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2019.05.25

毎月25日は「CMの裏側から」 / レース車両に一般企業のロゴが入る時代に

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■毎月25日は「CMの裏側から」/ TOYOTAが本気でレースを活用するということとはどういう意味か?

 

TOYOTAがレースやスポーツドライブにちからを入れはじめました。将来、二輪スポーツの車体やウェアにTOYOTAのロゴが入る時代がくるかもしれません。

 

今年のコカコーラ鈴鹿8耐ロードレース(二輪耐久レース)に出場するヤマハのマシンが往年のTECH21のカラーで走ると話題になっています。がこれはあくまでも当時の車両のカラーを復活させただけで、本当にPRを行なうわけではないようです。でも近いうちにSHISEIDOの男性化粧品のロゴが車体に入リ、本当にPRにつかう時代がまたくるかもしれません。

 

KRAZyはKONDO designが母体となって活動しています。そのKONDO designの本業は広告企画や商品企画です。レース関係では、CABIN Hondaの広告企画とその制作、JT日本たばこ Seven Star の広告制作(これは企画はやってないですがビジュアルはモトクロス)をおこなっていました。CMも含めて広告の実態はあまり知られていません。でもそこから未来が見えたり、日本の現状の姿が見えたりします。そんなウラ側を毎月25の日にちょっと紹介します。あ、書ける範囲内ですけど(汗。

 
 

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■「将来、レース車体やウェアにTOYOTAのロゴが入るようになるかもしれません」

 

TOYOTAがレース活動を本気で行い、またそのイメージを本気で活用しようとしています。

 

その象徴的なできごとが、GR Supra の発表です。D1-GPというドリフトのイベントで、なおかつドリフト仕様の車両でSupraを世界に発表しました。これ、いろいろすごい事件です。

 

レースシーンで新型車を発表した。
・・・レースイメージを思い切りつかったってことです。「レース=危険」「レース=暴走」と一般的には思われているだろうから、TOYOTAはレースイメージがTOYOTAにつかないようににここまで経営してきました。危険、暴走というイメージがつくと、信用や信頼がなくなるからです。特に日本では今まで避けてきました。が、それを180度転換しました。

 

レースマシンという形で発表した。
・・・つまり実際に発売される車両とは違う車両ということです。お客間に約束する商品(販売するというのはそういう意味になります)とは違うモノを使って発表する、というのは異例です。例えるなら、新人アイドル歌手をどこかのロックバンドに入れてそのイメージでデビューさせる、という感じでしょうか・・・。話題になった後、本来の可憐なワンピで歌うJポップアイドルにもどすわけです・・・一般企業が新商品を発表する際、お客様に販売するモノとは違う内容で発表するというのはなかなかありません。柔軟というか・・・。今までのTOYOTAならちょっと考えられないやり方です。

 

Supraの名称はTOYOTA Supraじゃなく、正しくは GR Supra です。GRブランドの車両として販売されます。LEXUSについで3つめのブランドのGRブランドの旗手として世界に販売されます。
※最初に「将来TOYOTAのロゴがレースマシンに入るかも」と書いたのは実は間違いで、GRと入るのかもしれません。

 
 

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■「トヨタさんが使うならダイジョウブなんだろう。じゃ、ウチも・・・」

 

現代において、商品には「物理的な性能(便利性など)」と、「情緒的な性能(イメージ)」があり、ジャンルによっては情緒的性能がその商品の価値の半分以上をしめている場合もあると言われています。ファッションがそのわかりやすい例ですが、最近では四輪もその情緒的性能のほうが重要視されるジャンルになってきた、と言われています。欧米の四輪はずいぶん前からそれを意識しています。あ、世界で人気のアップルも同じです。

 

TOYOTAもついにその考えを本気で活用する方針をとった、というのがこのSupraの発表で明確になりました。ちょっと注目です。こういうのは二輪界にも影響があります。「レース=危険」「レース=暴走」という情報が減り、徐々にイメージが変わって行くからです。また、他の企業も「TOYOTAさんが使うくらいなんだから、危険とか暴走イメージはもう無いのだろう」と考え、レースイメージを活用するようになるかもしれません。化粧品のイメージ女性が女優からスポーツマンに、もう少し進めばレースをやっている女性アスリートになる可能性もあるというわけです。

 

実際、今若い女性にとっての憧れの女性はアスリートと変化してきているようです。見た目だけの女優さんより、何かを達成できちゃう女性のほうが憧れをいだきやすいですよね・・・。

 
 

■形のある商品から、体験する商品へ。所有欲から、感じる商品へ(美味しいとか楽しいとか)

 

カタチのある商品が生活や人生を幸せにはしません。が、体験は幸せを運ぶことがあります。食がわかりやすい例です。また、スポーツをやるのも観るのも体験です。そういう商品がこれから増えていくと考えられています。文化が深くなると、世の中の多くの方々の求めるものは(つまり商品は)こう変化するんだそうです。当然と言えば当然ですよね・・・。

 
 

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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@kondo-design.jp
KRAZyは情報の無料発信にこだわっています。発行責任者:近藤正之
KONDO design / 近藤正之
KONDO designは 広告企画と制作が主な仕事です。時には商品企画なども行ないます。Panasonic、TOYOTA、Suntory、Sapporo Beer、Asahi、ANA、としまえん、ミツカン、Loft、Monster Energy、日本生命、JT日本たばこ、クリニーク、コカ・コーラ社などを担当。工業デザインではヤマハ楽器+小室哲哉のオリジナルピアノのデザインも。
KRAZy(クレイジー)はグッズ販売によって活動資金を得ています。できるだけ広告収益の比率をさげるためです。広告業をなりわいとしているからこそ、広告出稿によるその影響力を知っています。できるだけレポート内容を自由に書けるようにするための工夫です。無料メディアでありながらも広告クライアントからの影響を受けたくないと考えています。

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