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2023.02.03

BETA 2023 RR2T 300 / 300が人気なわけ

300車体
 
 

■BETA 2023 RR2T 300 インプレ-03.Feb.2023- 

 ここはBETA RR2T 300 2023年型のインプレッションレポートになります。この後順次他の車両のレポートもアップします。

 

 BETA/ベータはイタリアのメーカー、トライアルマシンやエンデューロマシンで世界的に有名です。エンデューロではワールドチャンピオンも獲得しています。その実力と経験を活用し現在の車両を造り上げてきました。その中でも最も人気な車両のひとつがこのRR2T 300です。

 

 RR2T 300は、2st300ccのエンデューロマシンです。軽量コンパクト、ゆっくりも走りますし、難所も得意。パワーの必要な角度のある長いヒルクライムもかなり得意、とエンデューロ初心者から上級者まで幅広く納得させる車両です。人気の秘密はここにあると思います。

 

■スペック

 

排気量:292.6cc
重量:103.5kg
ホイールベース長:1482mm
シート高:930
ボアxストローク:73×69.9mm
フーエルシステム:Keihin PWK36
始動:セル
オイルインジェクション
出力特性切り替えスイッチがついています。

 

価格:1,190,000円(税抜)+販売店までの輸送料12,000円(税抜)
※RR2T 300はナンバー登録ができません。「RR2Tはナンバー登録ができない」とここに書いてあったんですが間違いです。他の車両は取得可能で。取得できないのはこの300のみです。訂正させていただきます! 

 

ライバルであるKTM、GASGAS、Husqvernaと数値的に比べた場合、大きく違うのがシート高です。KTM他は960mm、RR2Tは930mm、と30mm低いです。

 
 

300車体
昨年と大きく変わったエクステリアデザイン。スタイリッシュでストリートも似合う?

 

■石戸谷 蓮選手のインプレッション

 

「僕自身がerzbergrodeo※でも実践投入しているマシンがこれ。その高い走破力とエンジンの堅牢性、耐久力は間違いなくクラストップクオリティです。優れたエンジントルクを持ち、250cc以上に粘るエンジンにより、不規則な路面が連続するオフロード走行において大きなアドバンテージを得ることができる。」

 
「パワーがあるためバイクに慣れないうちは戸惑うかもしれないが、絶対的なパワーがあることからどんな過酷な状況においてもパワー不足を感じる事はない。」

 

※erzbergrodeo:通称エルズベルグ。世界一過酷なハードエンデューロと呼ばれるレース。毎年オーストリアのエルズベルグで開催されます。石戸谷選手も参戦中。四国で石戸谷選手が開催しているシコクベルグ、神奈川のケゴンのケゴンベルグはここからとった名前。

 
 

300車体
▲「パワーモード切り替え」は自分でもはっきり体感できるほど効果があります。STDかトルク重視かは状況と好みによるかもしれないです。byコンドー

 

■ハードエンデューロでベータが人気なわけ

 

 軽い。乗った感じが非常にコンパクトに感じ小回りがきく。低い回転域でのトルク出力が柔らかくトラクションが良い。そのため難所が得意。比較的多くの販売店がある。などが理由かもしれません。

 

 個人的には「速度ゼロ、またはそれに近い速度での(スタック時や難所)性能が高い」と以前は感じていました。他のベータ車両も同じ印象でした。これってすごく大切な性能かなぁと思っています。ハードエンデューロじゃなくても、走っている時はあまり疲れないし困ってもいない。でも難所や何かで止めてしまうと体力を使うし、なにしろ動いてない車両は100キロの物体です。あくまでもコンドーの個人的な感想(インプレッション)ですけど。

 

■オイルインジェクション

 

オイルインジェクションとは、ガソリンに燃焼用オイルを混ぜる必要のないシステムのことです。国産の公道用バイクのようにオイルタンクにオイルを入れておくだけでOK。2ストレースマシンやエンデューロマシンは一般にガソリンに燃焼用オイルを混ぜてガスタンクに入れる必要がありますが、この手間がない。意外とありがたいんですよ〜。

 

■次はRR2T 125のインプレッションレポートになります。

 

 個人的にはこの2st125の「RR2T 125」が2番目に好きになった車両でした。エンデューロやクロスカントリーのレースで速いのかどうかはわかりませんが、とにかく乗っていて楽しい!面白い!!と感じました。ちなみに、出力特性切り替えスイッチはRR2T 125に限ってはスタンダードのままが好きかも♫(実は数年前もこのRR2T 125に乗っていました。全然自分のバイクにはできなかったけど、でも楽しかったなぁ)

 

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