2023.02.11
BETA 2023 RR4T 350 / パンチの効いたマシン
■BETA 2023 RR4T 350 インプレ-11.Feb.2023-
ここはBETA RR4T 350 2023年型のインプレッションレポートになります。2ストローク車は他のレポートをご覧ください。RR4Tは4ストロークシリーズを指します。
RR4T 350は、4ストローク350ccのエンデューロマシンです。ベータには4種の4ストローク車両があります。この350に昨日紹介した390、そして430と480があります。それぞれ明確な個性があります。
■スペック
排気量:349.1cc
重量:107.0kg
ホイールベース長:1490mm
シート高:940mm
ボアxストローク:88mmx57.4mm
始動:セル
出力特性切り替え、トラクションコントロール機能付き
価格:1,280,000円(税抜)+販売店までの輸送料12,000円(税抜)
※350のナンバー登録には排出ガス試験成績表が必要です(別途費用)。予備検査取得後の納品も可能です(別途費用)。
この350は4ストロークシリーズの中では最も排気量の小さなマシンです。
▲RR4T 350。350ccながら390との価格差は2万円。430でも4万。ならばお得感のある390や430や480がいい?とはなりません。この350は排気量が小さいながら強い個性があります。
■石戸谷 蓮選手のインプレッション
「4st250の軽さを持ちつつ、そこに100ccのパワーを加えた車両。
4st250の軽快さと4st450のパワーを兼ね備えたマシンです。」
■250の軽さに350のトルク
250の車両の軽さとハンドリングの軽快さに350のトルクを加えたのがこのRR4T 350です。アグレッシブな性格です。390とは排気量は近いのですがかなり性格が異なります。
390の柔らかなトルク出力で車体を前に運ぶのとは違い、パンチのある出力+軽い車体、というタイプ。トラクションコントロールはかなり効果的、自分レベルでは不自然さは全く感じませんでした。
RR4T350でモタード仕様を制作中の方が関東にいらっしゃるようです。これは公道仕様になる可能性も。完成次第に試乗させていただくことになっています。3月か4月にはなんとかレポートしたいなぁと思っています。
■トラクションコントロールと出力特性切り替え
2023型は全ての4Tモデルにトラクションコントロールが搭載されています。その効果は誰でも感じることができると思います。また不自然さも自分は感じませんでした。ナチュラルです。操作は燃料タンクの前方にあるパネルで行います。操作が可能です。
また2つの出力特性が選べます(ハード、またはソフト)。トラクションコントロールはON/OFFが選べますから合わせて4つのパターンから走りの特性をセレクトできます。
■350も公道仕様やストリートモタード仕様も
元気のあるアグレッシブな車両ですが、4ストの扱いやすさもあるので公道でもその性能を発揮するかもしれません。特にモタード仕様はじゃじゃ馬仕様となって楽しいかも。リッターマシンキラーになれそうです。
■RR4T 430、RR4T 480
RR4Tには430と480が他にあります。
RR4T 430は350のより攻撃的なタイプ。石戸谷蓮選手がこの430で戦っています。
RR4T 480はロングストロークによって溢れるほど豊かなトルクを発生。和泉拓選手がこの480でハードエンデューロを戦っています。
価格はそれぞれ価格:1,320,000円(税抜)+販売店までの輸送料12,000円(税抜)、価格:1,340,000円(税抜)+販売店までの輸送料12,000円(税抜)。※350のナンバー登録には排出ガス試験成績表が必要です(別途費用)。予備検査取得後の納品も可能です(別途費用)。
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質問ご意などお気軽にこのアドレスへ→ kondo@krazy-web.com
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