技に興味ありそうな人に向けてメッセージを。
花梨: たとえば陸上や水泳で1位を目指すのは競技人口が非常に多いので大変だけれど、自転車競技ならまだまだやっている人が少ないから可能性あります。自分はそうやってきました。1位をとれるかもしれません、自転車はじめましょう

 
 
7レース

 
 

■女子自転車ロードレースでスーパースターも夢ではない!?

 

 日本の女子自転車ロードレース競技人口は世界と比べてまだまだ少なく、もっともっと広がっていけます。1チーム5・6人でチームを作り作戦を立ててライバルチームを出し抜き栄光を勝ち取るためには、まず日本国内にたくさんのライバルチームが登場しないことにはそんなレースをすることもできません。これから自転車競技を始めるひとにはベリー・ブルー・オーシャン競技かもしれませんね。阿部花梨選手と一緒に走る女子競技者が一人でも増えることを心から望んでいます。

 
 

8表彰と弱虫ペダル
この日阿部花梨選手は4位。実力ある選手も多いなかコーナーでは積極的にはいり、ほかの選手のアタックに警戒して先頭集団で走り切りました。直前の神宮外苑のレースで優勝したのでみんなからのマークもかなりあったはず。会場には各チームのサポートカーが。女子1位の小林あか里選手は弱虫ペダルサイクリングチームのメンバー。サイクリングを始めたきっかけに「弱虫ペダル」を見たからという人は結構います。Mr.チャガラも「弱虫ペダル」を見てサイクリング競技の面白さを勉強中、というか虜になっています。

 

9先導バイクの人
選手たちの先頭で後ろにカメラマンを載せてバイクを走らせる園田賢さん。KRAZyの皆さんには何も言わずにカッコよさが伝わりますね。自転車とオートバイの両方を自在に乗りこなす達人。YouTubeサイトは見ごたえあります。https://www.youtube.com/@sonokenstoolbox1028

 

10かぐや姫クイーン
表彰式の壇上にも登場していた、富士市かぐや姫クイーン。Mr.チャガラの顔半分やないか~。富士市はかぐや姫伝説発祥の地とされています。だから美しさは宇宙級です。

 

END
 

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