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2017.10.12

#35 石戸谷 蓮 JEC R3-R4 日高2DAYS ENDURO

プリント

 
 

#35石戸谷蓮選手からレースレポートがとどきました。
9月の日高2DAYSエンデューロ JEC R3-R4。ではさっそく

 

海外のオンタイムエンデューロレースは二日間に渡って開催されるのが通常なのですが、日本では一日で終わることも多くあります。その中でこの日高2daysは貴重な大会の一つです。

 

北海道の広大な大地を舞台とした会場で日本とは思えないようなロケーションを走ることのできるレース。大会スタッフの情熱により継続するこの大会が末長く走れることを心より望みます。

 

JECのレースフォーマットによりday1,day2が別々のラウンドとして計算され、ポイント加算も二日間の総合順位ではなく、それぞれのラウンド毎に計算されます。表彰については二日間の合計タイムで表彰される。

 

Day1:19位 ※ブレーキトラブルにより完走に切り替えてのライディング。
Day2:2位
総合:16位 ※初日のトラブルにより総合順位伸びず。

 
 

恐怖のDay1
 コースの下見は一切なくいきなりタイム計測。初めて走るコース、下見なしでのタイムアタックはかなりの恐怖がありました。特に林道を使ったEDテストはコーナーの角度や路面状況、距離感がわからないまま走ることになったので何度もオーバーランしてガケの向こう側にダイブしそうな瞬間が多くありました。

 

 そのためタイムはクラスで10位前後のものばかりで到底トップを狙えるものとは言えませんでした。マシンも身体も調子は良いのに結果がついてこない・・

 

 そんなジレンマを感じながら4本目のテストへ。この時に信じられないトラブルが発生。なんとリアブレー
キの根元を止めているネジが脱落してしまい高速林道で急にブレーキが使えない状態に。そのままでは一気にガケ落ちしてレースに復帰できない状態になってしまうためとっさに自ら倒れこみマシンと身体がガリガリしながらどうにかギリギリで止まることができました。フロントタイヤは宙ぶらりんでリアタイヤがかろうじて地面の上にある状態・・。

 

 ケガや大きな二次災害を出すことなく止まれたことに胸をなでおろし、そのあとのテストはブレーキが使えない悔しさを抱えたままday1を終了。

 
 

プリント

 
 

飛躍のDay2

 Day1悔しさを晴らすために下見可能なエクストリームテストを入念に下見。ライン取りから路面状況まで細かく見直してday2のエクストリームテストは全てトップタイム。

 

 そのほかのテストでも前日に集めた情報を集約してより高い集中で臨み朝一のクロステストでは2番時計でスタート。負けたくないという強い気持ちを持ち、前日に発揮できなかった力を爆発させるように一つ一つのテストに今まで以上の大きな集中を注いで上位のタイムをコンスタントに刻みタイム合計では3位。一つ上の選手が10秒のペナルティーを受けたため繰り上げで2位へ。

 

 この2daysでは過去最高と過去最低の両方を記録した自分の中では非常に思い出深いものとなりました。

 

 そして公道走行可能な車両でありながらこれほどのレーシングパフォーマンスを持つKTMの性能を改めて認識しました。特別なことは一切しておらずエンジンもサスペンションも純正。次回のSUGO2daysでも躍進を目指していきます。

 
 
 
 
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