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2023.02.05

BETA 2023 RR2T 125 / なぜ欧州の若手選手が125に乗るのか

125-3
 
 

■BETA 2023 RR2T 125 インプレ-05.Feb.2023- 

 ここはBETA RR2T 125 2023年型のインプレッションレポートになります。300は3日に、他の車両はこの後順次レポートします。

 

 RR2T 125は、2st125ccのエンデューロマシンです。非常に軽量でコンパクト、2スト小排気量にありがちなピーキーさは全くと言っていいほどありません。低い回転域からアクセルについてきます。2年ほど前、RR2T 125に1年ほど乗っていました。KRAZyではなく個人のバイクとしてです。サイコーに楽しかったです。でも一方で難しくもありました。

 

■スペック

 

排気量:124.8cc
重量:94.0kg(前回紹介したRR2T 300は103.5kg)
ホイールベース長:1477mm(RR2T 300は1482mm)
シート高:930
ボアxストローク:54×54.5mm
フーエルシステム:Keihin PWK36
始動:セル
オイルインジェクション
出力特性切り替えスイッチがついています。

 

価格:1,100,000円(税抜)+販売店までの輸送料12,000円(税抜)
※RR2T 125はナンバー登録が可能です。リーガルキットが付属します。 

 

先日紹介したRR2T 300に比べて10キロほど軽く、ホイルベースは5mmほど違います。この数字以上に軽く、またコンパクトに感じます。

 
 

125車体横
▲見た目はRR2T 300(前回のレポート)と変わりはないのですが、またがるだけで違いがわかります。とにかくコンパクト!動けばよりそれを感じることができます。数値以上に違います。

 

■石戸谷 蓮選手のインプレッション

 

「RR2T125は軽くコンパクトです!

そして、

エンジンは元気があり、車体を振り回して楽しめる車体です。ただし低い回転時ではトルクは薄いです。以前の2stに比べればかなりある方ですが」

 
 

125-ライディング2
▲このRR2T125もパワーモード切り替えが可能です。コンドーはSTDモードが好きでした。トルク重視モード(雨でぬかるんだスリッピーな路面用)は、回転がかなり下がった際に一瞬アクセルについてこないようです。STDモードの方が低い回転域では自然のように感じました。

 

■2stの中では一番好きかも。とにかく楽しい!

 

 インプレッションとは「印象」とか「感想」と言う意味だそうです。つまり性能評価ではないと自分は考えています。

 

 そう言う意味での感想を言わせてもらうなら、2ストの中ではこの125が一番好きになりました。レースで成績が上がるかどうか?と言われたらわかりません、多分300や200がいいのかも。とにかく自在に振り回せて楽しいんです、乗ってて。

 

 しかし、難しい面もあるように感じます。キチンとハードにブレーキングし、キチンとアクセルを開ける。メリハリのあるライディングをしないと思うようには走らない。アクセルのパーシャル時間が長いのは禁物なのかも。スキルアップを目指す10代の若い選手にこの車両をすすめるのは、ライディングの基本スキルを身につけるためのようです。

 

■スキルアップにも

 

 将来レースでより上位を目指す、もしくは上級者を目指すなどスキルアップが目的なら、あえてこの125に1年か2年乗ってみる選択もありかも・・・。JNCCで活躍している中学生の渡辺K太選手(裕之選手の息子さん)は今年このRR2T 125なのかな。

 

■オイルインジェクション

 

 オイルインジェクションとは、ガソリンに燃焼用オイルを混ぜる必要のないシステムのことです。国産の公道用バイクのようにオイルタンクにオイルを入れておくだけでOK。2ストレースマシンやエンデューロマシンは一般にガソリンに燃焼用オイルを混ぜてガスタンクに入れる必要がありますが、この手間がありません。

 

■次はRR2T 200のインプレッションレポートになります。

 

 次回は200、そして250。その後4ストの390(これもかなり気に入りました!!)、350(これのモタード車両を製作されている方が!)のレポートに。

 

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